【看護学生必須】血圧を理解するのに「社畜」に例えたら分かりすぎた話
こんにちは、Nemo訪問看護師です
今回は血圧を日常生活に例えて話していきたいと思います。
非医療者向けに作成しましたので、イメージしやすい内容になっているかとおもいます。医療者もこれを見て、患者や家族に説明する際に活かせられたらと思います
健康診断の結果を見て、「血圧、上がちょっと高いな…」「下が下がらないな…」と憂鬱になること、ありませんか?
そもそも「上」と「下」、そしてお医者さんが気にしている「平均血圧」って何が違うんでしょうか。
今日は、あなたの体を「企業」に例えて、血圧の仕組みを解説してみます。
このイメージを持つと、自分の体がどれだけ頑張っているか、痛いほどよく分かります…。
キャスト紹介
まずは、あなたの体の中で起きている「お仕事」の配役です。
• 心臓 = 「企業の熱血上司」(常にオラついている)
• 血液 = 「仕事の成果(ノルマ)」(全身に届けなきゃいけない)
• 血管 = 「社員(あなた)」(上司の無茶振りに耐え、ノルマを運ぶ)
準備はいいですか? それでは、過酷な1日の始まりです。

1. 上の血圧(収縮期血圧)=「締め切り直前の猛烈なスパート」
心臓が「ドクン!」と脈打つ瞬間。これが上の血圧です。
• 仕事の例え:
「おい!今すぐこれを終わらせろ!顧客が待ってるんだよ!!」と、上司から120%の力で重い荷物を運んでいる瞬間です。
• 社員(血管)の状況:
強烈なプレッシャー(圧力)がかかっています。血管がパンパンに張り詰める、まさに「激務」の状態。
でも、この全力疾走は一瞬しか続きません。ずっとやっていたら死んでしまいますからね。
2. 下の血圧(拡張期血圧)=「次の仕事のための待機時間」
心臓が広がって、次の血液を溜めている時間。これが下の血圧です。
• 仕事の例え:
スパートが終わり、次の仕事が飛んでくるのを待っている間の「軽い事務作業」や「在庫整理」の時間です。
• 社員(血管)の状況:
ここがポイントです。「休憩時間」ではありません。
完全に休んで寝てしまうと、会社が潰れて(血液が止まって)しまいます。
「いつまた仕事が来るか分からない…」と、最低限の緊張感を持ってデスクで待機している状態。これが下の血圧です。
3. 平均動脈血圧 = 「1日トータルの『労働のキツさ』」
さて、ここからが一番の話です。
「結局、この会社ってどれくらい大変なの?」 を判断する数字。それが「平均動脈圧」です。
単純に「上」と「下」を足して2で割ってはいけません。
なぜなら、時間の長さが違うからです。
• 時間のルール:
心臓のサイクル(1日)のうち、
「激しい労働(上)」は、全体の約 3分の1」
「待機・事務(下)」は、全体の約 3分の2」
を占めています。
つまり、1日の勤務時間の大部分は「下の血圧(待機時間)」なんです。
・計算のイメージ:
「あの企業、瞬間的には大変(上が高い)だけど、1年のうち8ヶ月くらいは定時帰り(下が低い)なんだよね」
これなら、平均するとそこまで大変ではないかもしれません。
逆に、
「瞬間的な激務はないけど(上は普通)、待機時間もずっとピリピリしてて休まらない(下が高い)」
これは、平均してみると「逃げ場のない重労働企業」になります。
ちなみに、数式で表すと、こんなイメージになります。
平均動脈血圧 ≒ (上の血圧 - 下の血圧)÷ 3+下の血圧
まとめ:社員(血管)を労ろう

• 上の血圧が高い = 上司の瞬間湯沸かし器レベルがすごい。
• 下の血圧が高い = 常にピリピリしていて、社員が休まる暇がない(これが一番ツライ…)。
もし健康診断で「下が高いですね」と言われたら、それはあなたの体(血管という名の社員)が、「待機時間ですらリラックスできていない過重労働状態」かもしれません。
「お疲れ様、自分」
そう声をかけて、たまには塩分を控えたり、深呼吸をして、社内環境(血圧)をホワイトにしてあげてくださいね。
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