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クラウドワークスで思ったより確認が多い仕事は、作業時間だけでは測れない

作業そのものは、難しくありませんでした。

入力する。
調べる。
指定された形式へ整える。

一つひとつを見れば、できそうです。
それなのに、思ったより仕事が進みませんでした。

このケースは対象に含めるのか。
見つからない情報は、空欄でよいのか。
二つのルールが重なったとき、どちらを優先するのか。
納品前に、どこまで確認すればよいのか。

入力する手は、何度も止まりました。

そこで気づいたのは、

作業時間だけを見ても、この仕事の重さは分からない

ということです。

読む。
探す。
考える。
質問する。
返事を待つ。
作業へ戻る。

こうした時間と気力まで含めて、仕事は生活の中へ入ってきます。

確認が多い仕事が、すべて悪いわけではありません。
最初だけ迷いが多く、続けるうちに軽くなる仕事もあります。

ただ、私が見たいのは「確認があるか」だけではなく、

確認したあと、次は自分で進められるようになるか

です。


作業が簡単でも、判断が簡単とは限らない

「簡単作業」と書かれた案件を見ると、手順も負担も軽そうに感じます。

決められた内容を入力する。
必要な情報を探す。
同じ形式で並べる。
マニュアルに沿って処理する。

一度やり方を覚えれば、あとは繰り返せそうです。
実際、迷わず処理できるケースだけなら、作業は短時間で進みます。

ところが、すべてが例どおりに並ぶとは限りません。

対象になるか微妙なものが出てくる。
情報が途中までしか見つからない。
似ているけれど、条件が少し違う。
過去の回答と今回の指示が噛み合わない。
例外の扱いが書かれていない。

