唐鎌さんの寄稿レポート(8/22)『ニクソン・トランプ比較論(後編)』
1.はじめに
唐鎌さんの骨太な論考です。ニクソン大統領とトランプ大統領の比較論です。何かと似ていると比較されるこの2人について、唐鎌さんらしい事実に基づく考察がされています。こういうの私は大好物です。前編に続く、後編です。
唐鎌さんの冷静な分析は、非常に参考になります。また、ご著書も、チェックしてみてください。唐鎌さんは、本当にリスペクトできるエコノミストです。
慶大経卒。JETRO、日本経済研究センター、欧州委員会などを経て現職。著書に『弱い円の正体 仮面の黒字国・日本』、『「強い円」はどこへ行ったのか』、『ECB 欧州中央銀行: 組織、戦略から銀行監督まで』。所属学会:日本EU学会。
※コメントは個人的見解であり所属組織とは無関係です
2.唐鎌さんの寄稿レポート
覇権性・基軸通貨性の行き先
村松さんのメンバーシップの皆様、こんにちわ。さて、、、前編の投稿から1週間、お待たせいたしました。ようやくニクソン・トランプ比較論の後編を配信させて頂きます。前編も合わせて今回のような議論は書籍寄りの「読み物」ですので、必ず今月、このタイミングで読まなければならないというものではありません。お時間をとってお読みいただければ幸いです。
なお、当方のメンバーシップ「唐鎌Labo」ではこうした骨太で「腐らない議論」を集中的に取り扱うことを強みとしています。もしご関心を持って頂けた場合、覗いてみて頂けたら嬉しいです:
さて・・・前回のnoteではニクソン政権とトランプ政権の類似性について、主にニクソン政権時代の政策運営を中心に議論しました。通商・通貨・金融・外交など複数分野において両政権の志向は似通っており、スタグフレーションの悪化やこれに応じた大幅利上げ、結果としてのドル高に苛まされた1970~1980年代の教訓は現在の参考にしたいところです:
現状を見る限り、「インフレ的な状況に金融緩和と通貨安を割り当てれば当然、国内物価は押し上げられる」というニクソン政権の失策をトランプ政権が繰り返そうとしている感は否めません。両政権の所業が酷似する以上、構えるべき結末も酷似する恐れはあるでしょう。
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