「元カレクラブ」1話 【創作大賞2024 漫画原作部門】
あらすじ
佐々木裕介は大学で超モテ女子の水無月伊織と付き合うことになるも即振られてしまい落ち込 んでしまう。
そんな中、水無月伊織・元カレの会という謎の団体に呼び出される。 その団体はメンバー全員水無月伊織の元カレで構成されており、彼らは復縁を狙いながら彼女 を四六時中ウォッチしあらゆる情報をあつめながら付き合う輩を妨害して振られさせることを目的 とした最悪の集まりだった。祐介が振られたのも彼らのせいであることがわかり激怒する裕介。 水無月伊織に近づくのが大学1女癖が悪いと評される金田であることを告げられ半ば強引に奴 のアプローチを妨害すべく協力することになるが...。
シナリオ1話
○5月・小次郎大学大教室・昼
佐々木祐介(20)は教室の端で友達と談笑している水無月伊織(20)をみつめている。友人の北野宏明がやってきて隣に座る。
北野「おーっす。いつもはえーな1限なのに」
祐介「まあな。勉強熱心だから俺。」
北野「いつも俺のノートうつしてるやつがなにいってんだよ」
祐介「お世話になってます。」
北野「どうせあれだろ。水無月みるためだろ。」
祐介「ばれてたか」
北野「バレバレだろ。そうじゃなきゃノート全部うつすとかいうことにはならねえからな。」
祐介「まあいいじゃん。席はとってるから」
北野「水無月がみたいだけのためじゃねーか」
祐介「まあかたいこというなって。ホレ今日のプリント」
北野「おおサンキュ。まっでもやめとけって」
祐介「え?」
北野「あいつ彼氏とぎれたことないし。ほらみろよ男全員チラチラみてるし。」
まわりをみれば男はなにかするフリして水無月伊織をみていた。
北野「空いてもすぐ埋まるから全然つけいるチャンスないだろ。」
祐介「わかってるよ。」
北野「つきあってもふられるまではやいらしくて1日持った人はいないとか。そんなかんじでやられた人はのべ200人を超えるらしい。」
祐介「そんななのか・・・まあでもあわよくばだ。同じサークルだからまだチャンスあるって」
北野「それで水無月伊織目当てで入部者が30倍に膨れ上がって大所帯のサークルになったけど。肝心なあの子は全然サークル来ないから人数も減ってきてるし。」
祐介「たまにくるからそこがチャンスよ。ってかおまえだってかわいいとおもってるだろ?狙うだろ男なら
北野「いやべつに。俺はそんなおもわねーけどな」
祐介「なんだ硬派気取ってんのか?」
祐介が北野を小突く。
北野「うるせーな」
祐介「ってかさ昨日発売したゲームあんじゃん。」
北野「ああ、超人気のやつでしょ?」
祐介「これ買っちゃったぜ」
カバンからだして北野に見せる
北野「うわ!まじかおまえうらやましーよく手に入ったな。」
祐介「まえから予約してたんだよ」
北野「人気出る前からかー運いいなあ終わったら貸してよ」
祐介「北野先生にはお世話になってるからまあ、いいでしょう」
先輩の金田がきた。
金髪で全身ブランドで固めている。見るからにチャラチャラした格好をしている
金田「おっすー」
祐介と北野は挨拶をした
金田「あれっ超人気のやつじゃんてにはいったんだすげぇな」
祐介「そうなんすよ」
金田「いいねえーおっとちょっと俺これから用事あるからプリントあとでくれね?」
北野「あっいいですよ。」
金田「おけさんきゅー」
金田は教室からでていく。
祐介「あのひと全然授業来ないよなうつしてばっかで」
北野「おまえはひとのこといえねえだろ。」
祐介「おれは来てる分えらいもんね」
北野「あんまかわんねーよ。でも金田はうざい。先輩じゃなかったら口ききたくねーし
