スーパーマン (1978年 クリストファー·リーヴ主演)
1978年版スーパーマンって、アメリカ人のアイデンティティを体現する深い映画であることがひしひしと伝わると思う。
もはや娯楽作品の域を超えている。
スーパーマンはアメリカの夢そのもの。
クラーク·ケントの若き日の農場の懐かしい光景。
チアリーダーの女性のスクールカースト。
農場における育ての親の急死。
そうした光景に、アメリカ人の「意匠」が散りばめられている。
スーパーマンというヒーローが久々に銀幕に復帰することへのアメリカ人のワクワクする期待感そのものを更に扇情的に掻き立てる演出が、これでもかというくらいに散りばめられている。
多くのアメリカ人は公開時泣いたんじゃないかと思う。
クライマックス、恋人の死に「逆回転」する。
(まだ観てない人にネタバレしないために敢えて婉曲に書く。若い世代、もはやリーヴ版観てない人少なくないのでは?)
このシーンはある意味で荒唐無稽なのに、スーパーマンと一緒に泣いてしまうんだよね。
私は凄い名画だと思ってます。
2作目、3作目はただの娯楽作品だけど。
