見出し画像

「モンテ・クリスト伯」をフランス語で読み始めたら一行目だけでメチャクチャ楽しめた😂

どうも、今年1月に「今年は中国語学習に集中します!><」と宣言したけど既にその誓いが軽く崩壊しております、私です😇

誓いが崩壊した過程についてはまた別途記事を書くつもりですが、本日は誓いの崩壊直後からまた派手に新しいことをやらかし始めたのでそのお話です😂

「巌窟王」を原書で読もう!

小学校高学年の頃、私が一時的にハマっていた小説がありました。子供向けに編集された「巌窟王」です。「モンテ・クリスト伯」とも言われている、というか多分そっちの方が正式名称と思われます😂

アレクサンドル・デュマが書いたフランス文学(?)です。

主人公が無実の罪で投獄されたものの、脱獄して自分を陥れた人間に復讐して回るといういかにも私が好きそうなお話です。ていうかワイ小学生の頃からそんなもん読んでたのか😇・・・・

当時の私は時代背景もヨーロッパのこともなんも分かっていませんでした。主人公が牢屋に入ってる間は登場人物が少なめで話についていけていたのですが、脱獄するなり登場人物が猛烈に増えて全く話についていけなかった記憶があります。登場人物を紙に書き出しながら読んだら余裕で100人超えてたような。

で、何故かは知りませんが私は数年前からこの懐かしの「巌窟王」を今度は子供向けの編集版ではなく普通の大人向け版を、しかもフランス語の原典で読みたいという謎の渇望を抱いておりました😂

本自体はKindleでタダでダウンロード出来る↑のでとっくのとうに入手していたのですが、問題はその膨大なボリュームです。4冊セットでページ数は合計1200ページ以上と思われる大作。その上、私のフランス語力は完全に素人レベルです。

そんなわけでいつかもうちょっとフランス語が出来るようになったら読みたいかなぁ、とか思ってたんですが、昨日あたりに突然

「オマエnoteではさっさと実践に突っ込めってさんざん人に言ってるじゃねぇかよぉ😇」

と心の中から煽るような声が聞こえてきたので

「なんだとぉ、じゃぁ今日から読んでやんよ😇」

とか言いながら本当に今日(2026年5月16日ここ書いてる時間現在)読み始めてしまいました🤣

辞書と文法書とグーグル検索をひっくり返しながら亀の歩みで読んでくつもりなので、多分読み終わるのに10年くらいかかりますがまぁいいでしょう😂

英語で例えると多分英検4級か3級くらいの実力しかない状態でシャーロックホームズの原作を全巻読破しに行ってるみたいなノリです😇

タイトルと1行目読むだけで1時間かかったけど超楽しかった🤣

さて、章題のとおりですがタイトルと1行目読むだけで1時間かもっとかかかりました🤣

まず、タイトルです。

Le comte de Monte-Cristo, Tome I

Monte-Cristoは人の名前で、「モンテ・クリスト」です。Tomeは仏英辞書を引いたら「Volume」とありましたので、Tome Iは「1巻」という意味でしょう。

で、問題はLe comteです。仏英辞書を引いたら英語で「count」と出てきました。countの意味が分からなかったので今度は英英辞書を引きます😂

そしたら今度は「earlと同じ」と来ます。これも分からないのでまた英英を引きます。なんだこのたらい回し感😇 

何はともあれ今度はearlを調べてみたら、

nobleman, ranking next below marquis

と出てきました。要するに貴族なんだな😇 で、marquisってなんだよと思ったのでまた辞書を引いたら

「dukeの下の貴族」

って出てきます。dukeってなんだよと思ってまた英英を引くと、

「princeの下の貴族」

と出てきます。何となく予想はつきましたが、一応princeも引くと、

「KingとQueenの息子または孫(男)」

というわけで、貴族の格付けはDuke→Marquis→Countということで、一見落着。

これ調べるだけでだいぶかかりました😇

で、これが全体のタイトルです。その次に最初の章題が出てきます。

Marseille.-L'arrivée

Marseilleは地名でマルセイユ。2つ目のL'arrivéeは「The arrival」、要するに「到着」みたいな意味です。これは5秒で分かった😂

次に出てきた最初の一文がこれ↓です。

Le 24 février 1815, la vigie de Notre-Dame de la Garde signala le trois-mâts le Pharaon, venant de Smyrne, Trieste et Naples.

