らんまんとあいみょんと短歌と
4月にスタートした NHK 連続テレビ小説 『らんまん』が130話の最終回を迎えました
朝ドラは好きですか
わたしはずっと以前の、自分の故郷の町が舞台になった作品と その後のいくつかを観ました
そして最近は、朝ドラに限らず ドラマ自体を観ることが少なくなっていました
前作の朝ドラ『舞いあがれ!』は 短歌がストーリーの大事なポイント、要だなんてことを全く知らず、3月半ばのもうすぐ終わるという頃になって初めて知るという失態
慌ててはじめから追っかけました
この4月から新たにスタートした『らんまん』は植物学者のお話
植物は大好きだし 興味津々
けれど 平日の放送時間はどうしても難しく録画にて視聴しました
(土曜日は、月曜から金曜までの放送が15分間に纏められていて、その週のストーリーがおさらいできます)
「また朝ドラ観てんの?」
「またいつ短歌が出てくるかわからんし」
「そんなしょっちゅうは出てこないでしょ…」

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『らんまん』は、日本の植物学者の 牧野富太郎さん(1862-1957) とその奥さまをモデルに制作されたストーリー
明治、大正、昭和30年ごろまでが描かれました
牧野富太郎は高知県出身の植物学者で “日本の植物学の父 ” と呼ばれています
自然豊かな土地に生まれ、幼少期から植物に興味をもちます
旧制小学校を中退し、その後 独学で植物を研究
東大理学部の講師を経て 理学博士の学位も取得しました
94歳で亡くなるその直前まで 全国各地に植物採集に出かけ、植物標本を作製
標本の数は40万点にのぼるといいます
多数の新種を発見し、命名植物は1,500種を超えました
主著の『 牧野日本植物図鑑 』には 3,206種の植物がまとめられ、日本で最初の本格的な図鑑として刊行されました
「世の中に“雑草”という草はない
どんな草にだって ちゃんと名前がついている」
日本の植物分類学の礎を築き、植物知識を世間に広く普及させました
1957年の没後 文化勲章を授与され、誕生日の4月24日は『植物学の日』に制定されているそうです
植物に限らず、研究とは 気の遠くなるような地道な作業です
そんな研究のおかげで ひとつひとつが解明され、新しい扉がひらき、わたしたちの生活を豊かにしてくれているのですね

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「ほら!やっぱり出てきた」
短歌、出てきたんです
万葉集の歌でしたけれど…
(9/22 第25週 122話にて)
この雪の消残る時にいざ行かな 山橘の実の照るも見む
〜この雪が消え残っているうちに さぁ出かけよう、そして山橘の赤い実が 雪に輝くのも見よう〜
実は 牧野博士は万葉集や和歌にも関心があり、自身も短歌や俳句を詠んだそうなのです
・朝夕に草木を吾の友とせば心さみしき折ふしもなし
・我が庭に咲きしフヨウの花見れば老ひの心も若やぎにけり
きっと愛する植物や家族の歌を 他にもたくさん詠まれていたと思います

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最終回、 優しさと愛に溢れていました
どこまでも信じて、
どんな苦労も共にして、
いっしょに夢を追いかける
あなたの幸せが わたしの幸せ
これまでも これからも
永遠に愛し続けてる…
こんなひとに出会えたら、
こんなふうに思い合えたら、
こんなふうに生涯を終えられたら、
すてきだなぁと思います
長年の努力と夢が 実を結んでほんとによかった
うつくしい物語でした
そして 主題歌の『愛の花』
あいみょんは大人気のシンガーソングライター
以前 ドキュメンタリー番組で見た彼女の、音楽へのまっすぐな思いに惹かれました
楽曲も声もお人柄も とても魅力的です
高知県立牧野植物園
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牧野博士は、晩年 現在の東京都練馬区に居を構え、妻と共に過ごしました
その自宅跡地は、区立牧野記念庭園 として開放されています
四季を通じてたくさんの植物が楽しめるそうで、これからの時期は金木犀の香りに包まれるのだとか
このキンモクセイも 牧野博士の命名でした
(学名: Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino )
この庭園は、西武池袋線の大泉学園が最寄り駅です
わたしが大阪から上京してきて、初めて一人暮らしをしたのは この大泉学園でした
こちらの庭園のことは全く知らずにいて、訪れたことがありません
久しぶりに懐かしの場所を訪れてみたくなりました
高知県の牧野植物園にもいつか行ってみたいな
道を歩けば名前のわからない小さな草花
似ているようでもよく見ると違う草花
そんな草花たちにも ちゃんとそれぞれに名前があるのですよね
さぁ、下半期スタート
朝ドラも明日から新しくなりますね
また短歌 出てくるかな
どうぞよい一日を、一週間を、よい10月を
#127. 『 愛の花 』
⭐︎爛漫なり 約束のない待ち合わせライブの前の千鳥ヶ淵に
⭐︎うつむいて言葉足らずの愛を告ぐ カタバミの花をちょんとつっつく
ー ちる ー

花言葉「あなたと共に」「輝く心」「喜び」
