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クラウドワークスで契約前に面談を求められたとき、確認したいこと

クラウドワークスで仕事へ応募すると、契約前にオンライン面談を求められることがあります。

「Zoomで詳しく説明します」
「顔出しでお願いします」
「外部ツールを使うため、サービス外連絡申請をします」

こう言われると、初心者のころほど断りにくく感じます。

応じなければ採用されないかもしれない。
ほかの応募者も受けているなら、普通の流れなのかもしれない。
せっかく声をかけてもらったのに、断るのはもったいない。

私も、面談と聞くと、まず「こちらが選ばれる場」を想像していました。

質問へきちんと答える。
できるだけ前向きに見せる。
相手の希望へ合わせる。
採用してもらえるように頑張る。

もちろん、そのような面はあります。

ただ、業務委託の契約前であれば、面談は発注者だけが判断する場ではありません。

こちらも、

何をする仕事なのか。
どのくらい時間を使うのか。
どんな連絡や対応が必要なのか。
今の生活へ入れられる条件なのか。

を確認する場です。

だから、面談を求められたときに考えたいのは、

面談を受けるべきか、断るべきか

だけではありません。

仕事内容をもう少し確認してから決める。
面談の目的や時間を聞く。
顔出しの必要性を確認する。
条件が見えれば面談を受ける。
確認しても仕事の形が見えなければ見送る。

という選択もあります。

仕事の説明に通話が必要な案件もあります。
文章だけでは伝えにくい業務や、画面を見ながら確認した方が分かりやすい仕事もあります。

そのため、面談があることだけで、問題のある案件とは言えません。

ただ、

仕事内容が見えないまま、面談だけが先に決まる。
低単価の仕事なのに、長時間の顔出し面談を求められる。
仕事の説明を聞くはずが、別サービスの案内へ変わっていく。

こうした条件が重なるなら、

面談があるから丁寧な案件

とは限りません。

契約前に守りたいのは、採用される機会だけではないからです。

自分の時間。
顔や声などの個人情報。
そして、その仕事を入れたあとも続く生活。

面談を受ける前に、仕事の形がどこまで見えているかを確認したいと思っています。


面談は、こちらも仕事を選ぶ時間

初心者のころは、面談でよい印象を残すことばかり考えます。

相手からの質問へ答える。
経験や意欲を伝える。
稼働できる時間を説明する。
仕事へ対応できることを示す。

ただ、こちらにも確認することがあります。

具体的な仕事内容。
報酬と支払い条件。
納期と作業量。
初回契約の範囲。
連絡方法と連絡頻度。
修正や追加対応の範囲。
作業時間の拘束があるか。
面談で確認する内容。

ここが分からなければ、採用されたとしても、生活へ入れられる仕事か判断できません。

発注者が受注者の経験や条件を見るように、受注者も発注者の説明や進め方を見ています。

この視点を持つと、面談は「断られないように頑張る時間」だけではなくなります。

契約したあとに困らないために、双方の条件を合わせる時間になります。

仕事内容より先に、面談だけが進んでいないか

面談の案内を受けたとき、最初に見たいのは面談方法ではなく、仕事の中身です。

たとえばデータ入力なら、

何を見て、どこへ入力するのか。
一件あたり、どの程度の項目があるのか。
全体で何件を想定しているのか。

リスト作成なら、

何を調べるのか。
どの形式でまとめるのか。
情報が見つからない場合はどうするのか。

記事作成なら、

テーマ。
文字数。
納品形式。
報酬。
修正の基準と範囲。

が判断材料になります。

募集文だけですべてを説明できない仕事もあります。
実際の画面を見ながら話した方が早い場合もあります。

それでも、面談前に最低限、

何の仕事なのか。
報酬はいくらか。
どのくらいの作業量か。
初回は何を任されるのか。
何を確認するための面談なのか。

は見える方が安心です。

何の仕事か分からない。
報酬も作業量も見えない。

それなのに、60分の顔出し面談だけが具体的に決まっている。

この状態なら、私は一度立ち止まります。

仕事を依頼するための面談であれば、その前に依頼したい仕事があるはずです。

仕事内容の説明より、面談の日時や顔出し条件の方が詳しい。

その順番も、判断材料になります。

30分の面談は、30分だけの負担ではない

オンライン面談の負担は、表示された面談時間だけではありません。

30分の面談でも、その前後に準備があります。
募集文や過去のやり取りを読み直す。
質問したいことを整理する。
通信環境を確認する。
静かに話せる場所をつくる。
家族の対応が入らないよう調整する。
服装や背景を整える。
面談後に内容を振り返る。