祐介「おっ北野すげぇ怒るの珍しい」
北野「だってさ、遊び企画しろっていっておいて前段階の準備だけさせていいとこはしきりはじめるんだぜ。んで自分の手柄。まじうざい」
祐介「ほんとうざいな」
北野「あれで顔は妙にいいからモテるの腹たつわ。」
祐介「金髪で金田って名前ってなんか金ばっかでいやだな」
北野「女とっかえひっかえだしさー。いままでで100人くらいとつきあったことあるらしいわ」
祐介「まじ?!そんなに?」
北野「女狩りの金田って裏で言われている」
祐介「くだらね。嫌いになる要素ばっかだなマジで」
教授がやってきて、二人は会話をやめた。
○大学内・夕方
祐介は北野と廊下を歩いている。
祐介「今日サークルかー伊織ちゃんくるかなあ。」
北野「さあ」
祐介「つかバドミントンサークルで週1あんのにバドミントンやるのひさびさってなんだよ。ゆるすぎるだろ。」
北野「まあな。」
祐介「部活よりゆるいからいいけど、もうちょいやってもいいかなとおもうわ。」
北野「そうだな。」
祐介「あんま人の話聞いてないだろ。」
北野「んなことねーよ」
祐介「つか今日の活動のあと飲みどうする?」
北野「んーおれは今日はいいわ用事あるし。」
祐介「まじか。サークルもいかんの?」
北野「おう。」
祐介「まさか彼女か?おい!」
祐介が茶化すと
北野「ちげーよ。バイトだよ」
祐介「なんだよバイトかよ。スーパーだっけ?」
北野「シフト変わってくれって頼まれてさ。」
祐介「いやー大変だな。学生ニートはそういうのないから最高ですよ」
北野「おまえは働けよ。」
祐介「奨学金でなるべく働かずに卒業までいきたい。どうせ社会人になったら働かなきゃいけないんだからさ」
北野「のわりに金遣い荒いよな金ねえいうてるし」
祐介「それなー。でも節約してるよおれなりに」
北野「まあがんばれよ。俺はバイト行くからじゃあな。」
祐介「おうまたなー」
北野を見送り、祐介は部室棟へ向かう。
○サークル部屋夕方
中に入ると先輩たちだれかがもってきたテレビでゲームをやっていた
先輩の金田がゲームをやりながらはなしかけてくる。
金田「ゆうすけさあ、ちょっと生協いってさ人数分の菓子とのみものかってきてくんねーか?金は後で払うから」
祐介「あっはい、いいですよ」
カバンから財布をとりだしカバンだけおいてでていく。
○サークル部屋
適当にかってきた飲み物やお菓子もぶらさげて部屋に入る。
祐介「金田さんかってきましたよ。」
金田「あーいさんきゅー」
祐介「お金はー」
金田は財布をとりだしてなかをみると財布を閉じ
金田「すまん大きいのしかないわ。飲みの時に崩すからまっててくんね?」
祐介「わかりました。」
祐介はトイレにいこうとでて、サークル部屋の扉の向こうでおまえ金払うきねえだろと笑ってる声が聞こえた。
祐介は黙ってトイレに行く。
悟がやってくる
悟「おー祐介、どしたなんか険しい顔して」
祐介「金田先輩また金払わねえ・・・」
悟「あーいつものやつか。ほんといやだなあの人。色々手グセも悪いし」
○体育館・夜
部長「それじゃあそろそろ片付けて飲み会行く人は正門前集合ね」
皆は口々にしゃべりながら片付けをする。
倉敷悟(20)が祐介にはなしかける
悟「祐介飲み会いくっしょ?」
祐介「いくよー・・・あっちょっと金おろしてくるわ。ちょっと言っといて」
悟「おっけー」
祐介は体育館から急ぎ足で出て自転車にのった。コンビニがあり、はいろうとしたが
祐介M「コンビニのATM手数料バカにならねえんだよな。一つ駅向こうの銀行いくか。」
○銀行前
銀行からでてくる。
祐介M「よっしゃーおろせた」
