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『母さん、ソロキャンプに行ってくる!』第2話|スマホ忘れ!? 出発トラブルと初夏の山道ドライブ

弁当も作った。荷物もOK。
…でも、スマホだけがどこにもない!


ピピッピピッ。

5:30、小さめのボリュームで携帯のアラームが鳴る。

ちゃちな音ではあるが、これは戦いのゴングだ。(母さんたるもの、己の目覚ましで他人を起こすべからず)

キッチンへ降り立つ、わたし。

いつもより30分早い起床。それは、弁当を作ったあと、自分のキャンプ用食材をクーラーボックスに詰める工程が待っているからだ。

6:30、3人分の弁当完成! 順調。

7:04、次女を玄関まで見送り。
彼女はバス通勤、バスの本数が極端に少ないため、かなり早めの出発である。

7:30、夫を見送り。
玄関で若干猫と戯れてからの出勤である。

7:55、三女の見送り。
思春期の女子高生は、時に友人とのトラブルを抱えている。そんな彼女の背中を押すには、たくさんの愛ある言葉が必要だ。

7:57、いつもならソファーに一旦腰掛けて、コーヒーをすする時間。

だが今日は——そうはいかない。


弁当を作った後、着々とクーラーボックスに食材を詰める。

充電しておいたライトやエアポンプも忘れずに回収して、ポンポンと押し込む。

最後にもう一度、携帯のメモリストと照らし合わせてチェック。

——漏れなし、よし。

身支度を済ませて、車に乗り込む。
初めて行くキャンプ場だから、ナビをセットして出発!

……が。

家から5分ほど走ったところで、はたと気づく。

スマホ忘れた。

あんなに確認して出たのに。

というか、忘れ物がないかをスマホで確認してたくせに、それを忘れるって、どんなトラップ?

ひとり車内でセルフツッコミをしながらUターン。

家に戻って探すこと10分。
あちこち探して、ない、ない、ない。

なぜか脱衣所の洗濯カゴの中にあった。
どんな経路をたどってそこに……とは、もう考えないことにする。

ロスタイム、トータルで20分。
どんまい。

……ん? ついでに思い出す。

昼食用におにぎり作ろうと思ってたんだった。
でも、もういいや。途中でなんか食べよ。


キャンプに向かうドライブは好き。

特に山道に入ると、緩やかにカーブを描く道を進むたびに、木々の色がめまぐるしく移り変わっていく。

6月は新緑からまた緑が濃くなって、力強い色合いになる。

木漏れ日の差し方によって、きらきらと輝くその光景を見ると、心底「綺麗だな」と思う。


ピロロン、とLINEの着信音。

なんだろ?

途中で寄ったコンビニでスマホを見ると、次女からのメッセージだった。

“コーヒーの水筒、パッキンついてなかった😭”

“ごめん😭😭😭😭😭”

やらかしたな。わたし。

うちでは、ご飯を作るのは私。  

食後の片付けは、娘たちが協力してやってくれている。

いつも通り、パッキンが付いてるもんだと思い込んでた。

でも今日に限って付いてなかった。

そして、私も確認し忘れた。

次女、ごめんよ。

LINEで「拭いたからもういいよ笑」って返ってきて、  

ちょっとホッとしたけど……

この日一番の“どんまい”は、やっぱりこれかもしれない。


『道の駅 尾花沢 花笠の里ねまる』で、休憩と昼食。
この道の駅は自動車専用道路の尾花沢北インターを降りてすぐにあるからわかりやすい。

尾花沢はスイカの名産地

グーグルのレビューを見ると、ここは“牛すじこんにゃく”が名物らしい。
中の食堂に行くと、あれ?!ないな。
店員さんに聞いてみると外の売店で売ってるとのこと。 

早速外で注文してみる。

テーブルまでもスイカ推し。可愛い

醤油ベースの味で鰹節が効いている。
ご飯のすすむ味で、やっぱり“おにぎり”必要だった笑
小腹は満たされたので出発!


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🔽『母さん、ソロキャンプ行ってくる』全4話まとめました。





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