火星開拓ボードゲーム「テラフォーミングマーズ」Steam版について
今回の記事はある程度ボードゲームをやる方向けの内容です。もしくは「火星を開拓する」というテーマに興味がある方がもしいたら、注目してみると良いかもしれません。
(注:9月15日、セール期間が過ぎたので内容を一部書き替えました)

あのSFボードゲームの雄「テラフォーミングマーズ」がSteamでプレイ可能です


「テラフォーミングマーズ」というボードゲームがあります。めちゃめちゃカンタンに説明すると、火星を開拓して人が住めるようにするゲームです。
(内容はあとでもう少しちゃんと説明するのでっ)

この道の愛好家には説明不要なくらい有名なタイトルですが、いわゆる「重量級ゲーム」(※)に位置付けられる作品なので、実際に遊ぶ機会を逸している方も多くおられるかと思います。
(※)重量級ゲームとは
一般的には1回のプレイ時間が最低でも1時間~数時間かかるゲームのことを指すようです(諸説あり)。「テラフォ」がこれに該当するかも諸説あるのですが、おおむね多くのプレイヤーの見解を聞く限り、重量級という言葉を使って問題ないクラスと認識しています。
値段も重量級…あ、でもこのAmazon価格はだいぶ安くなってますね。参考価格は7,700円くらいだそうです。
まぁでも、普段軽いゲームばっか遊んでる私みたいな人から見たら、気軽に手を出すにはちょっとばかし高いハードルですよね~。ルールというか情報量の物量も多いゲームなので、詳しい人に教えてもらうのも神経使います。
それがパソコンでソロプレイ出来たらイイと思いません?
とりあえずCPU相手なら、ルール認識が多少適当でも何とかなります。最初はいろんなことがワケわかんなくても、練習を積み重ねていくうちに理解を深めていくことができるし。やがてCPU相手に勝てるようになれば、対人でやれる自信につながるかも…?

幸いなことに、この「テラフォーミングマーズ」(以下「テラフォ」)はSteamで出てるんです。気になる価格は…

2,300円で買えちゃうとか神過ぎるでしょこれ!!
(セール期間中はもっと安かったです)
ボードゲーム版を購入するのに比べたらずいぶんお手軽価格です。あの「テラフォ」を家で好きなだけ練習できるって考えたら、むしろ安過ぎるくらいと思うのですが、いかがでしょうか?
<本作関係者の方へ>
説明上、パソコンの画面をキャプチャーして掲載しています。筆者としては「自己の著作物が「主」であり、引用部分が「従」であること」ならびに「改変など、引用部分の著作者人格権を侵害しないこと」から、これは引用の範囲として使用している認識です。ただし関係者の方よりご指摘いただければ然るべき対応をさせていただきます。
しゅぴぴ!によるテラフォのプレイ動画が公開されました!
柚井ゆい、あられ、かわルンルン(敬称略)のボードゲーム女子3名により配信されているYoutubeチャンネル「しゅぴぴ!」でテラフォーミングマーズのプレイ動画が公開されたので貼っておきます(2025年9月15日追記)。3時間15分という大作なので、お時間あるときにご視聴ください。
海外版だけど何と日本語化して遊べちゃう
こうして「テラフォ」へのハードルがだいぶ下がったと思ったところで、よくよくSteamの説明を読んでみると…

ぎゃー!!
日本語で遊べないんじゃいくら安くたって意味ないじゃーん!!

でも大丈夫!!
何故ならこのSteam版「テラフォ」を日本語語化するツールを作成、公開している神様のような方がいるからっ!!
suraimumanさんありがとうございます!!
(紹介認可もくださり、重ねて感謝いたします)
おかげさまで、この通り日本語でバンバン遊べるようになりました!!