そのとき何かが見えた。
北野が通り過ぎた。
祐介M「あれっ?あいつバイトじゃねーのか」
追いかけてみたが見失ってしまった。
祐介M「まあいっか。」
○居酒屋
祐介は席に座り酒が弱いため弱めのカクテルを少しづつのんでいる
伊織がきてないか見渡す。
祐介M「伊織ちゃん今日きてねーか。」
悟が隣に座ってきて
悟「あれっ今日北野は?」
祐介「おーなんかバイトだってよ。」
悟「そうなんだ。飲み好きなのにめずらしい」
祐介「そうだな」
先輩の金田が大きい声で騒ぐ
金田「伊織ちゃん今日くるってよ」
男たちがうわーっと声を上げた。
男部員「おれむかえにいく」
男部員「いやおれがいくって」
ぎゃあぎゃあ騒ぎ出した。
女性陣はそれをみてあきれている。
祐介「やべえ伊織ちゃんくるのかよ」
悟「珍しいね。最近きてなかったから。」
祐介「テンション上がるわー」
しばらくすると伊織がやってきた。
男は一斉に伊織の方へ向く。
すぐさま先輩部員達が伊織を囲んでいく。
祐介「あーやっぱおれみたいな下っ端たちはちかづけねえか」
悟「まあむりだよね。先輩のとこ割ってはいるのは勇気いる。」
祐介「まあみられるだけいいか。」
悟「祐介健気だなあ」
また騒ぎが大きくなった。祐介と悟は騒ぎの方に顔を向ける。
金田「まじ?別れたの?」
伊織「そうですねー」
金田「なんで別れた感じ?よかったら聞くよ」
伊織は愛想をちゃんとふるまっている
伊織「なんか色々合わなくて」
金田「そうなんだ。俺なら満足させられるけどなあ」
伊織「確かに金田先輩かっこいいですもんねー」
金田「あざすー。俺立候補していい?」
男部員「アタックすんのはえー」
伊織「えーえっとーまだ別れたばかりだしー」
金田「いいじゃん恋愛にスピード違反はないっしょ」
チャラチャラした顔で金田は微笑む。
男部員「うわっ超名言でた」
金田「だろー俺恋愛語録ためて本出そっかな」
男部員「いいんじゃない?売れそー」
女性陣はほんときもいと口々に言っている。
離れたところにいる祐介はそれを見て
祐介「まじか。別れたんだ。こないだ付き合ったばっかりじゃなかったっけ」
悟「たしかに。っていうかまあいつも付き合っては別れてって短いスパンで繰り返してるもんなあ。だれかわかんないけど伊織ちゃんには合わなかったのかね。というか伊織ちゃんのお眼鏡にかなうほうがむずかしいのかも」
祐介「この情報が出回ったらまたすぐできんだろうなあ俺の付け入るスキねえわ。ってかはなしすらできないってなんやねん」
悟「伊織ちゃんはあれ相手しなきゃいけないの大変だろうな」
祐介「モテってのも大変そうだな。でもおれもモテてみたいわ。ってことをいうことがモテに遠ざかってるきがする。」
悟「わかる。欲しがるとと遠のく感じあるよね。自然体なのに寄ってくるそれがモテですよね。」
祐介「そうなんだよなーああー20超えて彼女の一人もいねえのはやべえって大学生活充実度は彼女がほとんどのパーセンテージ占めてるって。」
悟「まあわかる。いたらどんだけ毎日たのしいか。」
祐介「ましてやあの子と付き合えたらもう誰にバカにされてもまあおれには可愛い彼女いるしってなんか全然余裕な感じになれる。かわいい彼女持ち、喧嘩せず的な」
悟「金持ち喧嘩せずみたいなこというね」
金田「まじ伊織ちゃん飲んでよ」
伊織「えーのんでますよー」
男部員2「もっと飲んでー今日は色々わすれちゃおうよ」
伊織「わたしもうちょっと・・・」
金田「普段一緒に飲めないんだから今日のんでくれよー」
悟「あーダル絡みされてるなあ」
祐介はそれをじっと見てる。そして自分の一気に飲む
祐介は目が座り始める。
