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誰にも読まれなかったあの記事が私の転機だったと気づくまで

振り返ると、いくつものターニングポイントがありました。
人から見たら恥ずかしくなるほどの大失敗も、たくさん。山ほど。

それでも私が今も続けているのは、成功したからではありません。
センスが良いからでもないです。センスがあればそんな失敗、してないでしょうし。

春なので、私が本気でnoteに取り組んだこの1年を少し振り返ろうと思います。


SEOライターの渡邉こみつです。最近はWEBライティング講座を作ったり、note SEO戦略コンサルタントとして個人クリエイターをサポートしています。
書いている人はこんな人。

渾身の初心者シリーズを書いた。盛大にコケた。

1年ほど前、自分が知っていることを全部詰め込んだ初心者ライター向けの記事シリーズを書きました。
丁寧に、わかりやすく、抜け漏れのないように。自信はありました。
(今見ると非常に恥ずかしい)

意気揚々と公開。が、誰にも読まれない。

人から見たら、完全に失敗です。大失敗です。
私もそう思いました、最初は。


魅せ方を学ぼうとした。見事にスベった。

それからちょっとだけ落ち込み、「そうか、魅せ方が足りなかったんだ」と思い、調べ始めました。

noteやSNSの文化はちょっと変わっていて、これまでライターとして活動してきたときは気にもしなかったことや聞き慣れない言葉がずらっと。

冒頭にフック。
3行で決まる。
数字を入れろ。
感情を動かせ。
「なりたくない未来」を想像させろ。
できなくてもできると言ってしまえ。

言っていることは分かりました。全部理解できた。
でも、やりたくなかった。

マーケティングの本も読み漁りました。
でもそこにあったのは企業向けの話で、個人がnoteで書くための答えじゃない。何か自分の商品があるわけでもないのに、売るための行動が推奨される。

勉強すればするほど、自分の内側との距離が開いていく感覚だけが積み重なって、何がしたいんだっけと画面に問う日々。

「全部わかる。でも、私じゃない。」

この体験も人から見たら、迷走です。失敗です。


note×SEOを発見。これは、転機だった。

答えを探しながら、ある日、自分のダッシュボードを古い順から眺めていました。本当に誰にも読まれないごみを量産してきたのか、知りたくて。
届かないなら、やめたほうがいいかもしれないと思って。

現実は違いました。

誰も反応していない記事なのに、なぜか確実にビューが増えている。
公開から1年以上経った、趣味で書いた超マニアックなゲームのレビュー。

フォロワーも少なく、スキもほとんどない。なのにビューだけが、毎日少しずつ増えていた。セールのたびにそれは増えていました。

「外部流入だ」と気づいたのはしばらく経ってから。
誰かが「知りたい」と思って検索して、私の記事にたどり着いていた。派手な魅せ方も、フックも、何もなかったのに。

仕事で培ったライティング技術で、好き勝手に書いたものが読まれ続けている。

そこから、SEOが自分の武器だと確信するまで、あらゆる観点で記事を重ねました。noteで検索上位を取ることはまぐれじゃないと思えるようになったとき、私なりの方法がようやく形になりました。

そう、こみつ式の確立です。


最初のメンバーシップを作った。誰にも届かなかった。

方法が形になったので、メンバーシップを作りました。ギルド的な雰囲気で、一緒に研究しましょうという場所にしたかった。

これも、何も起きなかった。認知が浅すぎた。
今思えば当たり前です。もっと何かするべきことがあったはず。

ときどき、自分なら何とかなるだろうが前に出過ぎるのはなんでなんでしょうね?
これのせいでいつも盛大にやらかしてる気がします。

人から見たら、これも大失敗です。
でも、誰も見てないから痛くもかゆくもないという事実。

気にしているのはいつだって、自分の中にいる他人です。
実在するユーザーじゃないんですよね。


認知のために、自分の切り口を置き始めた。

届かないなら、まず知ってもらうしかない。
それこそSEOの出番だぞと。

夏の盛りに無料のコミュニティ(検索されるnote研究会)を作って、note×SEOの魅力や必要性を内にも外にも発信し始めました。

ポツポツと人が集まり始めて、添削と伴走を主とした2度目のメンバーシップを開設しました。

初心者向けシリーズから半年後のことです。
内容はさほど変わっていません。ライティングの基本にSEOをプラスして、note×SEOのカラーを強めにし出したのも、この辺り。

だがしかし、華々しさはなく、派手さもなく。
非常に地味。人から見れば失敗の類でしょうね。


「教える人になったほうがいい」と言われた。

当時のメンバーシップには、1記事添削しますというプランがありました。

ある日、そのプランに入ってくれた人の記事を添削して、解説通話をしたんですね。そして、添削と通話が終わった後にその人がこう言ってくれた。

「絶対に、教える人になったほうがいい。」

たった一人でした。でも、そのひと言で「やっぱり間違ってなかった」と思えた。

方向は間違っていない、だとしたら数打ちゃあたる。
どんどんやるほかないという思いのまま、とにかくやってみる。

明確なゴールが見えていないのに走り出していますから、これも見る人が見たら失敗の原因かもしれません。


note×SEO診断に挑戦

その後、無料でSEO診断しますと声をかけて、トータル10名以上の記事を拝見し、簡易的だけどPDFを作ってプレゼントしました。

本来であれば、依頼を受けて仕事としてやるべきことです。
ですが、SEOの必要性を感じている人に出会うことはなかなかなく、気になるけどどうすればいいんだろうという人の役に立てないかと思ったのです。

