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早く人生が終わってほしいと願った私が、小説を書き終わるまでの10年⑤

「まず、一番最初の読者として
処女作をを読ませてくれてありがとう。
これ、よく書いたなぁ、すごいなぁって思っています」

「この長編小説を書き切る労力、パワー、集中力にあっぱれです。
私は、『あの頃』の仙台は知らないけれど、
もっと空気感みたいなものが、今とリンクするといいとも思いました。
あと、私は小説素人ですが、全体の小説の印象や読後感よりも、
1シーン1シーンが印象的な小説だと思いました。
例えばシゲル(登場人物)の家に行った時のこととか。
父たち世代が若かった時のやりとりとか。
月子が主役なのに、他のキャラが濃い。笑」

「シゲルはかっこいい。ロック」

「モッズコート、ラバーソール、スクーター、美大、音楽。
鬱屈とした感情を爽やかに表現するアイテムが揃いすぎてる。笑」


この小説は80年代後半から90年代が
メインステージで
主人公の父親の時代を遡ると70年代に戻ったりする。

場所は「仙台」
登場人物は10人。
母親のエピソードを散りばめつつも
母親という存在を一切登場させなかった。
子供が感じる母親像を
子供の目線や思いだけで描いた。
それだけではない、
恋愛や、夢をとらえるもどかしさ
生きることの辛さ
この物語には
私の数奇な出来事を全て余すことなく書いた。

なぜなら、
一生に一度しか書かないのだから
全部書くことが前提の条件だったことと
私の場合、
とにかく。

自分が読みたい小説を書きたかった。

一言で言うと「祈り」みたいなもの。

でも、内容はかなり重い。

彼女に読んでもらって
私は「自分だけの小説」から
独り立ちしたように感じた。

そして、この小説の行方が
どこに向かっていったら良いのかを
何度も何度も話す日々が続いた。




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