悟「おいそんなに飲むなよ弱いだろ」
祐介は目が座り始める。
悟「おい大丈夫か・・・?」
祐介「よっしゃいってくる」
さらに悟のビールを持って立ち上がる
悟「え?」いやそれ俺の・・・」
祐介は伊織たちのところに向かう
悟「おいなにするんだ」
男部員たちは祐介を不思議そうに見る
祐介「俺今日たのしいんでのみます〜!!!」
祐介は持っていたビールを一気し周りが盛り上がる。
部員「いいねー祐介!」
祐介は飲み干したグラスをテーブルに置く。
祐介「やばい足りない!伊織ちゃんのやつもらっていい?」
伊織「えっああはい・・」
祐介「間接キスいただきまーす!!」
祐介は受け取ったグラスをさらに一気して飲み干す。
祐介「あざす!たのしー!今日最高!」
会が盛り上がり祐介は満足そうにしながら悟の方へ戻る
悟「おい・・・まじ大丈夫かだいぶのんでたけど」
祐介「大丈夫だいじょ・・・・」
祐介は吐き気が込み上げトイレに猛ダッシュで向かう
トイレの中にぶちまけてしまった祐介は肩で息をしていた
そしてさらにまた吐き気の波がやってくる
祐介「うええええ・・・・」
祐介「頭めちゃくちゃ痛い・・・はは・・・あほみたいだなおれ弱いくせになにやってんだろ」
祐介は少し落ち着いた後席に戻る
悟「大丈夫か?」
祐介「ああ・・・もうかえるわ」
悟「おっけーいっとくわ気をつけて帰れよ」
祐介「おう・・・おかねおいとくから頼むわ」
悟「うい。」
祐介「ってかあれやべ俺明日提出のレポートまだやってなかった。先帰るわ。」
悟「あっまじで?わかったいっとくよ」
財布を取り出し
祐介「今日3000円だっけ?」
悟「うん。」
祐介「わるいけどじゃこれたのむ」
悟「あいよ」
周りの人にお疲れ様ですとあいさつして祐介は出ていく。
その姿を伊織は見つめていた。
○駅前・夜
祐介はロータリーの前をふらふらしながら通り、こけそうになるところをだれかがおさえてくれた
ふりむくと伊織だった。
伊織「祐介くん大丈夫?」
突然のことであわてる祐介
祐介「あれっ・・・飲み会にいたんじゃ」
伊織「ちょっと疲れちゃったからでてきちゃった」
祐介「そ、そうなんだ。あっありがとう支えてくれて・・うっ・・・」
伊織「吐きそう?大丈夫?いいよこの袋にはいて」
祐介は涙目になりながら袋にはく
祐介M「ううっ・・・かっこわるすぎるもうだめだ」
祐介は背中をやさしくさすられてることに気がつく
伊織「だいじょうぶだからねゆっくりでいいよ」
祐介は優しさに触れながら吐き出す。
伊織「はいこれ」
伊織はすわっていた祐介に冷たいペットボトルの水を渡す。
祐介「ああ・・ごめんありがとう」
祐介M「なさけねえなあおれ・・・・」
落ち込みながらも水の冷たさに喉がすっとする
祐介「ははっかっこわるいとこみせてごめん・・・」
なさけないことをいいながら情けない気持ちになり泣きそうになる
伊織「ううん。かっこわるくなんかないよ。だってさっきわたしのことかばってくれたでしょ」
祐介「え?」
伊織「お酒弱いのに・・・無理して。かばってくれてうれしかった」
祐介は思わぬ言葉に驚く
祐介「いやいや・・・間接キスとかキモいこと言ったし」
伊織「うん。あれはキモい」
伊織は笑う
キモいといわれたけどなんだかうれしく思い、その笑った横顔がかわいらしかった。
祐介「いつも大変そうだね。今日も男からめちゃくちゃはなしかけられてたし。」
伊織「うん・・まあ・・・。なんかみんな目が怖いっていうか」
祐介「わかる。同性からしても恐ろしいもん」
伊織「そうなんだ。ってか祐介くんとちゃんとはなしたのはじめてかもね」
祐介「たしかに。いつも伊織ちゃ・・・あっごめん」
