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51歳のおっさん、大阪交野(かたの)の森で“時間が止まるぶらり”をしてきた。

まずは、腹ごしらえ大阪府交野市(かたのし)にある「おじいさんの古時計」へ

磐船(いわふね)神社のすぐ近くにある、ログハウスのカフェレストラン。
名前は、《おじいさんの古時計。》

お店について調べると、食べログの店舗情報では1988年10月8日オープンと記載されています。つまり、もう35年以上続いているお店です。住所は大阪府交野市私市(きさいち)9-18-10、営業時間は11時〜16時、木・金が定休日とされています。ただし営業時間や定休日は変更される場合があるため、訪問前確認が無難です。

35年以上。
この数字を見ただけで、ちょっと背筋が伸びます。

流行りのお店はたくさんあります。
でも、山の中で35年以上続いているお店には、流行りだけでは説明できない力があります。

森に囲まれた、一見カフェレストランに見えない佇まい。
入口横にはウェイティング用のベンチにフォークギターが!
ギターの反対側にはサンタさん?と木製ブランコ

森の中に、木でできた大きなログハウス。
入口にはカナダ国旗。
壁にはギター。
積まれた丸太。
ベンチ。
木漏れ日。

「ここ、ほんまに大阪か?」と思うような雰囲気です。

そして店内に入ると、外観以上に“時間が止まったような空間”が広がっていました。

壁一面に並ぶ、たくさんの仕掛け時計。
丸い時計、振り子時計、木枠の時計、昔の洋館にありそうな時計。

ふと見上げると、あっちにも時計。
こっちにも時計。
まるで、店名の「おじいさんの古時計」そのものの世界に入り込んだようです。

壁一面に掛け時計がたくさん。色紙も数枚あり。

しかも、壁にはサイン色紙や写真もちらほら。
有名人の方が来られたのかな?と思わせる雰囲気もあり、長く愛されてきたお店なんだと感じます。

ただ食事をするだけの場所ではなく、
“古い時計たちに囲まれて、ゆっくり時間を味わう場所”。

51歳のおっさんには、これが妙に刺さりました。

若い頃なら、メニュー表ばかり見ていたかもしれません。
でも今は、壁の時計や木の梁、店内のざわめきまで含めて、全部がごちそうに思えてくる。

この日、僕が注文したのはアメリカンサンドイッチ。

パンにスクランブルエッグとベーコンをのせ食べると美味しい。

いい具合に焼かれたフランスパン。
その横に、スクランブルエッグ。
ベーコン。
ソーセージ。
サラダ。
ケチャップがちょこんと添えられている。

こういうプレートって、特別な高級感ではないんです。
でも、妙に落ち着く。

カリッとしたパンに、ふわっとした卵。
ベーコンの塩気。
木のテーブル。
窓の外の緑。

51歳のおっさん、静かに満足です。

若い頃なら「量がどうや」「コスパがどうや」と考えていたかもしれません。
でも今は、こう思います。

落ち着いて食べられる昼ごはんは、それだけでごちそう。

そして、磐船神社へ

お腹を満たしたあと、すぐ近くの磐船神社へ。

こちらも、物心ついた頃より知ってる神社だけど51になってはじめての参拝。天照大御神様によばれたのかな!?ご利益•*¨*•.¸♬︎


この中央に見えるでかい大岩が御神体の天の磐舟と呼ばれております。

磐船神社は、物部氏の遠祖神とされる天孫饒速日命を祀る神社で、巨大な岩「天の磐船」を御神体とする神社です。公式サイトでも、饒速日命降臨の聖地として紹介されています。

ここは、いわゆる“きれいに整った観光神社”とは少し違います。

空気が澄んで神聖なる感じがします。太陽光までもが神々しい。

森が深い。
空気が濃い。
岩が大きい。
神社というより、山そのものに手を合わせに行く感じです。
マイナスイオンが沢山ありそう!
案内板には、「天孫降臨の地」「岩窟めぐり」の文字。

磐船神社といえば、有名なのが岩窟めぐりです。
大阪観光局の情報では、高さ約12mの巨岩「天磐船」を祀る神社で、岩窟めぐりは修験道の修行を体験できるスポットとして紹介されています。

ただ、この日は僕ひとり。

公式ブログでも、岩窟拝観について「お一人での拝観はできません」と案内されています。受付時間は実施日の場合、午前10時から午後3時までとされていました。

※結構デンジャラスゾーンらしいので2人以上で巡ってください。

なので、今回は岩窟めぐりはやめました。
(๑•̀ㅁ•́ฅ✨

無理はしない。
これも51歳の知恵です。※ビビりなのです。

20代なら「せっかく来たし行ったれ!」となっていたかもしれません。
※だから、20代でも1人はあかん言うてるねん💦

でも今は違います。

行かない判断も、旅の一部。

ひとり旅は自由です。
でも、自由だからこそ、自分でブレーキを踏むことも大事です。

僕は参拝をして、御朱印をいただきました。

墨の黒。
朱印の赤。
手に残る紙の感触。

御朱印帳を開くと、そこに今日の日付が残る。
ただそれだけのことなんですが、年齢を重ねると、この「今日が残る」という感覚が、妙にありがたいんです。

左が今回の磐舟神社の御朱印、ちなみに右が奈良市にある紫陽花やコスモスで有名な般若寺。

写真を撮る。
ご飯を食べる。
参拝する。
御朱印をいただく。

何か大きな事件があったわけではありません。
でも、こういう何気ない一日が、あとから効いてくる。

50代のぶらりは、“詰め込まない”くらいがちょうどいい

若い頃のぶらりは、予定を詰め込みがちでした。

あそこも行く。
ここも寄る。
せっかくやから全部回る。
元を取る。

でも、50代になると少し変わります。

全部回らなくていい。
全部食べなくていい。
全部体験しなくていい。

今日みたいに、カフェで一皿食べて、神社で手を合わせて、御朱印をいただいて帰る。
それだけで十分、旅になる。

むしろ、それくらいの余白があるほうが、心に残るんです。

交野市の山あいにある、ログハウスのカフェ。
すぐ近くにある、巨岩を御神体とする神社。
森の中の道。
古い時計のように、ゆっくり流れる時間。

今日のぶらりで思ったのは、これです。

50代からの旅は、遠くへ行くことより、心が静かになる場所へ行くこと。

大阪にも、まだまだ知らない場所があります。
少し車を走らせるだけで、こんなに空気が変わる。

若い頃は、刺激を探していました。
でも今は、静けさを探しているのかもしれません。

51歳のおっさん。
森の中でフランスパンをかじり、神社で手を合わせ、御朱印を眺めながら帰ってきました。

派手な工程ではありません。
でも、こういうのが、たぶん一番ぜいたくなんです。

時間に追われてきた50代だからこそ、たまには“時間が止まったような場所”へ行ってみるのも悪くない。

よい休日でした。


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