見出し画像

外勤先でも、普段通りのレポートを。──36分類のガイドラインをポケットに入れる方法

外勤先の見慣れないPC、遠隔読影のVPN端末。読影環境が変わったとき、こんな経験はないだろうか。

「この腎嚢胞、Bosniakの何型だったか」「Lung-RADSの4Aと4Bの境界条件は」「LI-RADSのこのパターン、LR-Mか、LR-4か」

普段の読影室であれば、手元の医学書を開くか、ブックマークしたガイドラインPDFを参照すればすぐに確認できる。しかし外勤先にそれはない。インターネット環境が不安定、あるいは存在しないことも珍しくない。

結果として、分類を曖昧なまま記載するか、グレーディングの記載自体を省略するか──いずれにしても、普段の自分なら臨床科の期待に応えられるレポートが書けるのに、環境が変わるだけでそれができない。これは能力の問題ではなく、必要な情報へのアクセスの問題だ。

■ EasyGrading──環境依存を構造的に解消する

EasyGradingは、この課題を解消するために開発された画像診断分類支援ツールだ。開発者は現役の放射線科専門医であり、自身の外勤・読影業務で直面した「ガイドラインにアクセスできない」不条理を起点に設計している。

技術的な構造は明快だ。第一に、シングルHTMLファイルで完結し、インストール不要。ブラウザさえあればPC・スマートフォンを問わず動作する。USBメモリに入れて持ち運ぶこともできる。第二に、完全オフライン動作。外部通信は一切発生しない。ネット環境がない端末でも問題なく使え、院内PCでの情報漏洩リスクは物理的にゼロだ。第三に、画像所見のYES/NOに答えるだけで、ガイドライン準拠の分類・病期を自動判定する。分類基準を暗記する必要がない。

■ 収録ガイドライン一覧(全10グループ・36分類)

日常読影で遭遇する主要なガイドライン分類を網羅している。

  • 脳:Fazekas分類 / ASPECTS / Evans Index

  • 甲状腺・頸部:甲状腺結節 超音波(日本基準)/ ACR TI-RADS / Lugano分類

  • 肺:肺結節判定基準 第6版 / Lung-RADS 2022 / Fleischner 2017 / 肺癌TNM第8版 / UIP分類

  • 乳腺:ACR BI-RADS / マンモグラフィ カテゴリー分類 / 乳腺エコー カテゴリー分類

  • 心臓:CAC 視覚的分類

  • 肝臓:LI-RADS v2018 / ACR 肝偶発腫

  • 膵臓・胆道:膵癌切除可能性分類 / IPMN Fukuoka基準 / 急性膵炎CT重症度スコア / ACR 膵嚢胞 / 胆嚢ポリープ管理(欧州2022)

  • 消化管:食道癌・胃癌・結腸癌・直腸癌 TNM第8版(+直腸MRI構造化分類)

  • 腎臓・副腎:Bosniak 2019 / 腎癌TNM第8版 / ACR 腎腫瘤 / 副腎偶発腫(ACR 2017)

  • 泌尿器・婦人科:VI-RADS / PI-RADS v2.1 / 子宮頸癌FIGO 2018 / 子宮体癌 日産婦2011 / O-RADS MRI / O-RADS US

各分類には出典ガイドラインが明示されている。さらに、判定中に参照できる用語集492語を搭載しており、「この所見が何を意味するか」をその場で確認できる。

■ 操作は3ステップ

人体イラスト上の該当部位をタップし、分類を選択し、画像所見に沿ってYES/NOを選ぶ。それだけでガイドライン準拠の分類結果が表示される。

■ 何が変わるか

外勤先でも、遠隔読影でも、まとまった件数をこなす場面でも、「普段通り」のグレーディングをレポートに記載できるようになる。ガイドラインPDFを探す時間も、暗記した分類基準が合っていたかどうか迷う時間も不要になる。

このツールが解決するのは「知識がない」という問題ではなく、「知識にアクセスできない」という問題だ。36分類分のガイドライン基準を、オフラインでも確実に参照できる環境を手元に持つこと──それがEasyGradingの提供する価値だ。

読影環境に左右されず、自分のレポートクオリティを維持したい画像診断医の方へ。ツールの詳細はこちらから。

▶︎画像所見だけでガイドラインのグレーディング|オフライン対応 画像診断分類支援ツール EasyGrading



いいなと思ったら応援しよう!