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長距離移動には、耳にオイルコットンを。


先日、北陸地方へ出かけることがありました。

長時間の新幹線移動。
静かに座っているだけのようで、身体の内側では絶えず微細な変化が起きています。

アーユルヴェーダでは、
「移動・振動・乾燥・風」はヴァータ(Vata)を増やす要因とされます。

ヴァータは神経系の働きそのもの。
そのバランスが乱れると

・落ち着かない
・疲労感が抜けにくい
・感覚が過敏になる
・耳や頭の違和感

といったかたちで現れることがあります。

そしてそのヴァータと深く関係しているのが
「耳」という器官です。

新幹線の車両がトンネルを出入りするとき
耳が気圧で圧迫感を感じたりキーンと音を感じたり、
こんな時
ちょっとした
耳を守る小さなケアがとても役立ちます。

携帯用の小さなボトルにコットンを必ずポーチにいれて


アーユルヴェーダの古典にみる耳のケア

― カルナプーラナ(Karna Purana)の智慧 ―

アーユルヴェーダの古典には
カルナプーラナ(耳へのオイルケア)という方法が記されています。

本来は温めたオイルを耳に注ぐ療法ですが、
日常ではより簡易な形として

オイルを含ませたコットンを耳に添える

という方法でも、そのエッセンスを取り入れることができます。

耳は単なる聴覚器ではなく、
プラーナ(生命エネルギー)の通り道のひとつとされ、
ここを整えることは、心身の安定に関わると考えられています。

耳にオイルコットンを入れる理由
移動中、私は
オイルを軽く含ませたコットンを耳に入れることがあります。

これはとてもシンプルですが、
いくつかの役割があります。

1 乾燥を防ぐ

高速移動中は空気が乾きやすく、
耳の中も乾燥しやすくなります。

オイルはその乾燥をやさしく守ります。

2 ヴァータを落ち着かせる

オイルの持つ
「重さ」「潤い」「温かさ」は
ヴァータの性質と反対で、
神経を落ち着かせる働きをもつと考えます。

3 振動や風から守る

移動中は目に見えない振動が続きます。
耳をやさしく保護することで
身体が感じる刺激を少し和らげることができます。



方法

とても簡単です。

1 コットンを小さく丸める
2 少量のオイルを含ませる
3 軽く絞る
4 耳の入口にやさしく置く

※奥に入れすぎないようにします。
めまいや、耳石がある方も禁忌です。

オイルは

・太白胡麻油
・薬草を煎じた専用オイル
・ギー

などがよく使われます。

旅のディナチャリアとして

ディナチャリア(1日の過ごし方)は、
本来「家の中」だけではなく移動した時ほど
身に染みますね。

現代においては、
移動そのものが日常の大きな一部になっています。

だからこそ、

・移動前に整える
・移動中に守る
・移動後に鎮める

昔の人の移動はゆっくりでした。
しかし現代は、数時間で何百キロも移動します。

身体にとっては
とても大きな刺激ですよね、
実際に私は外の刺激をある程度遮断できて
快適に過ごすことができました。

耳に小さなオイルコットンを入れるだけで
身体の落ち着き方が変わることがあります。
飛行機移動でもよくやります。

「移動中に自分を保つための、小さなアンカー(錨)」
外のスピードがどれだけ速くても、
内側の静けさは保つことができる。

小さなケアですが、
移動の多い現代人には
パフォーマンスを維持向上が叶うとてもおすすめのセルフケアです。



このブログでは、

・アーユルヴェーダ古典の智慧
・神経生理学的な裏付け
・現代的なライフスタイルへの適応
・美容観点からの考察
などを交えてご紹介していきますね。

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お気軽に
いつもありがとうございます。

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