AI時代にこそ英語が必要な、たった一つの理由。アプリ越しでは人は疲れる
「スマホの翻訳機能もすごいし、AIも進化している。」 「もう、英語なんて苦労して勉強しなくてもいい時代が来るんじゃない?」
正直、そう期待してしまいませんか? 私も、面倒な単語の暗記なんてしなくて済むなら、それが一番いいなと思います(笑)。
過去に英語学習で挫折し、「いくらやっても話せるようにならなかった」という苦い経験がある方なら、なおさら「テクノロジーに頼りたい」と思うのは当然のことです。
でも、英語講師として、そして現場で多くのコミュニケーションを見てきた人間として、これだけは正直にお伝えしなければなりません。
「身近なコミュニケーションにおいては、これからも『自分の言葉』が絶対に必要です」
実際、こちらの記事「翻訳アプリがあれば英語の勉強はいらない?AI時代に初心者が学び直すべき3つの理由」でもお伝えしている通り、便利なツールが普及した今だからこそ、初心者が学び直すべき明確な理由があるのです。
なぜ、高性能な翻訳アプリがあっても、自分で話すべきなのか? その理由は、AIにはどうしても超えられない「会話のテンポ(スピード)」にあります。
今日は、これからの時代に私たちが目指すべき「AIと自分の役割分担」についてお話しします。 これを読めば、「なんだ、難しいことは全部AIに任せてよかったんだ!」と、英語学習がもっと気楽なものに変わるはずです。
アプリ越しの会話は、なぜ疲れるのか?
海外旅行や街中で、翻訳アプリを使って会話をしたことはありますか? 確かに便利で、意味は正確に伝わります。
でも、やってみると気づくことがあります。 「すごく、時間がかかる」のです。
あなたがスマホを取り出す。
アプリを起動して、日本語を吹き込む。
翻訳されるのを待つ。
スマホの画面を相手に見せる(または音声を聞かせる)。
相手がそれを見て、理解する。
今度は相手がスマホに向かって話す……。
このやり取りの間、どうしても「無言の待ち時間」が発生します。
ビジネスの契約交渉や、病院での診察など、「正確さが命で、待つことが前提」の場面ならこれでも構いません。 でも、日常のちょっとした雑談や、レストランでの注文でこれをやるとどうでしょう?
お互いにスマホを見つめる時間が長くなり、目を見て笑い合うような「会話のライブ感」は失われてしまいます。 これが、翻訳アプリ頼みのコミュニケーションが「ストレス」を感じやすい理由です。
「Water?」と即答できる人が最強
日常会話で求められているのは、正確な翻訳ではありません。 「ポンッ!と即座に返ってくる反応」です。
例えば、相手に「飲み物は何がいい?」と聞かれたとき。
× アプリを使う: (スマホを取り出して…入力して…) 「I would like some water, please.(お水をいただけますか)」
○ 自分の言葉で言う: 「Water, please!(お水で!)」
どう考えても、後者のほうが会話として自然で、相手も楽ですよね。
文法が崩れていても、単語だけでもいい。 「自分の口から、その瞬間に言葉が出る」 このスピード感こそが、AIには真似できない、人間同士のコミュニケーションの醍醐味なのです。
難しいことはAIに。簡単なことは自分で。
「じゃあ、やっぱり英語を必死に勉強しなきゃいけないの?」 と不安になる必要はありません。
これからの時代は、「役割分担」をすればいいのです。
難しい契約書、専門的な議論、長文のメール → これは全部、AIや翻訳アプリに任せましょう。人間が頑張る必要はありません。
あいさつ、道案内、お店での注文、感情を伝えること → これは、あなた自身の言葉で話しましょう。
完璧な英語を目指す必要はもうありません。 AIが進化してくれるおかげで、私たちは「簡単なコミュニケーション」だけに集中すればいいとも言えるのです。
「自分の声」で伝える価値
「Thank you」と機械の音声で言われるのと、 あなたの声で、笑顔で「Thank you!」と言われるの。
どちらが嬉しいかは、明白ですよね。
英語学習は、テストのためでも、資格のためでもなく、 「目の前の人と、自分の声でつながるため」にあると私は思っています。
正確じゃなくていい。
上手じゃなくていい。
「これくらいなら自分で言えるよ!」という小さな自信を、少しずつ増やしていきませんか? それが、AI時代を生き抜く私たちにとって、一番の武器になるはずです。
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※この投稿は、英語に苦手意識のある初心者の方を想定して書いています。
正確さよりも「伝わること」「話してみる勇気」を大切にしたちよまる式の考え方を紹介しています。
この記事を書いた人:上田千代丸(ちよまる式 English Quest代表)
▶ 上田千代丸のプロフィールはこちら
【迷ったらここから!】 「一つひとつのステップをバラバラに学ぶのが不安な方は、こちらのロードマップをご覧ください。全10記事で、英語が話せるようになるまでの最短ルートをまとめています。」
▶ 英語が話せない悩みを解決!社会人のための「思考整理&独学ロードマップ」
ちよまる式は、AI時代における新しい英語学習の形を提案しています。
簡単なコミュニケーションは自分の力で、難しい内容はAIと協力して。
これからの英語学習は、「自力で全てをどうにかしようとする」のでも、「すべてAIに任せきりにする」のでもなく、その中間にある“ちょうど良いバランス”が大切です。
自分で考える力と、AIを使いこなす力——どちらも育てていくことが、これからの時代に求められる英語力だと考えています。
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