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手放すことは、手に入れるよりもずっと困難だった



今年になって、ようやくひとつの大きな決断ができました。
それは…、会社を辞めて独立するということ。

僕にとってこの決断は、
何年も抱え続けてきた解けない宿題のようなものでした。
頭では「辞めたい」とずっと思っているのに、
心の奥ではいつもブレーキがかかる。
不安が押し寄せてきて、一歩踏み出す勇気が持てない。

なぜならそれは、自分ひとりの問題ではなく、
家族の生活が頭をよぎるからです。

「辞めるなんて、わがままなんじゃないか?」
「もう少し我慢して頑張ったら、いいことあったのに…」

そんな自分を鈍らせる声が、
決断のたびに僕の心を揺らしました。


■ 周りの価値観が、自分の行動を縛っていた

よくよく考えてみると、僕の周りには
「会社を辞めても、またどこかに雇われる」
そんな前提で生きている人ばかり。

だから、
「嫌でも我慢するのが会社員」
「みんな耐えてるんだから、それが正解」
「今の会社にいられるだけ恵まれている」

そんな正しさに囲まれ、
いつの間にか僕も同じ価値観で生きていました。

でも、その考え方のまま過ごしていると、
心はずっとモヤモヤしたまま。
疑問を感じても、行動に移す勇気が出ない。
そして行動しなければ、
本当にやりたいことに触れる機会は永遠に来ない。

そんな未来を想像すると、心が深く沈みました。
「このまま何も変えず歳だけ重ねていく人生は嫌だ」
そう強く思いました。

■ 安定を手放す。それは「肩書き」を手放すこと

会社を辞めるというのは、ただ仕事を辞めるだけではありません。

安定
肩書き
世間体
保証
収入
こうした守られている感覚を丸ごと手放すことでもあります。

でも、それ以上に怖かったのは、
会社員のまま抱え続けた「心の違和感」を、
この先も無視し続けることでした。

「自分とは一体何者なのか?」
「どんな価値を届けたいのか?」
「どう生きたいのか?」

その答えを見ないふりをしている自分に、
限界が来ていました。

そこで僕がまずやったことは、
相談する相手を変えることでした。

会社の中にいる人は、行動しない人が多い。
当然、出てくる言葉は評論や否定ばかり。
行動したことのない人に相談しても、
ヒントはひとつも得られません。

でも、外の世界には、
挑戦している人、動いている人、
理想に向かって進んでいる人がいるのです。

彼らと話すことでヒントを得て、行動して試して、
そしてまたヒントを得て進む。
この繰り返しの中で僕は、
少しずつ自分に自信を持てるようになりました。

■ いちばん難しかったのは、“思い込み”を手放すこと

実際のところ、一番手放すのが難しかったのは、

会社に残るのが正解
我慢するのが会社員
嫌でも続けるのが社会人

そんな“思い込み”でした。

手放すという行為は、想像以上に怖い。
なぜなら今まで積み重ねてきた価値観や習慣を、
変えることになるからです。

でも、勇気を出して手放してみたら、
覚悟もできました。
決めたらやるだけ。
その小さな覚悟が、次の一歩を踏み出す力になりました。

■ 我慢して続ける人生から、自分で選ぶ人生へ

50代を迎えると、
「もう遅いんじゃないか」
「今さら変えられない」
そんな不安が頭をよぎります。

でも、本当にそうでしょうか?

僕は今、手に入れるために頑張る人生ではなく、
本当に必要なものだけを残す人生 を選びました。

手放すことは確かに難しい。
でも手放したからこそようやく、自分の人生が動き出します。

もし、今のあなたがモヤモヤの中にいるなら、伝えたい。

手放すことは、弱さではありません。
手放すことは、圧倒的な「強さ」です。

そして手放した瞬間から、あなたの人生はもう変わり始めています。

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