私の生活では、30分の面談を入れるために、その前後も少し空ける必要があります。

予定どおりに始められない可能性もあります。
面談が終わったあと、すぐ別の作業へ戻れるとも限りません。

だから、面談時間だけでなく、

面談を生活へ入れるために、全部でどれくらい時間と気力を使うか

を考えます。

高単価の継続業務や、条件を詳しく合わせる必要がある仕事なら、面談へ時間を使う意味がある場合もあります。

一方で、数百円の単発作業に対して、長時間の無報酬面談や説明会が必要なら、入口と仕事本体の釣り合いを見たいところです。

低単価の仕事なのに、入口だけ重くなっていないか

低単価の案件がすべて悪いわけではありません。

最初の実績をつくるために、小さな案件を試すこともあります。
発注者側も、最初は小さく依頼し、成果物ややり取りを見たうえで継続を考えたい場合があります。

その場合の入口は、比較的軽い方が自然です。

小さな作業内容を伝える。
マニュアルや条件を共有する。
成果物を確認する。
問題がなければ、次の依頼を相談する。

この形なら、発注者も受注者も、小さく試せます。

反対に、

作業は数百円。
面談は60分。
顔出し必須。
面談前に長い説明動画を見る。
さらにテストや登録作業がある。

となれば、仕事へ入るまでの時間だけで報酬を上回ることがあります。

作業は「簡単」と書かれているのに、入口は重い。
報酬条件より、面談条件の方が具体的。
仕事内容より、説明会の案内の方が長い。

こうした案件では、

その面談は、本当に小さな作業を説明するために必要なのか

と考えてみてもよいと思っています。

低単価案件の利点は、作業範囲が小さく、試しやすいことです。

入口が重いなら、その利点は薄くなります。

外部ツールは、名前より移る理由を見る

クラウドワークスの仕事では、外部ツールを使うことがあります。

Zoom。
Slack。
Chatwork。
Googleスプレッドシート。
メール。

実際の業務を進めるために必要になることは珍しくありません。
そのため、外部ツールを使うことだけで、問題のある案件とは言えません。

見たいのは、

なぜ契約前に、その場所へ移る必要があるのか

です。

クラウドワークス上のメッセージでは確認できない内容なのか。
画面共有を使って仕事内容を説明する必要があるのか。
面談後も、元の募集内容と同じ仕事の話が続くのか。

面談を受ける前に、次のような点を確認できます。

面談の目的。
使用する外部ツール。
予定時間。
顔出しの要否。
録画や録音の有無。
個人の連絡先交換が必要か。
契約前に外部へ移る理由。
面談後の連絡をどこで行うか。

必要な申請や手続きが行われていることは、一つの確認材料です。

ただ、手続きがあることと、面談内容や仕事の条件に納得できることは別です。

申請があるから安心、とそこで判断を止めるのではなく、

外部へ移ったあとも、最初の仕事の話が続いているか

を見たいと思っています。

顔出しは、やる気ではなく個人情報の範囲でもある

オンライン面談で相手へ渡るのは、顔だけではありません。

声。
表情。
部屋の一部。
生活感。
本名や個人アカウントの情報。

画面越しでも、思っている以上に多くの情報が伝わります。

私自身、エージェントを通じて、クライアント、事務局、私の三者で面談することがあります。

その場合は、案件の目的や仕事内容が先に分かっています。
事務局が同席し、話す内容も条件や進め方の確認が中心です。

同じオンライン面談でも、

誰と話すのか。
何を確認するのか。
どの仕事につながるのか。

が見えている場合と、相手の実態や仕事の中身が曖昧な場合では、負担の受け止め方が違います。

顔出しを求められたときは、確認してもよいと思っています。

その仕事で顔出しが必要な理由。
カメラをオフにして説明を受けられるか。
録画や録音をするか。
面談で得た情報をどのように扱うか。
契約に至らなかった場合、情報が残るか。