伊織は祐介を見ながらフランクに笑う
伊織「いいよー伊織で。」
祐介「う、うんわかった」
祐介「伊織ちゃんはいつも男に囲まれていて姫様感があって・・・」
伊織「えー姫様とかやめてよいじってるでしょーもーやめてー」
伊織に祐介は肩をポンと叩かれる。
祐介M「こんなに長く話せるなんて・・・むりしたかいがあったかも」
祐介M「このちょっとからかって女の子からもーって言われる感じできてるじゃん俺・・・やべー」
伊織「でもさーああなるからなんかサークルいきづらくて。ほんとはバドミントンしたいんだけど」
祐介「そうだよね。モテるのも大変なんだなあ」
伊織「なにいってんのさー。ってか祐介くんこんな話しやすい人だってしらなかった。」
祐介「えっそうかな」
伊織「うん、そうだよ」
祐介「そうかな、ありがとう」
伊織「あのね、ちょっと元カレのはなしきいてもらってもいい?」」
祐介「う、うん、いいよ。公園近くにあるからそこでちょっとはなす?」
伊織「うん。」
後ろからなにか気配を感じたがきにせずに進んでいく。
○公園・夜
伊織「でね、他の男の子と話すとすっごい怒ってくるの。一人もはなすなっていうの。そんなの無理じゃない?」
祐介はうなづきながらさりげなく伊織の方へ近づく。
小さくブーンと音がする。
ハエかと思い手で払いのけるそぶりをする。
祐介「たしかに。共学の大学なら普通に過ごしてたらゼミなりサークルなりで異性とかかわらざるを得ないし。」
伊織「そうでしょ?もうつかれちゃって」
祐介「そういうことに寛容などっしりとした男がいいね」
伊織「そうそう。束縛激しい人疲れちゃう。」
祐介「たしかに疲れるよなあ」
伊織「こんなに人にはなしたのはじめて。落ち着いて話せるし、祐介くんみたいなひとだったらよかったのに」
祐介M「えっこれどういうこと?俺のことすきってこと?」
祐介「そうかな。」
伊織「うんそうだよ。優しいし」
そういって祐介のふとももに手を置いてくる。
祐介M「あっだめだ好きだ付き合いたい」
祐介「付き合って」
伊織「えっ」
祐介M「あれやべっ声に出してしまった・・・。」
伊織はすこしうつむく。そして顔をあげ
伊織「いいよ。」
祐介「え!?」
思わぬ返答に驚く祐介。
祐介「まじで?まじでいいの?」
伊織「うん。」
祐介「やったー!!」
祐介M「ゆめじゃねえーよな?まじだよな?おれの大学生活充実確定じゃね?こんなかわいい子が彼女になるとか・・・最高すぎる。しんじらんねえ」
祐介はベンチに座ったまま黙っている二人
祐介M「えっちょっとこれ手とかつないでいいよね・・・?いっちゃうか」
隣にいる伊織の手を握ろうとする。
なにかが横切ったような気がするがきにせず祐介は伊織の手を握る。
伊織も握り返してくる。
祐介M「はあーてやわらけえ。こんな柔らかにもの存在するんだ。ってか明日死ぬのかおれはゆめじゃねーよな」
祐介「じゃあ今度の日曜あいてる。遊びにいかない?」
伊織「うん。いいよいこ。」
祐介M「いこって声かわいすぎるだろ。録音したいわあ」
伊織「あっそろそろかえらなきゃ」
伊織が立ち上がる。
祐介「たしかに結構遅い時間。送るよ」
立ち上がろうとしたとき後ろからなにかおされたような衝撃があり、よろける。
その拍子に伊織に捕まってしまい二人とも倒れる。
裕介「いてぇ・・・」
きがつくと裕介は伊織を押し倒しており、
そして伊織はその衝撃で服がはだけて下着が見えて、
祐介の片手は伊織の胸の方を触れていた。
裕介「あっ・・・」
上空で何が飛ぶ音がした。
???「体エロすぎてやべーな」
祐介「え?」
自分の声によく似た声が聞こえる。
