婚活2年目の誕生日、一人でケーキを食べた僕が「変わってない」の正体に気づくまで
婚活で一番つらいのは、断られることではありません。
努力しているのに、「変わっていない」という事実です。
お見合いには行っている。プロフィールも直した。服も変えた。なのに、ふと立ち止まると、去年と同じ場所に立っている気がする。
僕は結婚相談所オーネットで、お見合い65連敗を経験した精神科ナースです。婚活2年目の誕生日、一人でケーキを食べながら「去年と何も変わってない」とつぶやいた夜があります。
この記事では、あの停滞感の正体を解説します。結論から言うと、「変わってない」は事実ではなく、構造が生む錯覚です。
婚活2年目の誕生日、ケーキを一人で食べた

その日、僕は仕事帰りに小さなケーキを買って帰りました。テーブルに置いて、一人で食べる。おいしいはずなのに、味がよくわからない。
頭に浮かんだのは、たった一言でした。
「去年と何も変わってない」
お見合いには行っている。努力もしている。それなのに、誰かと一緒に誕生日を祝う未来は、どこにも見えない。増えているのは年齢と、お断りの数だけ。
がんばった1年の締めくくりが「変化ゼロ」の確認作業になる。この虚しさは、経験した人にしかわからないと、今でも思っています。
「変わってない」と感じるのは、婚活の構造のせい

でも、あの夜の僕に今なら言えます。変わってないと感じるのは、あなたのせいではない。
仕事なら、経験が実績として積み上がります。筋トレなら、扱える重量が伸びます。勉強なら、点数が上がります。途中の成長が、目に見える。
ところが婚活だけは違います。評価軸が「成婚したか、していないか」の二択しかない。途中でどれだけ成長しても、成婚していなければ全部「ゼロ」に見える仕組みです。
つまり、あなたが弱いのではなく、構造の問題です。中間の成果を映す鏡が、婚活には最初から付いていません。
これはプラトーと呼ばれる現象に似ています。学習や訓練の途中で、成長が止まったように見える停滞期のことです。実際には内側で変化が積み上がっているのに、表からは何も見えない。
見えないから、人は不安になる。そして、数えられるものにすがり始めます。
僕の場合、40回を超えた頃には仮交際の数を「実績」として数えていました。担当アドバイザーに「仮交際を実績だと思ってませんか」と指摘されるまで、自分では気づけなかった。見えない成長の代わりに、見える数字で自分を保とうとしていたんです。
実は、あの2年間で僕は変わっていた

65人目のお見合いの日、夜勤明けの僕は開口一番こう言いました。
「すみません、今日仕事がしんどくて」
64人目までは絶対に言えなかった、素の一言です。この一言が決め手になって、その人は今、僕の妻です。
1人目の僕に、この一言は言えません。64回の消耗と、2回の休止と、一人で食べたケーキが、素を出せる僕を作っていた。誕生日の夜には1ミリも見えなかった変化が、内側でちゃんと積み上がっていました。
「変わってない」と感じている今のあなたにも、同じことが起きています。見えていないだけです。
今日からできること:測るものを変える

停滞感への対処は、シンプルです。成婚以外の「ものさし」を自分で持つこと。
たとえば、こんな項目です。
今週、婚活を忘れて休めた時間はあったか
お見合いで、本音を一言でも出せたか
お断りの後、自分を責める時間が前より短くなったか
どれも成婚には直結しません。でも、回復と成長を映す鏡にはなります。二択の構造に、自分だけの中間地点を作ってください。
一人でケーキを食べているあなたへ

僕は今、家族と誕生日を祝っています。あの夜の僕に見えていなかった未来が、続きとして存在しました。
だからこそ、今まさに「変わってない」の中にいる人の役に立ちたくて、この記事を書いています。
一人で食べたケーキの味を知っている人は、僕の仲間です。その夜を経験してもまだ歩いているあなたは、それだけで十分です。
▶停滞感の裏で心が消耗しきっている方へ →お見合い65連敗の精神科ナースが実践した婚活メンタル回復プログラム https://note.com/clean_aster449/n/n01cb0ce07c70
▶「このまま続けていいのか」と迷い始めた方へ →婚活をやめるべきサイン・続けるべきサイン https://note.com/clean_aster449/n/n79174c8d7c08
▶「どうせ変わらない」という思考が止まらない方へ →婚活で消耗する人の「認知の歪み」5パターン https://note.com/clean_aster449/n/ne4e36b5c01b7
ぽん(@dai_konkatu)
