📘「料理人は無理だ」と言われた私が飲食店を始めた話
小学生の頃から釣りが好きでした。
学校から帰ったら釣り。
夏休みはラジオ体操の前に釣り。
ラジオ体操。
また釣り。
部活。
そして釣り(笑)
今思うと、よく飽きなかったなと思います。
その頃から、自分で釣った魚を捌いていました。
最初は下手でしたけど、
少しずつ魚を捌いて、焼いたり煮たりしているうちに、
家族から
「美味しいな」
と言われるようになりました。
たぶん、その頃から料理に興味を持ち始めたんだと思います。
高校に進学する時、
料理科のある高校に行きたいと親に相談しました。
でも、
「料理人は厳しい世界だからやめておけ」
と言われました。
怒鳴られる。
叩かれる。
飲食店の家に生まれた人じゃないと難しい。
そんな理由だったと思います。
今思えば、心配してくれていたんでしょうね。
結局、私は普通の商業高校へ進学しました。
高校では簿記を勉強しました。
その流れで東京の簿記専門学校へ進学。
その時、とんかつ屋でアルバイトを始めました。
すると、
やっぱり飲食店が楽しい(笑)
忙しい時間帯も嫌じゃない。
お客さんの
「ごちそうさま」
も嬉しい。
やっぱり飲食が好きなんだなと思いました。
その後、地元へ帰り、
食肉の卸会社に就職しました。
肉の知識も増えました。
飲食店の裏側も少しずつ分かるようになりました。
そして2016年。
サラリーマンを辞めました。
ずっとやりたかった飲食店を始めるためです。
大人になっても釣りは好きでした。
だから最初に始めたのは海鮮丼屋でした。
自分で釣った魚を捌いて提供できたら面白い。
そんな単純な理由です(笑)
その後、
唐揚げ屋。
宅配弁当。
気付けば3店舗7業種になっていました。
高校と専門学校で簿記を勉強していたので、
会計も自分でできました。
確定申告も自分でやっていました。
数字を見るのは嫌いじゃありませんでした。
だから当時は、
「自分は経営できる」
と思っていました。
ところが現実は違いました。
売上は毎年右肩上がり。
どんどん増えていきました。
でも利益は逆でした。
右肩下がりです(笑)
なんでやねん。
本気でそう思いました。
店舗が増えると、
人件費が増える。
家賃が増える。
食材費が増える。
固定費が増える。
売上も増えるけど、
経費はもっと増える。
当時の私は、
売上ばかり見ていました。
利益を見ているつもりで、
実は見えていませんでした。
そして数年後、
私は自己破産します。
小学生の頃、
魚を釣って料理していた少年が、
飲食店を始めて、
自己破産する。
人生って本当に分からないものです(笑)
でも今振り返ると、
自己破産そのものよりも、
その後に学んだことの方が大きかった気がします。
次回は、
「売上が増えていたのに、なぜ利益が残らなかったのか」
について書いてみようと思います。
📘 売上が増えていたのに、なぜ利益が残らなかったのか― 3店舗7業種まで増やして気づいたこと ―大量調理レシピ研究所|大量調理レシピ研究所