以下、私が日本語化した手順を紹介しておきます。日本語化ツールを手に入れたけど、どうしたらいいか分からない方はご参照ください。
(注:以下の手順は、Steamならびに「テラフォ」がインストール済であることが前提です!)
手順①
このサイトに行って「DL」のところをクリックし、OneDriveの画面に来たらダウンロードを実行します。

手順②
「Terraforming Mars日本語化.zip」を解凍します。


ここで出てくる「日本語化の仕方」というテキストファイルをよくお読みください。これにほぼ手順が網羅されていますので。
手順③
上記のファイルのうち、
・AutoTranslatorフォルダ
・notosansjp-regular sdf
を「Terraforming Mars」のフォルダにコピーします。
「Terraforming Mars」のフォルダなんてどこにあるの?という方は先ほどのsuraimumanさんのnoteを見ると書いてあります。ここです。
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Terraforming Mars
(ドライブは人によって違うかも)

手順④
下記のサイトに行き、「XUnity.AutoTranslator-ReiPatcher-5.4.5.zip」というファイルをダウンロードします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

手順⑤
「XUnity.AutoTranslator-ReiPatcher-5.4.5.zip」を解凍し、出てきたファイル(SetupReiPatcherAndAutoTranslator.exe)をさっきの「Terraforming Mars」フォルダにコピーします。


手順⑥
「SetupReiPatcherAndAutoTranslator.exe」をダブルクリックして1回だけ実行します。
DOS窓が開き「Setup completed. Press any key to exit.」と表示されたら何かキーを押して閉じます。
正しく実行されれば、「ReiPatcher」フォルダと「TerraformingMars (Patch and Run)」が追加されているはずです。

手順⑦
「TerraformingMars (Patch and Run)」をダブルクリックして実行します。
「1回のみ」とのことです(ドキュメント説明より)。
ゲームが開始されますが、すぐに終了とのこと。
今度は「AutoTranslator」フォルダが追加されています。

手順⑧
最初にダウンロードした「Terraforming Mars日本語化.zip」の中にあった「AutoTranslator」フォルダを、上記(「Terraforming Mars」フォルダ)の中にある同名フォルダに上書きします。


これでSteam版「テラフォ」の日本語化が完了します。
お疲れ様でした!!
補記:
以上の工程は「日本語化の仕方.txt」の内容に従ったのですが、これだと「AutoTranslator」フォルダを「Terraforming Mars」フォルダにコピーする作業を2度やってるんですよね…。これ最後に1度やればいい気もするのですが、とりあえずテキスト順に従って記載してみました。
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補記の補記:
上記について、日本語化の作者であるsuraimumanさんからコメントいただきました。それによると、
「AutoTranslator」フォルダを2回コピーしてるのはTerraformingMars (Patch and Run)でファイルがいくつか生成されたり書き換わったりします。それを防ぐのと2回目のコピーでもしかして書き換わったのを元に戻す作業もしています。
とのことです。suraimumanさん重ね重ねありがとうございます!!
では、さっそく遊んでみよう!!
日本語版で遊ぶには、「TerraformingMars (Patch and Run)」を実行します。ショートカットを作っておくと良いでしょう。

すると…。

おおー、日本語で遊べるドン!!
わーいだドン!!

さっそく「ローカルゲーム」で遊んでみます。
対戦相手はCPUが2人もいればいいでしょう。
「簡単」っていうの選んでみたけど、大丈夫かなぁ?

「あなたの企業を選んでください」の画面。
これはどういうことかというと、「テラフォ」の世界は「火星を人が住める惑星にするという宇宙開発事業を巡り、複数の企業が巨額の資本を投入してこれに挑んでいるっていう設定らしいのね。つまり各プレイヤーはお互い共通の目的に向かいながらも、しのぎを削るライバル同士ってワケ。まぁそうじゃないとゲームにならないもんね。
私は超ド素人なので「初心者企業」を選択しました。
(そもそもこれ、ボードゲーム会でも1回しかプレイしたことないし)

最初に配られる初期プロジェクトカード。
ここで何がもらえるかが割と重要だったり…。

荒涼とした火星の大地は、いま開拓の刻を待っている…。
待ってろよ、この地をサイド7みたく立派な都市に変えてやるから!!
(いやあれはスペースコロニーだから!!)

