見出し画像

AIがWikiを育てる時代が来た——Obsidian × Claude Codeで作る「自己増殖型ナレッジベース」AUL DoX Vault

はじめに——「情報を貯める」から「情報が育つ」へ

介護・障がい福祉の現場では、行政サイトの更新、通達、報酬改定の情報が毎週のように流れてきます。それをキャッチし、整理し、自分の知識として蓄積するのは——正直、しんどい

そのしんどさを丸ごと解決するために、私が構築したのが 「AUL DoX Vault」 というシステムです。

一言で言えば、AIが自動でWikiを増殖させていく仕組みnoteの記事も、行政サイトの更新情報も、全部AIが拾ってページ化してくれます。


そもそも「NotebookLMじゃダメなの?」という疑問に答える

AIを使った知識管理といえば、GoogleのNotebookLMを思い浮かべる方も多いと思います。結論から言うと、用途が根本的に違います

NotebookLMは「今ある資料を理解する」ツール。Obsidianは「知識を長期で育てる」ツール

介護・福祉の情報は毎週更新される性質のものなので、自動監視・自動蓄積ができるObsidian側に軍配が上がります



AUL DoX Vaultとは何か

Obsidian × Claude Code による自己増殖型ナレッジベースです。

具体的には:

  • noteのRSSから自分の記事を自動取得

  • WAM NETや札幌市の行政サイトの更新を毎週月曜に自動監視

  • 取得したデータをWikiページとしてコンパイル

  • すべてObsidianで管理・閲覧できる

「自分のnoteがそのままWikiになっていく」という体験、想像してもらえますか?


システムの骨格——ディレクトリ設計

このシステムの核は、rawフォルダとpagesフォルダの二層構造にあります。

claude-wiki/
├── raw/          ← 生データ投入先(コンパイル前)
├── pages/        ← コンパイル済みWikiページ
│   ├── concepts/ ← 概念・用語
│   ├── topics/   ← トピック記事
│   ├── people/   ← 人物
│   └── tools/    ← ツール
└── index/
    └── MOC.md    ← 全体目次(自動更新)

raw/に何かを放り込んで「コンパイルして」と言うだけで、Claude CodeがWikiページを生成します。ページ間のリンク、孤立ページの検出(lint機能)まで自動です。


運用フロー——週1回、メールを確認するだけ

【毎週月曜 8:01 AM】
  monitor_sites.py が自動実行
        ↓
  WAM NET・札幌市サイトの更新を検出
        ↓
  登録したメールに通知が届く
        ↓
【気になる更新があれば】
  Claude Codeを開いて「コンパイルして」
        ↓
  監視レポートがWikiページに変換される

週1回メールを確認して、気になったものだけWiki化する。それだけです。

RSS収集した通知メールのサンプル

Claude Codeが閉じていても、次に起動したタイミングで実行されるので、見逃しもありません。

また、claude codeとgmailをカスタマイズ連携すると、gmailの通知内容を自動でwikiに保存できます。


現在のWikiコンテンツ——蓄積されたもの

システムを動かし始めてから、すでにこれだけのコンテンツが蓄積されています。

テーマ別シリーズ

  • 「たかが300円」シリーズ(9本):就労継続支援A型の報酬構造を深掘りした記事群

概念ページ(11件)

  • 食事提供体制加算、スコア方式、加算ドリブン、2018年報酬改定……など

  • 記事を読むたびに概念が定義され、つながっていく

未処理のraw記事(16本)

  • 深掘りシリーズ10本、DXツール関連記事など——これが次のコンパイル待ちです


AUL DoX Vault サンプル2
AUL DoX Vault サンプル3

なぜObsidianなのか

Notionでも、Confluenceでもなく、Obsidianを選んだ理由はシンプルです。

  1. ローカルのMarkdownファイルなので、Claude Codeがそのまま読み書きできる

  2. [[内部リンク]]の仕組みがWiki的知識グラフと相性抜群

  3. データがクラウドに依存しない——行政・福祉系の情報を扱う上での安心感

AIとMarkdownは、本質的に相性がいい。この組み合わせは、知識管理の一つの到達点だと思っています。


介護・福祉現場の専門家に伝えたいこと

このシステムは、私が介護ITインストラクターとして働く中で感じた「情報洪水への切実な応答」として生まれました。

WAM NETの更新、厚労省の通達、報酬改定の議論——これらを全部手動で追い続けるのは非現実的です。でも、見逃すと現場の判断に直結する。

AIを使えば、自分の代わりに情報を見張って、整理してくれる。そのコストは、今や誰でも払える水準になっています。


まとめ——「情報が育つ仕組み」を持つことの意味

AUL DoX Vaultが教えてくれたのは、「知識は作るものではなく、育てるもの」という感覚です。

毎週月曜にメールが来て、気になった情報だけコンパイルする。それを繰り返すだけで、気づけば自分専用のナレッジベースが育っている。

AIは、その「育てる」プロセスを静かに下支えしてくれる存在です。

Claude Codeに興味がある方、Obsidianで知識管理をしている方、介護・福祉の情報収集に疲れている方——ぜひコメントで話しかけてください。


#ClaudeCode #Obsidian #ナレッジマネジメント #介護DX #AIワークフロー #wiki



いいなと思ったら応援しよう!

AUL DoX よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!