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「収入減・パタハラ・浦島太郎」世のパパを苦しめる3つの不安。夫が"次元上昇"で笑い飛ばした話

前々回は、パパが育休を取っていた2年間のリアルをお伝えしました。


▼ 前々回の記事はこちら

今回は、その2年間の育休を終えて、パパが職場に復帰した日の話をお伝えします。

育休を取ると決めたとき、パパが上司から言われた言葉があります。

「代わりはいくらでもいるから」

この言葉に、夫は一瞬、立ち止まりました。

でも、この一言で逆にふっきれた。そう本人は言っていました。

復帰の日を迎えるまで、私はずっと気になっていたことがあります。

「2年のブランクがあっても、本当に大丈夫なんだろうか」

「周りに白い目で見られないだろうか」

「夫は、後悔しないだろうか」

結論から言うと、その不安はすべて、復帰後に消えました。

今日は、夫から聞いた話を、できるだけそのままお伝えします。


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1. 復帰前夜、夫が静かに呟いた「もう少し、続けたかった」

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復帰の前日の夜。

子どもたちを寝かしつけた後、夫はリビングで静かにコーヒーを飲んでいました。

「明日から、また会社員に戻るんやな」

その一言に、少しだけ寂しさがにじんでいました。

2年間、子どもと過ごした日々。

公園で一緒に遊んだ時間。

保育園の送り迎え。

夜の寝かしつけ。

その全部が、明日からはもう、毎日のものではなくなる。

「正直、もう少し育休、続けたかった」

夫がそう言ったとき、私はこう返しました。

「会社に行っても、パパはパパやで」

シンプルな言葉ですが、2年間ワンオペで育児を担ってくれた夫に、これだけは伝えたかった言葉でした。

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2. 出社初日の夜、夫が放った拍子抜けの一言

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復帰初日、夫は少し緊張して出社していきました。

その日の夜、帰宅した夫に「どうやった?」と聞いたときの答えが、今でも忘れられません。

「職場、何も変わってなかったわ。

仕事もすぐに思い出して、スムーズに戻れたわ」

拍子抜けするほど、あっけない一言でした。

実は、夫が復帰したのはコロナ禍の真っ只中。

業務の縮小や変化への対応で、会社全体がむしろできることが限られている時期でした。

「2年のブランクで置いていかれる」と覚悟していた夫。

でも蓋を開けてみれば、世の中のほうが大きく変わっていて、全員が新しい状況に適応している最中だったんです。

ブランクを取り戻す、というより、みんなで新しい働き方に慣れていく。

そんな空気の中で、夫の復帰は驚くほど自然に馴染んでいきました。

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3. 「"次元上昇"した感じやわ(笑)」不安が不安じゃなくなった2年間

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復帰してからしばらくして、夫にこんなことを聞きました。

「育休前に不安に思ってたこと、今はどう?」

返ってきた答えは、想像と少し違いました。

「失ったとか取り戻したとかじゃなくて

そもそも、不安に思ってたこと自体が、不安じゃなくなってた」

そして夫は、こう続けました。

「なんやろな、感覚としては"次元上昇"した感じやわ(笑)」

最初、私はその言葉を冗談として聞き流しそうになりました。

でも、夫の表情は、思ったよりずっと真剣で。

「住む世界が、一段上がった気がする」

夫いわく、そう感じたそうです。

理由は至ってシンプル。

この2年間、立ち止まらずに前へ進み続けたから。

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① そもそも「次元上昇」って何?私、調べてみました

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正直に言うと、私はこの「次元上昇」という言葉、ちゃんと知らなかったんです。

スピリチュアル系の話で耳にしたことはあるけれど、夫の口から飛び出した瞬間は「え、急にどうした?(笑)」と思いました。

でも、夫の表情があまりにも真剣だったので、後から気になって調べてみたんです。

そうしたら、これが"驚くほど的を射た表現"だったことに気づきました。

調べてみてわかったのは、こんなことです。

「次元上昇(アセンション)」はもともとスピリチュアルな用語ですが、ビジネスや自己啓発の文脈では「視点やステージが劇的に変わり、以前の悩みが悩みでなくなる状態」を指すそうです。

