玄関で倒れていた私に、パパが言った一言。共働き限界ワーママが、開業を決めた夜の話。
共働きで、毎日限界でした。
ある夜、玄関の扉を開けたまま、そこで寝てしまっていました。
パパに言われた一言が、わが家を変えました。
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1. 共働きの限界——1日の時間割
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長女が保育園に通っていた頃の、わが家の1日です。
朝6時に起床。
8時に長女を保育園に送り届けて出社。
定時退社して保育園に迎えに行く。
そのまま算盤などの習い事の送迎。
帰宅すれば夜8時。
9時に寝かしつけて、1日が終わる。
共働きの家庭では、これがごく普通の時間割です。
なんの余白もない。
切り詰めた時間の連続です。
私は当時、税理士法人に勤めていました。
時期によっては残業で遅くなることも多く、長女が寝てから帰る日が続きました。
パパは何も言わず、応援してくれていました。
ふと思うことがありました。
私の母は、毎日家にいて「おかえり」と迎えてくれました。
おばちゃんもいて、誰かが家にいて温かかった。
日常に誰かがいることで、安心感を覚えていました。
でも現代は、そんなことを気にも留める時間すらない。
その違和感が、ずっと心のどこかにありました。
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2. 玄関で倒れていた夜
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ある夜のことです。
疲れすぎて、玄関の扉を開けたまま玄関で寝てしまっていました。
そんな私を見て、パパが言いました。
「収入少なくなってもいいから、働き方を変えて個人でやってみたら?」
背中を押してくれた言葉でした。
でも当時の私は、まだ開業を考えていませんでした。
「もう少し経験を積んでから」
そう思っていました。
パパはそれ以上何も言いませんでした。
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3. 口に出していないのに、パパが言った
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長男が生まれるタイミングのことです。
「パパが育休取ってくれたらな」
心の中でそう思っていました。
口に出してはいませんでした。
するとパパが自ら言いました。
「育休とって、長女と長男を見るわ!」
私は思わず言いました。
「そんなんできるん?」
自分が心の中で思っていたことが、現実になった瞬間でした。
そしてそのタイミングで、私も開業のことを真剣に考え始めました。
怖くはありませんでした。
失敗しても大丈夫。
千と千尋の神隠しで千尋がハクの本名を思い出した瞬間のように——
ずっと心の中にあったものが、パパの言葉でよみがえった感覚でした。
お母さんとおばちゃんが「おかえり」と迎えてくれていたあの感覚。
あの温かさが、心の底にありました。
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4. パパ育休中の1日——家族全員が本気だった2年間
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パパは長男が2歳になるまでの2年間、育休を取得しました。
夜8時には就寝できるので、毎朝5時に起きて1日のルーティンを済ませます。
通常保育が終わる昼の2時に長女を迎えに行く。
物理的な時間が増え、最大限に有効活用していました。
毎朝、自宅前の公園で地域のラジオ体操や清掃活動に参加。
友だちと公園で遊んだり、習い事の体験に行ったり。
知育系・運動系・音楽系と、自由自在に組み合わせていました。
【わが家の分業】
長男の首が座るまでは、私が自宅でみていました。
その後、私は早々に職場復帰。
パパは長男を抱っこ紐に抱えながら、長女の対応をフルに回していました。
罪悪感はありませんでした。
家族でそれぞれの役割があり、最高のパフォーマンスで分業できていると感じていたからです。
パパが子どもたちを守る。私が外で稼ぐ。
それぞれが自分にしかできない仕事をしていました。
家族全員が本気だった2年間でした。
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5. 職場の反応とパパの覚悟
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ただ、育休を取ると決めてからも、簡単ではありませんでした。
①職場の反応
パパが上司に育休取得を伝えたときの反応は、様々だったようです。
「今までの経歴がストップする。昇進に響く可能性もある。もったいないのでは?」と引き止める人もいました。
「〇〇くんが決めたことやから」と何も言わず了承してくれた上司もいました。
そして、こんな言葉を言った人もいたそうです。
「〇〇くんの代わりは何人でもいるから、安心して休んでくれたらいい」
育休取得が職場に知られてからは、冷ややかな反応が続きました。
「嫁さんに養ってもらうんやろ」と後ろ指をさされる思いもしたそうです。
②パパが一番腑に落ちた瞬間
でもパパは、その言葉を聞いて逆に確信したと言います。
「代わりは何人でもおるということは、誰でもできる仕事やねん。」
そして続けて、満面の笑みで私にこう言いました。
「お父さんという職業があるんやったら、それは自分にしかできへん仕事や。」
この言葉を聞いたとき、私も迷いがなくなりました。
パパの覚悟を背に、思いっきり突き進むことができました。
あの玄関で倒れていた夜から、ここまで来られたのは、パパの一言がきっかけでした。
家計への影響や、開業後の働き方については、また別の記事でお伝えします。
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6. パパ育休を考えているご家庭へ
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最後に、正直に言わせてください。
わが家の選択が、すべてのご家庭に当てはまるとは思っていません。
育休を取ってこのような形ができたのは、わが家だからです。
パパの価値観があって、私の性格があって、このタイミングがあった。
その偶然が重なった結果でした。
どちらかが自分の思いに反してする行動は、いつかひずみができます。
今の状態を無理に変えるのではなく、まず自身の本来の気持ちや思いを省みてみてください。
導かれる道は必ず、自分の中にあります。
📌 読者のみなさんへ——情報を惜しみなく提供していきます。
「パパ育休、職場の反応はどうだったの?」
「育休中の家計、実際どうやって回したの?」
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次回は、パパ育休中のリアルをお伝えします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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