赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その3】
■営業マンにとって大事なこととは?
営業マンの目標は
クライアントのキーマンに信頼され、頼りにされること、
だと思います。
そこまで到達すると
「こいつなら」ということで情報ももらえるし、
新しい仕事のことも相談されるようになるからです。
優秀な営業マンといえば
とかく「喋りの上手さ」や「人当たり」みたいなことが
必要条件のように考えがちですが、
(私もそうでした。それで余計コンプレックスになる)
実はこれらは
目標に到達するための手段のうちの一つでしかありません。
必要条件なんかじゃないのです。
前項の阿佐田哲也のように
全然しゃべらないで、
結果的に「キーマン」に評価してもらえる例もあるのですから。
大事なのは
第一に、営業マンの「本質(クライアントへの思い)」。
第二に、それを「伝える」こと
なんだと思います。
クライアントは
この「本質」の濃さで各社の営業マンを比較し、
淘汰していきます。
いくら喋り上手でも
本質が濃くないと
上っ面の関係で終わり、
通っても通っても目標には到達できません。
前項で挙げた阿佐田哲也の場合は、
予め
作家への熱い思い(本質がとても濃い)という土壌があり、
それが
「走る」という姿に表れたことで
作家に伝わったということなんだと思います。
クライアントに信頼されたいなら、
まず
自分の「本質」を濃くするための努力をすること。
それから
自分が可能な方法で、それを「伝える」ことが
大事なんだと思います。
とは言え、
私たちが
毎日クライアントに走って行くわけにもいきません。
じゃあ、どうすればいいのか?
■私が行った克服法
~「本質を濃くする」+「恐怖症も克服」、一石二鳥の方法~
私の場合、
たどり着いたのが、
何でもかんでも
自分の伝えたいことを「紙」に書いて持っていく
という方法でした。
つまり「連絡表」ですね。
実際にはそんなに連絡することもないので
初めは、
相手のために考えてきたこと、
話したいこと、
教えてもらいたいことなどを、
そのまま書き連ねただけのものが多かったです。
本人が直接会いに行くのに、
喋る内容を「紙」に書いてもっていく、
というのは、ちょっと珍しいと思います。
でも、
これがハンデをなんとか凌ぐために考えた、
私の苦肉の策でした。
そして、結果的には
恐怖症克服にも自分のスキルアップにも
これが凄くよかった。
「紙」があれば
こちらがうまく話ができなくても、
こちらが考えていること、伝えたいことの最低限は
読んでもらえば相手にもわかります。
相手も
私の考えていることが「紙」ですぐに分かるので
安心して
何かしら返してくれます。
(自分の意図が伝わらず、あやふやで終わるのが一番まずい。
それなら方法は不細工でも相手に分かった方がよい。
わかってもらえれば、一歩進みます)
「紙」を媒介にして
相手が何か喋り
私が筆談で返すみたいなこともあったと思います。
そして
不思議なもので
こんなことを繰り返しているうちに
直接話ができるようになっていったのです。
実はこの
「紙」を持っていく、という方法は、
対人恐怖症に限らず、
営業として効果的な方法でした。
議題が絞れ、話が手っ取り早くなる上、
互いに「紙」に視線を合わせているので
顔を見合せるより、ストレートに喋りやすくなるものです。
それに
「紙」に書くためには
行く前に何かしら相手のことを考えなくてはならない。
どうしたら伝わるか、書き方も工夫しなくてはならない。
これが訓練としては凄くよかったのです。
私の場合は、
こんなことを繰り返しているうちに
クライアントの考えや状況が学べ、
そして
紙がなくても喋れるようになってきて
いつの間にか
営業成績も上がっていき
いつの間にか
ルーティンの仕事では対人恐怖症から解放されていきました。
(今もプライベートや、仕事でも大人数だと駄目だけど・・・)
あまりに簡単な方法で
拍子抜けしたかもしれませんが、
これは凄く実践的な解決策になります。
(実際にやった私が言うのですから間違いありません)
営業にもいろんな業種、環境があると思いますが
どんな方にも
この方法は使えると思います。
因みに
私は話ができても上手い方ではないので
スキルを補完するために
今もこの方法をとってます。
私と同様に
コミュニケーション手段の問題で悩まれている方は、
ぜひ一度おためしを。
もしかしたら
同じ悩みを抱えてらっしゃるご同輩、
お互い、がんばりましょう。
※ご参考:
因みに添付が私が書いている連絡表のイメージ。
相手とある程度の関係ができれば、
こんな感じでノートに書いて持ってくのもありです。
このレベルなら、
移動の間に電車内やコーヒーショップでも考えて書けますよね。
要は、会う前に考えて、書いて持っていくこと。相手に向かって一歩踏み込むことが大事だと思います。

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