3つの側面から、夫の感覚を読み解いてみます。

Ⅰ.【視点の変化】住む世界に、新しい軸が一本増える

2次元(平面)の世界では、目の前に壁(障害物)があると行き止まりです。

3次元(立体)の世界では、「高さ」という新しい軸があるため、壁を上から飛び越えたり、横から回り込んだりできます。

夫の場合、これまでは「会社・昇進・スキル」という2次元的な平面のモノサシで戦っていました。

それが育休を経て、「家族・人生・自分自身の器」という新しい垂直軸を手に入れた。

その結果、以前は「壁」に見えていた不安が、上から見下ろすと「ただの線」に見えるようになった。

これが、夫の言う次元上昇の感覚でした。

Ⅱ.【価値観の転換】前提条件が書き換わる

心理学やビジネスの世界では、これを「パラダイムシフト」と呼ぶそうです。

・以前: 「会社での評価=自分の価値」というパラダイム

・次元上昇後: 「自分の人生を自分でコントロールしている=自分の価値」というパラダイム

土俵そのものが変わってしまったので、以前の土俵でのルール(昇進の早さやシステムへの精通)に一喜一憂する必要がなくなった、という状態です。

Ⅲ.【精神的なステージアップ】執着から解き放たれる

スピリチュアル的に言えば、これは「意識の波動が高まり、より高い精神的なステージへ移行すること」を意味するそうです。

・執着や恐れから解放される

・「今、ここ」にある幸せに気づける

・他人の目ではなく、自分の内側の声に従って動ける

夫の「失ったとか取り戻したとかではなく、不安自体が消えた」という言葉は、まさに「過去や未来への執着から解き放たれ、本質的な自信を手に入れた」という、精神的なステージアップを象徴していたんですね。

調べる前は半信半疑でしたが、調べた後は「夫、いい言葉を選んでたんやな……」と素直に感心してしまいました(笑)。

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② なぜ育休で「次元上昇」が起きたのか

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普通、人は同じ環境(会社)にいると、その世界のルールに縛られて思考が凝り固まります。

でも夫は2年間、あえてその「会社という重力」から離れました。

三人の師との出会い(算盤・囲碁・パパ友) → 会社とは全く違うロジックで生きる「本物」に触れた

子どもという"理屈が通じない存在"との対峙→ 究極の人材育成(育児)を通じて、人間理解の深さが変わった

この強烈な経験が、夫の精神的なOSを最新版にアップデートし、「会社という狭い枠組み」を超越した視点(次元)を授けたのだと思います。

夫が言う「次元上昇」とは、結局のところ

「自分を定義する場所が"会社の中"から"人生そのもの"に広がったことで、無敵のメンタルを手に入れた状態」

これに尽きます。

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③ ところで、世のパパたちは何に不安を感じてる?—SNSを覗いてみました

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夫の話を聞いていて、ふと気になったことがあります。

「うちの夫だけ特殊なんじゃなくて、世の中のパパたちって、何が不安で育休を取れずにいるんやろう?」

気になって、Xや掲示板、体験ブログを覗いてみました。

そこで見えてきた、パパたちが抱える「リアルな不安」上位3つを共有させてください。

【不安① 収入の減少。経済的なリアルの壁】

SNSで最も多く、かつ切実なのが「お金」の問題です。

育児休業給付金は「手取りの約8割(当初6ヶ月)」と言われるものの、社会保険料免除を含めても、残業代やボーナス査定分が消えることで「実質的な手取りが減る」ことへの恐怖。

> 「住宅ローンや今後の教育費を考えると、1〜2年の無給(あるいは減収)期間はリスクが大きすぎる」

こうした声が、圧倒的多数でした。

【不安② 「職場への迷惑」という罪悪感。人間関係の悪化】

日本特有の「お互い様」が通用しにくい、現場の空気感への不安です。

自分が抜けることで同僚の業務量が増え、恨まれるのではないか。

あるいは「パタハラ(パタニティ・ハラスメント)」のように、復帰後に冷遇されるのではないかという対人不安。

> 「残されたメンバーに『いいご身分だね』と思われるのが怖い」

> 「あいつがいなくても仕事が回ると思われる(=不要論)のが怖い」

自尊心と罪悪感の板挟みになっているパパが、想像以上に多かったんです。

【不安③ キャリアの「浦島太郎」状態。市場価値への不安】

単なる仕事の勘だけでなく、**自分の「専門性」が死んでしまうのではないか**という恐怖です。

業界のトレンドや最新技術、法改正など、情報がアップデートされないまま2年も経てば、自分は「使い物にならない化石」になってしまうのではないか。

> 「IT業界は半年で別世界。2年休んだら、もう一線には戻れないのではないか」

> 「自分の専門性が他人に奪われ、居場所がなくなるのが不安」

こうした声も、目立っていました。

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④ 夫の「次元上昇」が凄かった理由。3つの不安は、どこへ消えたのか

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このSNSの声を見て、私はあらためて夫の変化の凄さに気づきました。

