【ドラばな】ドラえもんが何かちょっと可愛くて、ほっこりする話
《本記事には、ドラえもんの「あるエピソード」のネタバレがあります。気になる方は、「読んだことないエピソードじゃん!」と気付いた瞬間、遅れずに逃げてください》
前回、「ドラえもんの怖い話」について書いたが、思い返すと、何ともマニアックなエピソードについて書いてしまったものだ。
前回の話、詳しくサーチしようとしても、秘密道具の名前すら忘れてしまっており、未だに思い出せないという体たらくであり、皆さんのことも少しモヤモヤさせてしまったかもしれない。
今回は、ドラえもんの「実に探しやすいエピソード」について書きたいと思う。
前回のように怖い話ではなく、ジャンル分けするならば「ほっこり系」である。
今回の話、ご存じの方も多い気がするが、そんなに話題になることもないエピソード(?)のような気もする。
ただ私が「何となく好きなエピソード」である。
では、気になるドラエピソードに入る前に、まずは粗茶でも召し上がれ、、、
、、、みたいなことをやって、本編になかなか入らないという「ハミングバード・スーパーいじり」を前回披露したが、飽きられそうなので、今回は早速、お茶なしで本編に入る。

今回ご紹介したいのは、ドラえもん単行本の2巻に収録されている「地下鉄をつくっちゃえ」というエピソードである。
(ホラ! 何と探しやすい!)
「漫画は必ず1巻から順番に読むものじゃ!」という熱く頑固なポリシーをお持ちの私のような方であれば、「あー、あの話か!」となるかもしれない。
因みに、この話が好きだという方、居られるだろうか?
本記事を書くにあたり、このエピソードに登場するドラ道具の名前を再確認したところ、、、
「穴ほり機」。。。
何とも、、、ここまでやる気のないドラ道具のネーミングがほかにあるのだろうか。
もはや「ポパポパン♬ あなほりきぃ~」とドラの一つ覚えの芸風でポケットから出すまでもない。
同エピソードのあらすじを軽く説明する。
のびパパが毎日、満員電車で通勤しているのを知ったドラ&のびは、「パパがかわいそう。満員電車で辛い思いをしなくて済むように、クリスマスに地下鉄をプレゼントしよう!」と思い立つ。
まあドラも最初はあまり乗り気ではなさそうで、自身満々で道具を出したわけでもない。
多少弱気からの「まあ穴ほり機ぐらいなら、ありますがねぇ。いいんすか、こんなんで?」みたいな低いテンションで渋々出した程度の道具であるからして、上記の雑なネーミングも理解できるところではある(ドラが不貞腐れて、勝手に道具の正式名をネグった可能性もある)。
ドラのびは「穴ほり機」を駆使して何とか地下鉄を開通させ、パパを乗せた地下鉄は会社へと向かう。
ただ地下鉄は会社にスムーズに行くことはできず、トラブルに巻き込まれ、3人(ドラのび&パパ)は右往左往した挙句、最後に、、、というような話である。
そんなに人気のある話でもないような気がするが、「ドラのびの浅はかさ ^^; と可愛らしさ」、そして「のびパパのカッコよさ」みたいのが表現されていて、何か好きなのである。
まずドラのびは、パパを思う気持ちから勝手に(?)パパに地下鉄をプレゼントしようという計画不足且つ大それた発想をする。
その挙句、出勤時間のパパを散々な目に遭わせ(のびパパは穴を自力で掘って、スーツごと泥だらけになったりする)、最後に計画が上手くいかず、のびパパが遅刻してしまうと思うと「ぼくらがよけいなことしたからだ~。ウワ~ン」と2人して泣き始めるのである。
勝手なことをしてトラブルに巻き込み、挙句の果てに泣き崩れ、余計にパパを困らせている。
全くもって困った奴らなのだが、のびパパを思う子供ながらの(初期の頃とは言え、ドラも何とも子供っぽい!)強く一途な「愛」みたいのが伝わってきて、何か「可愛いな」と感じるのである。
以前、「アヒルタクシー」というショートショートを書いたが、同作に登場するキャラクターのやることなすこと、ドラの「地下鉄をつくっちゃえ」を少なからず意識した。
「ドジで情緒不安定で困った奴だが、主人公のことがとにかく大好きで仕方がない」という動物のキャラクターがいたら、何か「ウザ可愛い」だろうなと思いながら書いた。
上にも書いたが、「地下鉄をつくっちゃえ」は、のびパパも実にカッコいい。
のびパパって、たまに酒にだらしなかったり、個人的には、あまりパッとしないイメージがある。
ただ「地下鉄をつくっちゃえ」では、通勤の忙しい時間帯に穴など掘らされ(実にしんどそうな顔で必死に掘っている)、スーツも汚れ放題にもかかわらず、最後はドラのびに辛い顔も見せずに笑顔で「パパのためにやってくれたんだ。うれしいよ」である。
クゥーッ、何とカッコいい男ではないか。
アンタ、ホントにあののびパパですかい?
最後の1コマで、全身泥だらけの状態にもかかわらず、笑顔でドラのびに手を振り、会社に向かうのびパパの姿には結構痺れる。
さてさて、地味な(?)エピソード紹介となったが、ご興味持たれた各位はこの話を読み返すなどし、もっとマシな(^^;)道具の名前でも考えてみてはどうだろうか?