顔出しをためらうことは、働く意欲がないという意味ではありません。

自分の情報を、誰へ、どこまで渡すかを考えているだけです。

仕事の話が、別のサービスを買う話へ変わっていないか

仕事内容が曖昧でも、

面談で詳しく説明してもらえば分かるだろう

と思うことがあります。

ところが、面談が始まると、仕事の説明とは別の話へ移ることがあります。

具体的な作業ではなく、将来への不安。
報酬や納期ではなく、今のままでは稼げないという話。
業務の説明ではなく、講座、スクール、コミュニティの案内。
仕事を受ける話ではなく、商品やサービスを購入する話。

仕事へ応募したはずなのに、自分がお金を払う側になっていないか。

ここは、はっきり分けたいところです。

面談の中で、キャリアや今後の希望について話すこと自体が、すべて勧誘というわけではありません。

ただ、

仕事の説明より不安を強める話が長い。
有料サービスを勧められる。
その場で決断するよう求められる。
断ると機会を失うように言われる。

という状態なら、最初の応募内容とは別の話になっています。
その場で結論を出す必要はありません。

「持ち帰って確認します」

で終えてよいと思っています。

仕事の面談だったはずが、何かを買う話へ変わった時点で、立ち止まる理由はあります。

「あなたに合う仕事」より、最初に何を任されるかを見る

「あなたの適性に合わせて、仕事をご案内します」

という説明を受けることがあります。

登録した人の経験や稼働条件に合わせて案件を割り振る会社や、オンラインアシスタントの仕組みもあります。

この形自体がおかしいわけではありません。

ただ、その場合でも、

どのような業務があるのか。
報酬はどのように決まるのか。
使用するツールは何か。
稼働条件はどうなっているのか。
最初に担当する可能性がある仕事は何か。

は、ある程度見えるはずです。

確認したいのは、抽象的な適性だけではありません。

契約後、最初に何をするのかです。

データ入力なのか。
事務補助なのか。
問い合わせ対応なのか。
記事作成なのか。

「あなたに合う仕事を紹介するため、まず面談へ」とだけ言われ、仕事のカテゴリや報酬も見えないなら、何を判断すればよいか分かりません。

自分に合うかを考えるには、まず仕事の形が必要です。

面談前のやり取りには、契約後の進め方が出る

契約前のメッセージは、まだ仕事ではないように見えます。

でも、そこには契約後の運用が表れることがあります。

質問へ具体的に答えてくれるか。
面談の目的や時間を説明してくれるか。
こちらの予定を一方的に決めないか。
顔出しや個人情報へ配慮があるか。
すぐ決断するよう急かさないか。
辞退や条件調整を伝えたとき、圧をかけてこないか。

面談前から説明が曖昧で、質問を避け、すぐ外部へ移ろうとする相手なら、契約後も同じようなやり取りが続く可能性があります。

反対に、

仕事内容と条件を先に示す。
質問に具体的に答える。
面談時間と目的を明確にする。
こちらの事情も確認する。

という相手なら、仕事を受けるか検討しやすくなります。

面談は、相手へ自分を見せる時間です。

同時に、

相手が時間や情報をどのように扱うかを見る時間

でもあります。

面談を受ける前にも、途中にも、終わったあとにも断れる

初心者のころは、断ることに罪悪感が出やすくなります。

せっかく声をかけてもらった。
面談の時間を取ってもらった。
途中まで説明を聞いた。
ここで断ったら、次の機会がなくなるかもしれない。

そう感じることがあります。

ただ、面談を案内された時点で、契約しなければならないわけではありません。

面談前に仕事内容を確認してから判断してよい。
顔出しではなく、音声だけで参加できるか相談してよい。
面談の途中で、元の仕事とは違うと気づいたら、話を終えてよい。
面談後に持ち帰り、生活へ入らないと判断したら辞退してよい。

