誰も私の仕事に点数をつけてくれない。独立2年目、Claudeに"ひとり社長の期末レビュー"をやらせた話
こんにちは、なつきです😊
元社内SEとして8年働いて、35歳でIT企業を辞めて、今はひとりで法人をやっています。
「退職したいけどお金が怖い」「独立したいのに踏み出せない」。そんな気持ち、独立する前の私もずっと抱えていました💦
今日は、独立して初めて「無いこと」に気づいたものの話をします。
会社にいたころは、自分の仕事に点数がつく機会が、勝手にやってきていました。
たぶん当時の私は、それをありがたいものだとは思っていなかった。
でも独立して2年、誰も私の仕事に点数をつけてくれない状態が、こんなにこたえるとは思っていませんでした。
会社を辞めて、たぶん一番静かに無くなったもの
辞めるときに失うものは、全部リストにしたつもりでいました。給料。健康保険。有給。名刺。会社が代わりにやってくれていた手続き。
この手のものは、辞めたその月から順番に自分に返ってきます。健康診断もそうでした(独立したら、健康診断は「誰も予約してくれない」。Claudeに"ひとり社長の体メンテ年間表"を作らせた)。
でも、リストに書き忘れていたものがひとつありました。
誰かが私の仕事を見て、それを言葉にしてくれる機会です。
評価されるのがしんどい、と思いながら会社を出たのに、誰にも評価されない2年のほうがこたえた。これは、正直まったく予想していませんでした。
会社にいた8年間は、その機会がありました。独立してからの2年は、0回です。
誰も言ってくれないと、伸びてるのか止まってるのか、わからない
売上は出ます。数字なので、ごまかしようがない。
でも売上って「今月いくら入ったか」であって、「私が何をできるようになったか」ではないんですよね。
去年と同じことを同じようにやって、去年と同じくらいの金額。それが「安定」なのか「停滞」なのか、自分では判定できない。
これ、地味に効いてきます。
会社員のころ、深夜にバッチが落ちて、先輩と朝6時まで直したことがありました。終わってからコンビニでおにぎりを買って、二人で食べた。
あのとき、私の仕事を見ていた人が、少なくともひとりはいたんです。
正しく評価されていたかどうかは別として、「見られている」ということ自体が、自分の位置を教えてくれていた。無くなって初めて気づきました。

Claudeに"ひとり社長の期末レビュー"をやらせてみた
で、いつもの発想です。誰もやってくれないなら、自分で作るしかない。お金のカレンダーを作らせたとき(給料日が25日だったころ、入金日は誰かが管理してくれてた。独立2年目、Claudeに"お金のカレンダー"を作らせた話)と同じやり方で、Claudeに投げてみました。
渡したのは3つだけです。
・私の経歴(元社内SE 8年、35歳で退職、独立2年目)
・この1年でやったことの箇条書き
・「褒めなくていいので事実で書いて。①今期できるようになったこと ②できていないこと ③来期の課題 の3つで」
返ってきたやつが、けっこう容赦なかったです。
①は、まあ想像どおりでした。経理3時間→15分、見積もり2時間→15分、振込手数料が年2.4万円減った、みたいな話が並びます。
刺さったのは②のほうでした。
「今期挙げた成果は、すべて8年分の在庫の運用と、AIによる時短で構成されている。今期新しく習得した技術が1つも記載されていない」
……軽く絶望しました😭
もうひとつが「短縮した時間を何に再投資したかが記録されていない」。削った時間の行き先を、私は説明できなかった。時短の記事ばっかり書いてるのに。
そして③でいちばん使えたのが、これです。
「できることを、値段のつく単位で書き直す」
「バッチ運用ができる」は、値段がつかない。「夜間バッチの障害対応を含む運用設計を、月いくらで引き受けられる」まで分解して、やっと値段がつく。
自分の棚卸しって、やってみると「値段がつく項目」と「つかない項目」にきれいに割れるんですよね。私の場合、つかない項目のほうが多かったです。単価を言い値で受けて月8万円取りこぼしていた時期があるんですけど、原因の半分はここだったのかもしれません。
それでも、機械に褒められても嬉しくはなかった
正直に書くと、これで解決したわけではないです。
整理はしてくれる。事実も突きつけてくる。でもClaudeは、私の仕事を「見て」はいない。見ていない相手が出した点数は、当たっていても、あんまり効かないんですよね。
だから私は「独立すれば評価から解放されて自由」という言い方には、いまだに乗れないままでいます。点数をつけられる機会って、たぶんあったほうがいい。無くなってみて、そう思うようになりました。
独立してから自分でやる羽目になったことは他にもあって、そのへんは前に書きました(「パスワードの使い回しはやめて」と言う側だった私が、ひとり社長のセキュリティを何から直したか)。だいたい全部、会社が黙って引き受けてくれていた分です。
✅ 今日のまとめ
・会社を辞めて静かに無くなるのは、手続きより「見られている」という感覚のほう
・売上は「稼いだ額」であって、「できるようになったこと」の記録にはならない
・Claudeに棚卸しさせると、できることが「値段がつく項目/つかない項目」に割れる
明日できる最初の一歩は、自分の職歴と直近1年の仕事を箇条書きにして、AIに「褒めなくていいので、できていないことを3つ」と投げてみることです。5分で終わります。
※あくまで私の場合の話なので、そのまま当てはまるとは限りません💡
ここまで読んでくれてありがとうございます😊
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