Visaとオリコが見ている未来。「ステーブルコイン」は投資ではなく、お金のインフラになろうとしている。
「暗号資産って投資でしょ?」
そう思っている人は、
まだ多いかもしれません。
でも今、世界では
少しずつ違う景色が見え始めています。
昨日(7/27)、
日本経済新聞の特集で、
Visaとオリエントコーポレーション(オリコ)が「ステーブルコイン連動カード」について語る記事が公開されました。
そこには、
まだまだ多くの方が知らないところで、
思っている以上に
大きく変化している内容が書かれていました。
さらに、その記事を見て、
Slashの代表である
佐藤伸介さん(以下、伸介さん)が、
Xで投稿されていた内容も、
とても印象的でした。
国はどこを見ているのか?
ここ数年、日本では、
・金融庁がステーブルコインの制度整備を進める
・国内でUSDCの取り扱いが始まる
・メガバンクが独自の取り組みを進める
・WebXなどで政府や金融機関が未来の金融について議論する
など、
「安心して使える新しいお金の仕組み」を
整える動きが続いています。
ここで言うステーブルコインとは、
米ドルや円などの法定通貨(国が発行するお金)と価値が連動するデジタルのお金(デジタル円やデジタルドル)のことです。
例えばUSDCは、
基本的に
1USDC≒1米ドルとなるよう設計されています。
ビットコインのように
価格が大きく変動する資産とは役割が違い、
「使うためのお金」
として期待されています。
つまり国が目指しているのは、
「暗号資産を流行らせること」
ではなく、
安心して使える
新しい金融インフラを整えることなのです。
Visaはどこを見ているのか?
今回の記事の中で一番印象的だったのは、
Visaがステーブルコインを
「投資対象」ではなく、「決済インフラ」
として語っていることです。
ここで言う決済インフラとは、
僕たちがお金を支払うための
土台となる仕組みのことです。
コンビニでカードやスマホをかざして支払いができるのも、この決済インフラがあるからです。
つまりVisaは、
「将来はステーブルコインも、
カードと同じように当たり前に使われる世界」
を見ています。
今のお金には、
どんな課題があるの?
Visaは記事の中で、
現在の海外送金には、
・着金まで数日〜1週間かかることがある
・送金手数料が高くなる場合がある
という課題があると説明しています。
一方、ステーブルコインは、
ブロックチェーン
という技術を使うことで、
24時間365日、
世界中へ
比較的早く送金できる可能性があります。
ブロックチェーンとは、
世界中で同じ取引記録を
共有するデジタル台帳
のようなものです。
銀行の営業時間に左右されず、
多くの処理を自動で行えることが特徴です。
つまりVisaは、
「今ある金融を否定する」のではなく、
もっと便利にできる部分を、
新しい技術で補っていこう!
という未来を見ているのだと感じました。
オリコはどこを見ているのか?
オリコが注目しているのは、
企業のお金の流れです。
例えば、お店で
カード決済が行われても、
売上金が実際に入金されるまで
時間がかかることがあります。
その間は、
「売上はあるのに手元のお金が少ない」
という状態になります。
これを
キャッシュフロー
と言います。
キャッシュフローとは、
お金が入ったり出たりする、
お金の流れのことです。
オリコは、
売上金が
もっと早く受け取れるようになれば、
企業の資金繰りが
改善すると考えています。
つまり、
ステーブルコインは
単なる支払い方法ではなく、
企業経営そのものを変える
可能性があると見ているのです。
そして、
Slashはどこにいるのか?
ここが今回、
一番面白いと感じた部分です。
記事では、
Visaとオリコが語る未来の
実際の実装例として、
Slash Cardが紹介されています。
今のSlash Cardは、
USDCを使って
Visa加盟店で支払いができるカードです。
でも、伸介さんの投稿を読むと、
本当に作ろうとしているものは、
カードそのものではないことが分かります!
Slashが
作ろうとしているのは「橋」
Visaの記事には、
こんな言葉がありました。
「ステーブルコインとカードとの統合は既存金融システムとの懸け橋」
そして伸介さんは、この言葉を引用しながら、
「ステーブルコインの社会実装は、この『懸け橋』をどう作るかにかかっています。」
と投稿されています。
僕は、
この言葉が一番印象に残りました。
「橋」とは、どういう意味?
分かりやすく例えるなら、、、
今までは島が二つありました。
一つは、
銀行やカード会社がある島。
もう一つは、
ブロックチェーンやステーブルコインがある島。
今までは、
この二つの島を行き来する橋がありませんでした。
だから便利な技術があっても、
日常生活では使いづらかったのです。
そこで今、
その二つの島を繋ぐ橋を作ろうとしている。
Visaは橋を必要としている。
オリコも橋を必要としている。
そしてSlashは、
その橋を作る技術を開発(提供)している。
そんな構図が見えてきます。
実はUSDCだけの話ではない
伸介さんは投稿の中で、
今はUSDCを使っているものの、
Slashの技術や特許は、
USDCだけに限定されていない
と説明しています。
将来的には、
さまざまなRWA(Real World Assets)も
既存の決済ネットワークへ接続できる設計だそうです。
RWAとは、
不動産・株式・債券・金など、現実世界にある資産を「デジタル化」し、ブロックチェーン上で扱えるようにしたものです。
つまり、
今見えているカードは入口にすぎません。
本当に作ろうとしているのは、
デジタル資産を
現実の経済活動へ繋ぐ金融インフラなのです。
僕たちは今、どこにいるのか
昔、
「インターネットで買い物なんて怖い。」
そう言われていた時代がありました。
でも今では、
ネット通販は当たり前です。
きっとステーブルコインも、
同じような道を歩むのだと思います。
最初は一部の人だけが使い、
やがて多くの人が、
「ステーブルコインを使っている」
ことすら意識しなくなる。
Visaも記事の中で、
利用者は技術を意識せず使う時代になると話しています。
そう考えると、今はまさに、
その入口に立っているのだと思います。
参考記事・参考投稿
今回の記事は、
下記の記事と投稿を参考に、
僕なりの視点でまとめました。
📖 日本経済新聞 特集
Visaとオリコが目指す次世代決済インフラ
『ステーブルコイン連動カード』が変える法人決済の未来
📝 Slash代表 佐藤伸介さん X投稿
日経のVisa特集で、Visaとオリコが「ステーブルコイン連動カード」の現在地と法人決済への可能性を語り、Slash Cardを国内の実装例として紹介していただきました。https://t.co/ieizOnzJ68…
— SHIN (@0xShin0310) July 28, 2026
🌱 ちびじゅんのひとこと
先ほども記載しましたが、
昔は、
「インターネットで買い物なんて怖い。」
と言われていました。
でも今では、
それが当たり前の時代になりました。
きっと、
ステーブルコインも同じです。
今はまだ、
「難しそう。」
「本当に使うようになるの?」
と思う人が多いかもしれません。
でも、
今回の記事を読んで感じたのは、
国はルールを整え、
Visaは世界中の決済ネットワークを整え、
オリコは企業での活用を見据え、
そしてSlashは、
その両者を繋ぐ『懸け橋』を創ろうとしている。
つまり、
未来は「誰か一人」がつくるものではなく、
それぞれが役割を持って、一歩ずつ形になっている。
そんな時代に突入したのだと思います。
今、目の前にある
景色だけを見るのではなく、
5年後、10年後に
当たり前になっている世界を想像してみる。
そうすると、
今日のニュースの見え方も、
きっと少し変わるはずです!
共に、より良い未来を。
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