世の中のパパたちが抱える3つの不安。

夫も、育休前は確かにこの不安を持っていたはずです。

でも、復帰後の夫の中で、この3つはこんなふうに変質していました。

Ⅰ. 収入への不安 → 「家族と過ごす時間」という新しい価値軸の獲得

復帰後の夫は、お金よりも「家族と過ごせた2年間の時間」を圧倒的な財産として認識していました。

「外側からの評価や報酬」より「自分の成長」という内面的な軸を確立したからです。

Ⅱ. 罪悪感 → 「環境への執着」からの解放

「同僚に迷惑をかけたかも」という罪悪感は、復帰してみたら驚くほど薄れていました。

出社初日に「職場、何も変わってなかったわ」と言ったように、職場は職場で回っていた。

罪悪感に縛られていた自分から、少し距離を置けるようになっていたのです。

Ⅲ. 浦島太郎への恐怖 → 「攻めの視点」への転換

「専門性が死ぬ」という守りの不安は、「離れていたぶん、新しい視点で見直せる」という攻めの姿勢に変わっていました。

「ここはこう変えたほうがいい」という視点が増えていた、というあの言葉の意味です。

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⑤ 「元の場所に戻れるか」ではなく、「より高い場所へ進む」

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SNSで叫ばれているパパたちの不安と、夫の現在地を並べてみると、決定的な違いが見えてきます。

多くのパパが「元の場所(次元)に戻れるか」を心配している。

夫は、いつの間にか「より高い場所(次元)へ進んでいた」。

だからこそ、戻ったときには以前の悩みが消えていた。

「収入が減るのが怖い」

「職場に迷惑をかけたくない」

「キャリアが途切れる」

これらは全部、"今いる場所"を基準にした不安です。

でも、育休で「家族・人生・自分自身」という新しい次元を手に入れたら

それらの不安は、もう自分のいる場所の悩みではなくなる。

これが、夫の「次元上昇した感じやわ(笑)」の、本当の意味だったんです。

「会社で責任が重くなって職務が変われば、確かに人は成長する。

でも、環境を変えて成長する方法は、それだけじゃない。

育休を取って家庭に飛び込むのも、立派な"環境の変化"。

この2年で出会った人たちが、自分を成長させてくれた」

その出会いの話は、次回詳しくお伝えします。

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4. "代わりはいくらでもいる"言葉の意味が、反転した瞬間

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ここで、2年前に戻ります。

「代わりはいくらでもいるから」

この言葉を言われたとき、夫は一度立ち止まりました。

でも、すぐに気持ちが固まったそうです。

会社では「代わりがいる」。

でも、家族の中では、夫の代わりはいない。

父親として子どもと過ごせる時間は、今しかない。

この気づきが、夫を育休に踏み切らせました。

そして、2年後。

職場に復帰した夫は、同じ言葉に、別の意味を見出していました。

「代わりはいくらでもいる職場」だからこそ、自分が2年抜けても仕事は回る。

ブランクがあっても、戻る場所はある。

逆に、家族の中での「父親」という役割には、代わりがいない。

この2年で出会った人たちとの縁は、職場にいたら絶対に生まれなかった。(その出会いの詳細は、次回の記事でお伝えします)

同じ言葉が、視点を変えると、まったく逆の意味になるんです。

「代わりはいくらでもいる」

これは、育休を諦めさせる言葉ではなく、むしろ育休を取る覚悟を与えてくれる言葉でもありました。

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5. パパ育休を迷っているご家庭へ。我が家からの伝言

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ここまで読んでくださった方の中には、こう感じている方もいるかもしれません。

「うちの夫は、そんな風には考えられない」

「職場の理解がないから、パパ育休なんて無理」

「収入が減るのが怖い」

その気持ち、よくわかります。

我が家も最初は同じでした。

でも、1つだけお伝えしたいことがあります。

パパ育休を取るかどうかで、家族の未来は大きく変わります。

変わるのは、子どもとの関係だけではありません。

夫婦の関係も、妻のキャリアも、出会う人たちも、人生観も、全部変わります。

そして、その変化は、育休を取ってみないと、絶対に見えません。

我が家は、パパが2年の育休を取ってくれたおかげで、開業することができました

これは、パパ育休がなければ、絶対に実現しなかった未来です。

次回は、夫の人生観を変えてくれた、忘れられない師たちの話をお届けします。

夫がパパ育休で受け取ったのは、給付金だけではありませんでした。

目には見えないけれど、家計どころか人生そのものを豊かにしてくれた"もうひとつの給付金"があったんです。

障害を持ちながら3歳の娘を温かく受け入れてくれた算盤の先生。

世界で活躍する棋士を育てる囲碁の先生。

そして、孤独な受験期に現れた、たった一人のパパ友。

夫がパパ育休2年で出会った"本物"たちが、何を教えてくれたのか

私たち家族の景色を変えた出会いの物語を、次回お伝えします。

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📌 読者のみなさんへ

「パパ育休、うちの夫に言い出せない」

「職場の理解を得るには、どうすればいい?」

「2年のブランク、本当に大丈夫?」

どんな些細なことでも構いません。

みなさんの悩みや疑問をぜひ聞かせてください。

いただいた声は今後の記事作成にも活かしていきます。

noteのメッセージ機能からお気軽にご連絡ください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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