契約前なら、まだ条件を選べます。

違和感だけで、相手を悪い案件だと断定する必要はありません。
同時に、違和感を押し込めて進む必要もありません。

違和感は、

危険だという結論

ではなく、

一度立ち止まって、何が引っかかっているか確認する合図

として扱えます。

確認しても判断材料が増えないなら、見送ることも仕事選びの一部です。

面談前に確認する五つのこと

契約前にオンライン面談を求められたとき、私は次の五つに分けて見ます。

1.仕事内容と契約条件

具体的な仕事内容が分かるか。
報酬、納期、作業量が見えるか。
初回契約の範囲が明確か。
修正や追加対応の範囲が分かるか。
契約後の完了条件を想像できるか。

2.面談の目的と時間

面談で何を確認するのか。
予定時間はどれくらいか。
面談前に準備するものがあるか。
低単価の仕事に対して、入口だけが重くないか。
面談を受けなければ、仕事内容が一切分からない状態ではないか。

3.外部ツールと個人情報

契約前に外部ツールを使う理由があるか。
顔出しが必要な理由を説明してもらえるか。
録画や録音の有無が分かるか。
個人の連絡先やアカウントを求められないか。
契約しなかった場合の情報の扱いを確認できるか。

4.仕事の話が変わっていないか

有料講座やサービスの案内へ変わっていないか。
商品購入、登録料、初期費用を求められないか。
将来への不安を強く煽られないか。
その場で決断するよう迫られないか。
仕事を受ける話が、自分がお金を払う話になっていないか。

5.相手の進め方

質問へ具体的に答えてくれるか。
面談の目的や予定時間を説明してくれるか。
その場で決断するよう急かされないか。
条件調整や辞退を伝えられるか。

全部の条件が完全にそろう必要はありません。
面談しなければ分からないこともあります。

大切なのは、

面談や確認を重ねるほど、仕事の形が見えてくるか

です。

確認しても仕事内容や条件が見えない。
話すほど、別のサービスや支払いの話が増える。

その状態なら、面談で得たものは「進む理由」ではなく、「見送るための判断材料」かもしれません。

おわりに|採用される機会だけを守らなくていい

契約前の面談は、短いやり取りに見えるかもしれません。

でも、そこには発注者の説明の仕方、時間の扱い方、個人情報への配慮が表れます。

面談を求められたからといって、すぐに危険だと判断する必要はありません。

同時に、面談があるから安心とも限りません。

仕事内容が分かる。
条件を確認できる。
外部ツールを使う理由がある。
顔や声などの情報が、必要な範囲だけ扱われる。
仕事の話が、最後まで仕事の話のままである。
面談のあと、自分で考えて決められる。

そこまで見てから、進むかどうかを決めてよいと思っています。

在宅ワークでは、契約した仕事を家の中へ入れることになります。

だから契約前に守りたいのは、採用される機会だけではありません。

自分の時間。
顔や声。
個人情報。

そして、面談が終わったあとも続いていく生活です。

次に面談を案内されたら、質問をすべて用意しなくても構いません。

まず一つだけ、

この面談が終わったら、何を判断できるようになるのか

を確認する。

目的が見えれば、面談を受けるか考えられます。
情報が足りなければ、先に確認できます。
条件次第なら、相談できます。
面談を受けても、契約前にもう一度考えられます。
目的を聞いても仕事の形が見えないなら、今は見送ることもできます。

面談に応じること自体をゴールにせず、

その先の仕事を、自分の生活へ入れられるか判断するための時間

として見たいと思っています。


参考にした公式情報

この記事を書くにあたり、クラウドワークス公式の以下の情報を確認しました。

クラウドワークスのルールや運用は変更される可能性があるため、実際に応募・連絡する前には、最新の公式情報も確認してください。


あわせて読みたい:

今回の記事では、契約前の面談を、採用してもらうためだけの場ではなく、仕事内容、報酬、作業量、連絡方法、個人情報の扱いをこちらも確認する場として見ることについて書きました。

ただ、実際に仕事を選ぶときには、面談の有無だけでなく、報酬、納期、仕事量、連絡、待機、修正、そして今の生活へ入るかどうかまで、複数の条件が重なります。

そのときに迷うのは、

この仕事を受けるのか。
条件を相談するのか。
一度試してから見直すのか。
情報が足りないので保留するのか。
今の生活には入らないとして見送るのか。

という判断です。

有料記事では、そうした条件がぶつかったときに何を優先するか、仕事へどのような役割を持たせるか、受ける・試す・条件を相談する・保留する・見送るへ分けて考える流れをまとめています。

「条件は悪くなさそう。でも、自分の場合はどうする?」と迷ったときに、自分の生活条件へ戻って次の判断を考えるための記事です。


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