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『国宝』 下巻 花道篇

上巻についてはこちらから↑

上下巻読了。
映画では演じられなかったことが
原作では描かれていて、上巻以上に登場人物の印象が変わりました。

映画ではコンプライアンス的にNGなのか、
長いストーリーを3時間におさめるためなのか、
カットせざるを得なかったのかな。

上巻に引き続き、
原作を読んで気づいたこと、感想を
ここに残しておこうとおもいます。

  • 映画を観るつもりだがまだ観ていない方

  • 原作を読む予定の方

この後はネタバレ含みますのでご注意ください。

映画を観た方にはもちろん原作を読んでいただきたいですが、読む時間がない。読書が苦手な方は
この先もよければぜひお付き合いください。

ちなみに映画を観た感想はこちら↓



喜久雄は芸の道を進むために、『日本一の歌舞伎役者になること。それと引き換えに他には何もいらない』と娘の綾乃の前で悪魔と取り引きをした。

綾乃、綾乃の母、そして彰子(映画では森七菜さん)。
そばに誰かはいるが、
本当は孤独な喜久雄の印象。

対して俊介は春江との間に息子が生まれ、家族をつくる。

喜久雄と俊介の相対性がはっきりしていたが、

原作は喜久雄と娘との関係はもっと濃く描かれていて、喜久雄には孫ができている。

下巻でも徳次が大活躍だった。
もちろん喜久雄の物語なんだけど、下巻読み終わって1番最初の感想は、
『これは徳ちゃんの物語だ!!』っておもってしまった。


俊介のこと

二代目花井半二郎の代役を喜久雄が演じることになって、春江と共に家を出る。
約10年後、喜久雄と再会。
俊介が公の場に出るのは春江、一豊(俊介と春江との間に産まれた息子)家族とともにテレビ出演をする。

約10年の間、何をしていたのかというテレビ番組司会者の質問に対して、『各地を点々とした、旅館にお世話になったり…(省略)』

出奔中にお父さんの花井半二郎がこの世を去るのでお父さんと俊介は会っていない。

というのが映画でのストーリー展開。

原作では

俊介と春江は2人でまずは名古屋に行き、歌舞伎の道からは一旦離れようと別の仕事をしようとするが、俊介のお家柄なのか、仕事は続かず、春江が生計を立てていた。
のちに、春江が妊娠。長男を出産。名は豊生(とよき)。

しばらくして花井半二郎の目が見えなくなっているころ、家族3人で会いに行き、孫を紹介していた。
半二郎がこの世を去る前に、息子家族に会っている。

その後衝撃的なことが。



長男がこの世を去っている。
乳幼児突然死症候群だった。


悔いた俊介は数年におよぶ荒みきった生活を送る。
薬物に手を出し、廃人となりかけていた。

そこから脱出し、また表舞台に戻ってきたのも束の間、映画を観たかたはご存知のように、病に侵され、足を切断。

喜久雄と俊介のあの舞台の様子も細かく描かれていて、映画では描かれなかった喜久雄の心情や
俊介の最期の時。
辛いのか、悲しいのか寂しいのか、なんともいえない感情で泣きそうだった。

綾乃のこと


綾乃は喜久雄の娘。

映画では、先ほど悪魔と取り引きをした場面、
喜久雄が三代目半二郎襲名の場でお父さんを呼ぶが無視される場面。

人間国宝となったとき、雑誌記者としてインタビュー。娘だということを明かす。
…ということは、その前は会っていなかった。
という認識。

原作では違った。
小さい時から少々ヤンチャな綾乃。
反抗期と呼ばれるころ、ヤンチャで片付けられないことが。
そしてここでも徳ちゃんが大活躍。


ヤクザと関わりのある暴走族と付き合う綾乃。
シンナーなど薬物にも手を出す。
娘を取り戻しに父の喜久雄が行くべきところ、付き人の徳次がその役を担う。
綾乃が花井半二郎の娘と知っているのか、組から抜けるのは簡単ではない。

綾乃のために、喜久雄のために、徳ちゃんは覚悟を決めていた。
指をつめることに。


…ってショックだったんだが。

『徳ちゃーーーんっっ』って叫びそうになった。
もう完全に徳ちゃんのファン。

連れ戻したはいいが、薬物依存になっている綾乃。
春江は俊介の薬物依存から救っている経験から綾乃を預かることに。

そこから立ち直り、丹波屋のお手伝い?もしながら出版社へ就職し、後に横綱(相撲が好きだった綾乃。内容は割愛)と結婚し、息子が誕生する。

原作では俊介家族と喜久雄家族はなんらかの形で繋がっているし、徳ちゃんがどうなっているのかも描かれている。ここで書くと文字数がとんでもないことになりそうなので、
ここまで書いておいてなんですが、原作を読んでいただきたいです。

余談

全然関係ないけど、

それより、この記事、えげつないこと書きよんなぁ。『生き血を欲する稀代の女形』て、まるで吸血鬼やんか

「国宝」下巻 花道篇より


喜久雄の特集されている雑誌に現在までを紹介する読み応えのある記事を読んでいるシーン。

これを読んで


『ババンババンパイア!!!』

ってなったのはわたしだけではないはず!!

本をよんでも
頭の中で想像する喜久雄は吉沢亮さんなんだもの。

ちなみにババンババンパイアは観てません。
そしてどうでもいい情報をごめんなさい。



完読してから映画をみると、
映画に関してもまた違った印象になるかもしれない。

一度観た映画をもう一度劇場に行って観る

ってことがあまりない私だけども、

この映画はもう一度観たいです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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