祐介に似た声「俺のモノでヒイヒイいわせてやるからとっととまたひらけや」
伊織は冷たい目でこちらを見据える。
祐介「いや俺じゃ・・・・」
伊織「最低」
裕介は頬に強い衝撃を受ける。
祐介「ぐえ!!!」
あまりの強さに祐介は地面に転がる。
伊織は祐介を見下ろしている。
ゴミを見るような目でみている
伊織「嫌い。別れる。じゃあね」
伊織は怒って帰ってしまった。
祐介はあっけにとられた
祐介「えっ・・・・」
公園に一人取り残される
我に返っておいかけて伊織の腕をつかもうとすると
伊織「触らないで。」
祐介「いやごめんって」
伊織「付き合った瞬間に襲ってくるとかホントないから」
祐介「いやそれは事故で。っていうかさっきのこえはおれのじゃ
伊織「そういうのいいよ。意味わかんない。そんな人だと思わなかった。もう別れよ」
裕介「えっ別れるってどういうこと」
伊織「そのまんまの意味。もうついてこないで。さよなら」
伊織はすたすたと急ぎ足で帰って行った。
祐介「えっなに・・・夢?」
祐介はその場でぽかんとしていた。
○自宅・昼
ベットの上で寝転がっている
祐介「あーしんど。もうめんどくさいなにもかも。」
床にゴミが散らばっている
祐介「なんですぐフラれるのおかしいでしょ。靴間違って踏んだだけじゃん。まじかよおーいあーちくしょー」
祐介の声だけが響く。
祐介「もういいやゲームやろう。」
起き上がりカバンの中をあさるがゲームがなかった。
祐介「は?なんでないんだ。おかしいな・・・カバンの中そんなにだしてないの・・・ちょっとまじでやべぇよ」
必死部屋の中を探し続けても見つからなかった。
祐介「あーくそ!悪いことばっかじゃねーかよ」
そのときチャイムが鳴る。
祐介はめんどくさそうに起き上がり玄関をあける
男「郵便です。サインをお願いします。」
祐介「はいはい。」
サインをして受け取り、扉を閉める。
白い封筒だった。後ろの方に「水無月伊織元カレの会」とかかれていた。
祐介「なんじゃこれ。元カレの会って・・・」
しばらく考える。
祐介「そもそもなんで付き合ったこと知ってんだよ誰にも言ってねえぞ。かっこわるすぎるし。それに元カレの会ってなんだよ。へんないたずらしやがって。」
ごみ箱に捨てる。
○小次郎大学校門前
祐介M「さすがに何日も大学にいかないってのはまずいしなあ。でも会うの気まずいわ。急に天国から地獄だあんなあっという間なら逆になかったことにできないのかな」
祐介はなかにはいっていく。
○廊下
だれもいない廊下に仁王立ちしている男がいる。
男「佐々木祐介は君?」
祐介「はあ。」
男「ちょっとついてきてくれるかな」
祐介「いやちょっと授業が。」
男「昨日手紙がきたろ?」
祐介「えっ・・・」
男「それについての話がある。さあきてくれ」
男はさっさと歩いていく。
祐介「えっいやどこに・・・」
○部室棟裏
人気のないところまで歩かされている。
祐介「なんなんだよ・・・」
突然男が背の高い草むらに入り始める。
祐介「その奥になにがあるんすか?」
男「きてみればわかる」
祐介「はあ・・・・」
祐介は男の後をついていく
たくさんむしがとんでいて変なにおいも漂ってくる。
男はきにせずどんどんまえにすすむ。
その奥に建物があり、扉がある。
男が入っていき祐介も入る。
祐介「部室棟の裏の建物なんかあったんだ・・・」
らせん階段があり、そこに上っていく。
一つの扉がありそこに入る。
中に入ると大きな椅子に座った男とそのまわりに複数の男がたっていた。
小室史彰(24)「君が佐々木祐介くんかな?」
祐介「は、はい・・・」
小室「ようこそ元カレの会へ。」
