私最愛の音楽 : マーラーの交響曲第6番、「悲劇的」
若い頃から、私の一番好きな「音楽」です(つまりジャンルを越えて、ダントツのNo.1)。
圧倒的に拡張された長大な終楽章。
勝利を上げた途端に突如の敗北という、凄まじいラストの転回。
マーラーの最もエネルギッシュで精力的で、アグレッシブな音楽ですが、緩徐楽章の静かで寂しい美しさ。
マーラーは、幸せの絶頂でも、それが遠からず崩壊する予感に取り憑かれていたのだろうと思います。
しかし、それは、マーラーが、本当に全身全霊で生き急いでいて、「あしたのジョー」ではありませんが、「真っ白に燃え尽きる」覚悟で生きていたということだと思います。
それがひしひしと伝わるこの曲は、私にとって最高の人生の応援歌であり続けています。
カラヤンのこのライブは、この曲の演奏のベストパフォーマンス。
いろいろ毀誉褒貶のあるカラヤンですが、この曲だけは繰り返しライブ演奏していたというだけで(日本でも普門館でのプログラムとして何回も演奏)、私はカラヤンの人間性を、最終的には信頼していいと思っています。
私の大好きなケン・ラッセルの伝記映画、「マーラー」でのハイティンクの演奏も好きですね。
私の葬儀ではこの曲のアンダンテを流すように遺言してあります。