入力そのものは数分でも、その前に判断が必要になります。

ここで使うのは、タイピングの速さではありません。

条件を読み比べる。
当てはまるルールを探す。
自分で決めてよい範囲を考える。

作業が単純でも、判断する回数が多ければ、時間と気力は減っていきます。

「簡単作業」は、操作が簡単という意味かもしれません。

判断まで簡単とは限りませんでした。

同じ50件でも、止まる回数で重さが変わる

案件文には、件数や文字数、納期、単価が書かれています。

仕事量を考えるうえで、どれも大切です。

ただ、件数だけでは見えないものがあります。

たとえば、50件の入力作業があるとします。

ほとんど迷わず進められる50件と、数件ごとに判断が必要な50件では、同じ件数でも負担が違います。

1件2分なら、50件で100分。

最初は、そう計算できます。

でも実際には、

対象条件を読み直す。
別の資料を開く。
過去の回答を探す。
例外かどうか考える。
質問するか、自分で進めるか迷う。

という工程が入ります。

一度の確認は数分でも、それが何度も入れば、100分では終わりません。

しかも、止まるたびに集中が切れます。

私の場合、件数の多さより、

判断のために止まる回数

の方が仕事の重さへ影響しました。

案件を見るときは、件数だけでなく、

例外は多そうか。
対象・対象外の基準が見えるか。
分からない場合の進め方が決まっているか。

も見ておきたいと思っています。

長いマニュアルより、戻れる基準があるか

マニュアルが長い仕事は、それだけで重く見えます。

読む量が多い。
覚えることも多そう。
細かいルールがありそう。

確かに、最初に読む時間はかかります。
ただ、長いこと自体が負担とは限りません。

対象になる条件。
対象外になる条件。
例外の扱い。
情報が見つからない場合の対応。
入力例。
納品前の確認項目。

こうした基準が整理されていれば、迷ったときに戻れます。

最初は時間がかかっても、続けるほど判断しやすくなることがあります。

反対に、短いマニュアルでも、

「適宜対応してください」
「ケースに応じて判断してください」
「通常どおりお願いします」

だけでは、毎回こちらが考えなければなりません。

大事なのは、ページ数ではありません。

読んだあと、次のケースを判断できるか。
迷ったとき、戻れる基準があるか。

私には、そちらの方が重要でした。

確認するための道が見えないと、仕事が止まる

確認が必要でも、確認方法が決まっている仕事は進めやすくなります。

質問先が分かる。
質問をまとめる場所がある。
よくある事例が共有されている。
過去の回答を検索できる。
返答の目安が分かる。
迷った場合の仮ルールがある。

分からないことが出ても、次に何をすればよいかが見えています。

一方で、

誰に聞けばよいか分からない。
過去の回答を探し続ける。
質問してよい内容か迷う。
返事が来るまで進められない。
回答を読んでも、判断基準が増えない。

という状態では、確認するたびに仕事が止まります。

確認があることより、

確認するための道が見えないこと

の方が重い場合があります。

返事を待つ時間も、完全な空き時間ではありません。

通知を確認する。
先に進められる部分を探す。
締切へ間に合うか考える。
別の予定を入れてよいか迷う。

手を動かしていなくても、仕事は頭の中に残ります。
在宅ワークでは、その待機も家の中で起こります。

だから、作業内容だけでなく、確認の仕組みまで生活へ入れられるかを見たいです。

確認したことが、次の判断へ使えるか

確認が多い仕事でも、続けるほど軽くなる場合があります。

最初はマニュアルを何度も読む。
分からないケースを質問する。
回答を残しておく。
次に似たケースが出たら、自分で判断する。

こうして確認した内容が蓄積されれば、少しずつ止まる回数は減っていきます。

ところが、

同じようなケースでも回答が変わる。
ルールが頻繁に更新される。
過去の回答を使えない。
担当者が変わるたびに確認し直す。
判断基準が共有されない。

という仕事では、慣れても負担が軽くなりません。

毎回、初めてのように考え直すからです。

作業中に何度も迷うと、

「自分の理解が遅いのかな」
「ほかの人は、もっと早く判断できるのかな」

と思うことがあります。

慣れによって減る確認もあります。

ただ、確認が多い理由を、すべて自分の理解力で説明しなくてもよいと思っています。

判断材料が足りない。
例外が多い。
指示が変わる。
完了条件が見えない。

仕事の設計によって、確認が増えていることもあります。

私が継続しやすさを見るときは、確認回数だけでなく、

確認したことが次に使えるか

を見ています。

中断したあと、元の作業へ戻るにも時間がかかる

確認が多い仕事では、作業が細かく中断されます。

一度止まる。
資料を探す。
質問する。
別の作業へ移る。
返事が来る。
どこまで進めたか思い出す。
もう一度ルールを確認する。

質問を送る時間や、回答を読む時間だけなら短いかもしれません。

でも、作業へ戻るには準備が要ります。

どこで止まったのか。
何を判断できずにいたのか。
回答によって、どの部分を直すのか。

これを思い出して、もう一度集中し直します。

特に、家事や家族対応の合間に仕事をしている場合は、

仕事を止める。
生活へ戻る。
また仕事へ戻る。

という切り替えが重なります。

細切れ時間があれば、そのまま細切れで働けるわけではありません。

再開するたびに、仕事へ戻るための時間と気力が必要です。

確認が多い案件では、この切り替えも見えにくい負担になります。

「作業時間」ではなく「仕事に使った時間」で見る

案件を受ける前に、何時間かかるかを考えることは大切です。

納期までに終えられるか。
生活のどこへ置けるか。
報酬に見合うか。

ただ、仕事に使う時間は、手を動かしている時間だけではありません。

マニュアルを読む。
条件を探す。
判断する。
質問する。
返事を待つ。
作業へ戻る。
納品前に見直す。

ここまで含めて、仕事に使った時間です。

出来高案件では、1件あたりの単価だけを見ると、悪くないように感じることがあります。

でも、確認や判断の時間まで含めると、時給換算したときの見え方が変わります。

低単価の仕事が、すべて悪いわけではありません。

確認が少なく、短時間で終わるなら、入口として試しやすいこともあります。

反対に、単価が悪くなさそうでも、毎回判断に迷い、確認のたびに止まる仕事は、想像以上に時間と気力を使います。

私の場合、次の案件を見るときに確認したいのは、この三つです。

分からないことが出たとき、どのくらい止まりそうか。
確認した内容を、次の判断へ使えそうか。
中断と再開まで含めて、今の生活へ入れられそうか。

すべてを細かく見積もる必要はありません。

ただ、件数と単価だけでは見えない時間があると分かっているだけでも、案件の見え方は変わります。

おわりに|短い作業でも、仕事全体は短いとは限らない

クラウドワークスの案件は、作業内容だけを見ると軽そうに見えることがあります。

入力する。
調べる。
整える。
マニュアルに沿って進める。

でも、実際にはその間に、確認があります。

判断に迷う。
ルールを探す。
質問する。
返事を待つ。
作業へ戻る。
納品前にもう一度確かめる。

確認が多いから、その仕事が悪いわけではありません。
最初だけ確認が多く、続けるほど進めやすくなる仕事もあります。

ただ、確認したことが蓄積せず、毎回同じところで止まり続けるなら、作業時間だけでは負担を測れません。

次に似た案件を見るときは、件数や単価に加えて、

一度確認したことが、次の自分を助ける仕事か

を見てみたいと思っています。

仕事を増やす前に、今受けている仕事を一件だけ、

読む。
探す。
判断する。
待つ。
戻る。

ところまで含めて振り返る。

私には、それが新しい案件へ応募するより先でした。


あわせて読みたい:

今回の記事では、作業自体は簡単でも、読む、探す、判断する、質問する、返事を待つ、作業へ戻るという確認が重なると、件数や実作業時間だけでは仕事の負担を測れないことについて書きました。

確認に使っている時間まで見えるようになると、次に迷うのは、

「作業そのものはできる。でも、この確認の多さまで含めて、自分の生活へ入れられる?」

というところです。

実作業は短い。
でも、判断のたびに止まる。

確認すれば進められる。
でも、返事を待つ時間や再開する負担がある。

最初だけなら覚える期間として受けられそう。
でも、毎回同じように確認が必要なら続けにくい。

そんなときは、件数や単価だけでは結論が出ません。

有料記事では、単価、仕事量、納期、連絡、修正、今の生活条件が重なったときに、自分の生活へ戻りながら、受けるのか、試すのか、条件を相談するのか、保留するのか、見送るのかを考える流れをまとめています。

「作業時間は読めた。でも、確認まで含めると、この仕事を今の生活に入れて大丈夫?」で止まったときに使うための記事です。


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