カードの中身はちゃんと確認しておくべし。
クリックすると詳しい説明が見られるよ。

例えばこれだったら使用するコストが31MC(メガクレジット、つまり金)で、使用したときの効果は「気温+3」「鋼材4つ獲得」、さらに誰か他のプレイヤーから植物を8個除くという妨害機能までついているというもの。企業間で競争してるとはいえ、エグいカードだなぁ…。
ちなみにデイモスっていうのは火星の衛星のひとつです(地球に例えて言うなら月を落とすみたいなもん)。

このゲームに登場するプロジェクトカードは割と禍々しい効果のものが多いので、何だか原発が平和に見えてくるよ。

研究開発フェーズでは、最大4枚のカードを買うことが可能。購入はいずれも3金で買えるが、使用するときにはカード左上に書いてある金額が必要。魅力的なカードは、今は使わなくとも先を見越して買っておくと良いよ。

画面中央が火星の現在の開拓模様。緑地を増やすと酸素濃度が上がり、熱を変換すると気温が上がります。さらに火星が住める星になるには海も必要。最終的に「酸素濃度14%」「気温8度」「海9個」を達成するとゲームが終わり、どこの企業が最も貢献度高かったか(VP)で勝敗が決まるのです。

何か生々しいカードだけど、こういうのが生息するようになれば火星もだんだん地球に近付いていると言える…?

人が住む前に鉄道建設するとか(笑)。
しかもこれ、もしやリニアでは…?

ばんざーい、フォボスに都市を作ったどー!!
フォボスっていうのは火星の惑星のひとつね(第一惑星とされています)。

何なんだろう、このカードは?
効能が一切何も書かれていないんだけど…。
(どうやら勝利点を得るためだけに存在するらしい)

火星に人が住める条件(酸素14/気温8/海9)が整った!!
ここまで何世代もに渡って開拓してきました。

こんな感じの星になりました。
これでもう999号が来てもイナカだなんて言わせないぜ!!

ということでゲーム終了。
何とあの重ゲーが、1時間足らずで終わっちゃったよ!!

はい、一番上の青いのが私です。
対戦プレイヤーに「簡単」を選んだのにボロ負け食らいました…。
さすがにもうちょっと考えてプレイすべきだったか(反省)。

…ということで、パソコンで、それも日本語で「テラフォ」が遊べることは伝わったのではと思います。
「テラフォ」っておもしろいの?
これはゲームの記事なので、最後に私がこのゲームについてどう思っているかについて語って締めくくりたいと思います。

結論から言えば、おもしろいし、またやりたくなるゲームです。
とかく重量級というイメージが先行しがちなゲームですが、私的にはルール自体はそこまで複雑だとは思いません。むしろゲーム内に用意されている情報が膨大なので、何をどうするのかが勝ち筋なのかが見えづらい印象です。むしろそこにやりこみ要素があると思っています。

私自身はボードゲームをプレイするとはいえ、軽量級~少し中量級も少しはやるかな?くらいな感じのプレイヤーでして、重量級はたまたまボードゲーム会行ったときに出てきたら何とかするくらいのものです。そんな私でも、この「テラフォーミングマーズ」はまたやってみたいと思いました。最初にプレイしたときに、ご指導いただいた方から「テラフォ初めてでここまでVP取れたのはたいしたものだ!」とほめていただいたことが自信につながったのかもしれません。

とは言え、普通のボードゲーム会でなかなか出てくるタイトルではないし、私が練習したいってだけで皆様を巻き込むのも申し訳ないので、このようにパソコンでプレイできる環境が出来たことは本当にありがたいです!!
これで練習して、いざボードゲーム会でプレイする機会に恵まれた際には、もう少しマシなプレイが出来たらいいなぁ。あと個人的には、これの経験を他のいわゆる「重量級ゲーム」に挑戦するきっかけにしたかったり。

ばんざーい!!


ということで、本作をPCでプレイできるようにしてくれたしてくれたSteamには深く感謝!!
そして日本語化の環境を与えてくれたsuraimumanさんに深く感謝です!!
共に火星を人が住める大地にしましょう!!
(了)