ありがたいことに、参加してくれた全員が、ありがとうと言ってくれました。

本心かどうかは、わからないです。
でも、全員が嘘をついているとは思えないので。それが今も、私の支えになっています。

私が偽ることなく、自分の考えを発揮できる人脈ができてきたなと感じたのがこのころ。
頑張ってねと応援してもらえるようになってきた。

やっとスタートラインに立てたかもしれないと感じ始めた頃です。


100日投稿というチャレンジ

ある日、気付いたら14日ほど連続でnoteを投稿していたことに気づき、そのままやってみようと挑戦してみた100日投稿。

そのあたりで私は少し学習し、挑戦していることを公言せずに達成できるかという謎のチャレンジも同時進行で進めました。

つまり、誰かが見てくれる・応援してくれるからできるのか、自走する力があるからなのかを見極めたかったのです。

結局は、ゴール目前で挑戦中であることを話しましたが、それによって何か変わったかというとそうでもなかったと思います。

100日の間投稿することで露出は増え、認知が増えたのは間違いないです。
書きたいこともたくさんあったから、ネタが尽きるということもほぼなく。

でも、爆発的にフォロワーさんが増えたり、noteが急に売れ出すなんてことはありませんでした。

なので、これも人によっては失敗の類でしょう。
100日もかけたのに、成果につながらなかったとして。


2026年3月の今。

認知はまだまだ全然。
届く範囲は限られています。
1年かけてこの程度、と言われたら返す言葉もありません。

でも、私はまだ失敗していないと思っています。
全部、地続きだったから。

コケたように見えた初心者シリーズは、今も公開していて、たまに誰かが読んでスキをつけてくれます。あの頃から間違っていたわけじゃなかった。

ただ、迷路に迷い込んで、ひとりで迷子になっていただけでした。
迷路は、少し高いところから見るとただの地図です。ルートがはっきり見える。


まっすぐさんとまよいさんがいる

ライターからコンテンツディレクターを経て、今この道を歩きながら、書き手には2種類いることに気づきました。
まっすぐさんと、まよいさんです。

まっすぐさんは、言葉を目的を達成するための道具として割り切れる大胆さがあります。
多くのライターさんを見てきた中で、迷いがないから速いと感じたのはこのタイプ。ただ、修正依頼をさらっとスルーしたり、読者の感情を想像するフィルターが薄かったりする傾向がありました。

一方、まよいさんは行間を読みすぎる傾向にあります。
「書いていないこと」にまで応えようとして、文章が冗長になったり飛躍したりする。強いノウハウに圧倒されて、自己肯定感が下がりやすい。

でも。
言葉の深みやていねいさは、まっすぐさんには出せない魅力があります。誰も傷つけない、温かくて誠実な文章が書ける。それはまよいさんにしかない資産だと、私は思っています。

自分で言うのも何ですが、私はまよいさんです。

好きで迷っているわけじゃない。迷いたくない。
だから勉強する。全部理解できる。
でも理解できるから、自分との差が見えて、余計にガサガサしてくる。
その差が鎖や重りとなって締め付けられ、軋んで、痛くて動けなくなる。

まっすぐさんが羨ましかった。キラキラして見えたから。
でも、まっすぐさんみたいにはなれない。
実力の問題じゃなくて、心が軋むから。
しばらくして、それでいいと思えるようになりました。
まよいさんの見本は少ない。

だから私が、迷路を紹介して、歩き方を伝えることにしました。


私=答えではない

私が答えを渡すわけじゃないです。
少し高いところに登る方法や、視点を変えるきっかけを、私の経験をもとにここに置いていこうと思っています。

使うかどうかは、自由です。

だって、まよいさんに「これが正解、やりなさい」と言っても意味がない。
「本当にそうかな?」から始まって、どうにか理解しようとして疲弊して、なんとか実践してぐったりする。
それはもう、まよいさんの話じゃなくなってしまう。

ヒントを置いておくから、必要なときに拾ってください。という気持ちです。

まよいさんは感度が高く感性が豊かだから、続けていれば自分なりの答えは必ず見つかります。ただ、その感度が自分に向きすぎると難易度を上げすぎてしまうので、そこだけ気をつけてほしいなと。

まよいさんの見本は少ない。だから私が、書くことでそれになれれば。
まよいさんの「大丈夫」の一部になれたらいいなと、今は思っています。


これから。

まよいさんの見本やお手本になるにはどうしたらいいんだろうか。
それを考え続けて今に至ります。

note診断や添削、Webライティング基礎講座など、必要な人に届けるためのパーツが徐々にそろってきたなという感じでしょうか。

それでもまだまだやりたいこともやるべきこともあります。

世にあふれたキラキラにちょっと息苦しくなったとき、こんな方法はあってもいいかとおもえる場所になっていけたらいいなと思います。

センスじゃない、技術じゃない。
考え方の違いや感性の違いだってまるっと受け入れて。

自分らしいコンテンツを作りながら、誰かの役に立つ情報として昇華していこうと思います。

さぁ、こうやって宣言してしまったからにはやらねば。

なかなかnoteまで手が回っていない状態ですが、ぼちぼちギアを上げていくつもりです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!


見本だなんて偉そうに

おまけ

実は現在、「検索されるnote研究会(けんのーけん)」として、「検索されるnoteの最低条件」を執筆中です。
けんのーけんとして多角的に「検索されるnote」を解剖していこうと思います。

まだまだ書き始めたばかりで、いつ完成するかもわかりませんが、随時報告できたらいいな。でも、いろいろなことを並行し行うのは難しいので、いきなりリリースする可能もゼロじゃないなぁ。


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