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閉鎖病棟で思い出した映画の話——17歳のカルテ

【お知らせ:オリジナルショート動画を制作しました!】

本作『17歳のカルテ』が持つ、切なくも美しい世界観。そして、自分が何者かわからなくなってしまう夜の、脆い心の守り方について、1分で心のセーフモードに入れるショート動画を制作しました!

YouTube上にある既存の動画をただ持ってきたものではなく、私ダンちゃんが海外の無加工映像を厳選し、動画編集ソフトを使って魂を込めてテロップや音声を載せた、完全オリジナルの作品です。

文字だけでは伝えきれなかった、映像と声が織りなす「生きづらさのリアル」を、ぜひ五感で受け取ってみてください。

今後もYouTubeチャンネル(@ren_soukyoku)にて、「映画×双極性障害×生きづらさ」をテーマにしたエモい動画をドンドン発信していきます。

もし少しでも心に刺さるものがあったら、動画の「高評価」や「チャンネル登録」で応援していただけると、これからの大きな励みになります!


ブラック・スワンの記事を書いたら、「私も同じです」ってコメントをいただいて。

正直、泣きそうになりました。

同じ経験をしてる人がいるって、それだけでこんなに楽になるんだって初めて知った気がして。

だから今回も、正直に書きます。

17歳のカルテの話です。


観たことありますか?この映画

1999年の映画で、アンジェリーナ・ジョリーがアカデミー賞を取った作品です。

精神科の閉鎖病棟に入院した女の子たちの物語。

主人公のスザンナは、自分でもよくわからないまま入院することになる。周りには境界性パーソナリティ障害の子、拒食症の子、幻覚が見える子がいて。

みんな「普通じゃない」とされた子たちなんですよね。

でも観ていると、だんだん「普通って何だろう」って思い始めるんです。

これ、すごく大事な問いだと思っていて。


私も閉鎖病棟にいたことがあります

前の記事でも少し書いたんですけど、双極性障害の診断を受けてから、一時期閉鎖病棟に入院していました。

「閉鎖病棟」って聞くと、怖いイメージがありますよね。

でも実際は、朝ごはんがあって、昼ごはんがあって、作業療法があって、テレビがあって。病棟の中に、ちゃんと日常があった。

ただ、鍵がかかっていて外に出られないだけ。

スザンナが病棟の日常を生きながら「ここって本当におかしいの?」って感じていく様子、すごくリアルでした。

外の世界の方が、よっぽど混沌としていることって、ある。


リサというキャラクターが怖くて、目が離せなかった

アンジェリーナ・ジョリーが演じるリサは、病棟の中で一番自由な存在です。

ルールを破る。人を操る。カリスマ的で、誰にも縛られない。

正直、怖いんですよ。でも、目が離せない。

なぜかわかりますか?

リサって、躁状態の私に似てるんです。

全能感があって、怖いもの知らずで、感情が爆発している状態。周りが見えなくなる。自分が絶対に正しいと思っている。

躁の時の私はリサに近い。でも鬱の時の私はスザンナに近い。

どちらも紛れもなく「私」なんですよね。


「普通」って、誰が決めるんだろう

この映画を観て一番考えさせられたのが、「普通と異常の境界線」という問いです。

スザンナは病棟の中で、自分が本当に病気なのかどうかずっと迷っている。

それって、すごくわかるんですよ。

双極性障害って、波があるだけで、基本的には「自分」なんです。

躁の時も、鬱の時も、病棟にいた時も、今こうしてnoteを書いている時も、全部同じ私。

「普通じゃない」と言われ続けた私が「普通って何?」と問い返す——この映画はそういう物語だと思っています。

でも同時に思うのは、この問いって精神疾患を持ってる人だけの話じゃないということ。

アラサーになって、仕事も人間関係も複雑になってきて、「普通に生きるってなんなんだろう」って思うこと、ありませんか?

この映画はそこに静かに答えてくれる気がします。


推し活が、回復のきっかけだった

病棟にいた時、正直、先のことなんて何も考えられなかった。

でも一つだけ、頭の中にあったことがあって。

「退院したら、推しの全スケジュールに参加する」

それだけだったんですよね。

当時の推しはモーニング娘。でした。ラブマシーンが大ヒットしていた頃です。

私はアサヤンの時代からずっと追いかけていて。オーディションで選ばれた瞬間から知っていた子たちが、今や日本中を熱狂させているのを見て、もう感無量で。

中野サンプラザで、一日3公演。

チケットは3公演全部買ってありました。退院する前から。

Tシャツも3枚必要だった。汗でびしょ濡れになるから、着替えないと最後まで持たないんです。

3公演を異常なテンションで盛り上がり続けた。体力的にはかなりきつかったけど、それが全然苦じゃなかった。

あの頃はちょうど、ヲタ芸が生まれた時代でもあって。突然、狂乱のダンスを踊り出す観客を見て驚いたりもしながら。

でも、至福の時でした。

病棟の中で「退院したらあの場所に戻る」と思い続けた日々があったから、あの熱狂は余計に輝いていたのかもしれない。

推しの存在が、「退院後の未来」を具体的に見せてくれた。

「誰かが好き」という感情は、どんな状態の時でも消えなかった。

それが今の私を動かし続けています。



次回は、躁の時の推し活と鬱の時の推し活、どう違うのかをもっと具体的に話そうと思っています。

これがまた全然違うんですよ、本当に。

またお邪魔しますね。

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 ダンちゃん|映画解体評論家 難解作品の謎をPythonでデータ解析して、誰も答えを出せなかった問いに答え続けています😭 それでも有料記事は売れてない。次の食事の事はわからない。目の前の一食分のもやし(一袋30円)ください🙇

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