転機に気付け!風に乗れ!Vol.6 ドイツステイ第二弾での学び~「今を楽しむ!」
少し脱線したが、ここからは、マークからプレゼントされたエアチケットで行ったドイツステイ第二弾のお話。
このステイは、わたしの今を創造した大きなキッカケとなった。
12月の最終週の日曜日、巨大なフランクフルト空港に着いた。
夜遅くに着いたわたしをマークとその姉のカーラが迎えに来てくれていた。
マークの家はケルン郊外の小さな町レムシャイドにある。
途中ケルンの大聖堂を通り過ぎた。
初めてこの大聖堂を見た時の感動を思い出し、二回目の感動をした。
あんなに心が震えるほどの感動も、時間とともに忘れていた。
でももう一度それを思い出した瞬間だった。
人はすぐに忘れる。
だからこそ、閉じこもっていないで、体験し心を揺さぶる。
そうすることで感性の振り子がちゃんと動く。
マークのお父さん、お母さんが出迎えてくれて、大きな身体でハグしてくれた。
「まずは、ゆっくりと休みなさい。」とキレイに片付けられたゲストルームに案内してもらった。
ここにまたやって来た。
デジャブのような不思議な感覚。
何かを見つけるステイにしたい。
心の中で誓った。
このドイツステイでも、わたしにとってたくさんの刺激があった。
そして、新しい人生の見方が備わった。
マークは歯科衛生士、カーラは看護師、マークのパパはガソリンスタンド経営、その他、建築家や体操教室の運営者の友だちと日常を共にする中で、どんどん新しい概念が入ってきた。
わたしの出会ったドイツ人たちは、家族や仲間を大切にしていた。
クリスマスイブは家族と過ごし、共に幸せであることに感謝してお祈りをする日。
だから、その日は都市のお店は、ほぼ午後から全てクローズ。
ニューイヤーイブは大切な人たちと過ごし、happy new year!でハグし合う。
日常は、毎日のアフターファイブを楽しみ、有意義な自分のための時間。残業なんてない。
毎日、友だちとクラブへ行ったり、カフェやバーで語ったり、夜の街を散歩したり、わたしにとって毎日はキラキラした日々だった。
ある日、マークに聞いてみた。
「みんな明日も朝から仕事なのに、こんなに遅くまで遊んでて、大丈夫?」
するとマークは「明日のことを気にして、今を楽しまないなんて、ナンセンスさ!」
今を楽しむ!
そう、この出来そうで、出来ていないのがこの感覚だ。
多くの日本人は、先の心配をして、手を打つために、何をするかを選択する。
また、過去の過ちを悔やみ、また失敗しないように今の行動を決めている。
わたしが出会ったドイツ人はこれとは違っていた。
例えば、マークはこんな話をしてくれた。
「歯科衛生士という仕事と今の人生は楽しんでいる。でもさらに、将来、父のように家族との時間をたくさん持てる状態にするには、歯科クリニックの店舗付き住宅に住みながら経営出来るとすごく幸せだと思う。
そのための歯科医になるための勉強を通信教育でしているんだ。」
一緒にアフターファイブを楽しんでいた仲間のマルクスという、建築家のたまごの話も面白っかった。
「僕は今住んでるところは、超高級アパートメントのモデルルームになってるペントハウスの部屋なんだ。その部屋の管理人として住んでる。プライバシー的には、ちょっとデメリットだけど、一流の建築家になるためには、一流の建物を知らないとと思ってたら、高級アパートメントの管理会社の就職先を見つけて、この仕事に就いたんだ。
今住んでるところが売れたら、また別の部屋に管理人として、引っ越さないといけないけど、僕にとっては、いろいろな物件を体験出来るし、お客さんが内覧に来る時と、部屋の掃除以外の時間は、しっかり勉強をする時間が取れるから、こんなに好都合な仕事と住処はないよね。それに今の自分じゃあんな高級な部屋住めないしね。普通なら、、、。ラッキーだったよ。」
これら二人の話は、わたしが言う多くの日本人の選択とは大きく違う。
よく日本人がやってしまいがちな行動パターンとして、先を心配して手を打つとか安定を求めるための選択をするというのは、うまくいかないことが前提にあり、そのために今の行動を決めることになる。
マークやマルクスの場合は、今の幸せを噛み締めつつも、さらに自分の人生を発展させるために今の行動を決めている。
人は今しか感知出来ないのに、今が楽しめなかったり、
心配や懐疑心に満たされた心で何かをやってるなら、生きるっていうこと自体が苦しみになってしまう。
マークのファミリーや友だちとの出会いと、共に過ごした日々は、わたしのその後の人生の方向性を変えるキーとなった。
マークの姉のカーラはナースをしていた。ドイツは医療先進国。
カーラはその中で看護師としての仕事に誇りを持っていた。
そして彼女がその時点で決めてたことは、半年後にニュージーランドに行くこと。
ドイツでの看護経験を大好きな国で活かしたいと彼女は言っていた。
志しと使命感を彼女はハッキリと発言できる素敵な女性だ。
ただなんとなく皆んなの就活に合わせて自分も就活をはじめ、
なんとなく好きそうな職種を選び、
雰囲気だけで就職先を決めたわたしとは大違いだ。
マークとカーラのパパはガソリンスダンドの経営者だ。
当時、日本ではセルフのスタンドは見たことなかったが、欧米ではセルフしかない。
だから、ガスステーションを構えていれば、ほとんど人も雇わず、自動販売機のようにお金を落としてもらえるシステムだ。
マークのパパ、ママは本当に24時間自由で、老後の心配もなく、豊かな心で子どもたちをおおらかに見守っていた。
彼らにとって一番大切なことは健康管理。
幸せな人生を出来るだけ永く送るためには健康であり続けることが第1の要素なのだ。
二人は、国営のジムは月500円でいつでも行けるからとほぼ毎日、午前中は出かけていた。
ドイツでお世話になった家族や友達たちの共通点は、人生の豊かさを謳歌し、それに感謝し、未来を明るいもので満たすためのチョイスで、今を楽しんでいる。
私は、そうありたいと強く思った。
2回目のドイツ滞在で、人生に対して全く違う考え方が出来た。
というよりこれは、子どもの時の思考パターンに戻してもらえたのかも知れない。
子どもの思考パターンこそ、一生大切に持つべきものなのだ。
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