さぁ、最初から山盛りです🤣

分からないこと一覧

・数字の読み方
・日付の言い方
・固有名詞
・普通の単語
・文法

ハッハッハ🤣

というわけで、まずは手持ちの教科書で24と1815の読み方、あと日付の場合に何か決まりがあるのか等を調べてノートに書き出しました😇

日付は1日のみ序数(Le premier、英語で言うthe first)になり、2日以降はLe+基数(フツーの数字)でおk。

Le 24 février 1815の読み方はおそらく
Le vingt-quatre février mille huit cent quinze

とりあえずこれで「24、1000、8、100、15」あたりの数字を覚えました😂

次に「la vigie」ですが、これは仏英辞書で引いたら「look-out」となっていました。なんのこっちゃと思って英英を引いたら意味が5個くらい載っていたのですが、多分守衛とかガードマンとかそんなんだと思われます。

その後の「Notre-Dame de la Garde 」はググったらマルセイユを象徴する教会だそうです。

地中海が一望できる!

signalaは動詞なのでいっぺん飛ばして、次のle trois-mâtsを調べてみます。

船だね!

辞書によると、マストが3つついてる船↑の模様です。

先ほど飛ばしたsignalaは動詞signalerの単純過去形で、意味は「to indicate,to report, to announce」と書いてありました。要は報告したとか知らせたとかそんな意味のようです。

「Notre-Dame de la Gardeの守衛が↑の形した船、Pharaon号の到着を報告した」みたいな意味になりましょうか。到着に該当する語が文中にないのですが、↑のスクリーンショットでは教会から海がよく見えてますから、守衛が水平線の向こうから現れたPharaon号を見つけて「帰って来たどー!」みたいなことを言っていたに違いありません😇 章題も「到着」でしたし(てきとう)。

さて、le Pharaonの後ろにコンマを経由して繋がっている「venant de」は「coming from」と同じような意味で、Pharaon号について説明している模様です。この間たまたま発見した英語の分詞構文的なやつのようです。

で、このPharaon号がどこから来たかと言うと、「Smyrne, TriesteとNaples」の3つです。全部ググったところ、トルコのイズミル、イタリアのトリエステとナポリのことでした。で、この3つを経由してマルセイユに戻ってきたと。

矢印がちょっと見づらい色になっちゃったけどきっとこんな感じ。
青い丸は右から順にイズミル、トリエステ、ナポリ、マルセイユ。
あんま意識したことなかったけど、こうしてみるとトルコとイタリアってめっちゃ近いのね。

そんな感じで、最初の1文だけで丘の上にあるゴージャスな教会から地中海を一望してイケてる感じの船がナポリの方から帰ってくるのを発見するという中々いい感じの絵面がイメージできます。

↑でも地図を貼りましたが、地名を調べて航海ルートで点つなぎして遊んだりしてたらあっという間に1時間過ぎました😂

で、そんなことをしていたら「Duke→Marquis→Count」という階級順だけでなく、Notre-Dame de la Garde(教会)やle trois-mâts(Pharaon号)のイメージ、Smyrne, Trieste, Naples, およびMarseilleの場所まできれいに頭の中に収まって、いつの間にか↓の一文が日付も含めて自分で全部ゼロから書けるようになっていました🤣

Le 24 février 1815, la vigie de Notre-Dame de la Garde signala le trois-mâts le Pharaon, venant de Smyrne, Trieste et Naples.

調べることばっかりで話が全然進まない、こんな様ではすぐに退屈で挫折してしまう、と危惧する方もいるかもしれませんが、

ぶっちゃけ超楽しかった🤣

です😇

まとめ

最初の一文だけでこんな時間と手間暇かけてたら永遠に終わらなそうな気がしますが、逆です。先が長いからこそ、序盤で背景知識を集められるだけ集めておくのです😂

時代背景や地理、その場の情景やら登場人物やらについて色々知っておくことは先々色々推測する材料になりますから、これはあとあと調べずに分かることを増やすための種まきみたいなものです。脳内に強固なフランス語情報空間を構築しようという試みでもあります。

あと、数字と単純過去、分詞構文みたいなのをいっぱいゲットできたのも美味しいです😂 数字はどこにでも出てきますし、その他の表現も小説の中では頻出と思われますから序盤で押さえておけるのはありがたいです。

しかし、私主人公のダンテスが獄中で別室のファリア神父と知り合って脱獄のために一緒に色々やるあたりが好きなんですが、このペースだと獄中どころか逮捕される場面にたどり着くまで余裕で1年以上かかりそうです😂・・・

なお、メンバーシップ記事↑でノートの中身を3ページくらい公開しています😀

いいなと思ったら応援しよう!

Chi 気が向いたらよろしくお願いいたします。いただいたチップは生活費や洋書の購入に充てさせていただきます🙌