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河森正治氏による「マクロスFRONTIER」と「マクロスΔ」についての小考察

ここ数日はYOASOBIのikuraちゃんから浮気モードである。
もうYOASOBIで歌えない曲ないですし。

「マクロス」シリーズの歌といえば、こんにち、一般には、「マクロスFRONTIER」のダブルヒロインであるシェリル・ノーム(May’n)とランカ・リー(中島愛)のデュエット曲である「ライオン」が一番親しまれている。私もこの曲で「FRONTIER」の世界を知った。

Live 『ライオン LION』May'n/中島愛 at 日本武道館 2010.12.22 【カンノヨーコ conducts】 [字] - @YouTubeより

だが、「マクロスFRONTIER」の歌姫、シェリルが歌う、超アーティスティックな2曲は、まさにクラシック出身のアニソン作曲家、菅野ようこの真骨頂というべき2曲。

アニソンファンへの恐怖のカラオケ殺しとして名高い、激しく技巧の限りを尽くす超難曲、「ノーザンクロス」に対して、「ダイヤモンドクレバス」の方は、まるで短いミュージカルを思わせる曲想の繊細でドラマチックな変化が特徴。

実は後者の方が奥が深い技巧を必要とするのだが、この2曲にライブで高度な表現力で対応できるMay'nの歌唱力は、今のアニソン歌手の中の化け物といえる。

Live 『ノーザンクロス / Northern Cross』May'n at 日本武道館 2015.08.26 【POWER OF VOICE... - @YouTubeより

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ダイアモンドクレバス マクロスF May´n emotional closeup video @YouTubeより

女形歌舞伎役者アルトと歌姫シェリルのシリアスで繊細なラブ・ストーリーだった「マクロスFRONTIER」に対して、次作の「マクロスΔ」は、一転して、田舎育ちの不器用な娘、フレイアが、戦闘中に異星人から洗脳されかかった戦士の心身を歌声で浄化する戦闘アイドルユニット、「ワルキューレ」に加入し、成長していくストーリー。

「FRONTIER」時代の歌も、作品世界の前史の懐メロとして、ワルキューレたちは歌うが、「いけないボーダーライン」や「一度だけの恋なら」が、いかにもアイドルユニットナンバー(しかも中森明菜ふう)で非常な人気があり、声優5人組の、アリーナでのライブはいつも盛況である。

May'nら、「FRONTIER」の歌手との共演も多く、ドームやアリーナライブコンサートは現在のアニソン界のプラチナチケットである。

ワルキューレ - 『いけないボーダーライン』ライブコンピレーション @YouTubeより

ワルキューレ「一度だけの恋なら」FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~ at 東京有明アリーナ @YouTubeより

私のカラオケ歌唱において、今やYOASOBI以上に入魂で鬼気迫るのがこの4曲。

ちなみに、この2作の「マクロス」シリーズの総監督、河森正治氏こそ、私がシナリオと音楽を作成しつつあるオリジナルアニメの監督 をオファーするのに一番向いた作風と、大真面目に考えている。

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河森氏は、「マクロスプラス」の制作の前、ハリウッドの撮影現場をじっくり見学した。

その結果得た結論は、自分もハリウッド的な演出の娯楽アニメ映画を作りたい、ということであった。

この、それまでの日本のアニメの作風を否定するかのような発言は議論を呼んだが、その後の河森監督作品(「天空のエフスカローネ」「創聖のアクエリオン」、そして「マクロス」シリーズ)に一貫する、美しく、わかりやすく、非常に洗練され、ロマンティックで、そして音楽とステージシーンが見事に融合した作品となり、多くのファンの心をつかんでいる。

私のユングの性格分類に基づく作家性タイプおいては、河森氏は、珍しく「外向型」の指標を与えた上で「思考→感覚型」に該当する。


※【追伸】

河森氏の新作、「迷宮のしおり」、ついに観ました!!
想像を遥かに越える、とんでもない「超傑作」でした!!

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