“まじか…”が止まらなかった夜。 隣の幕のむこうで。
これは実話です:静かなキャンプ場で、私の「まじか…」が止まらなかった夜
あれからずっと、あの時の“まじか…”が抜けていない。
書いていいのか、今もわからない。
でも、私はまだあの日の空気を覚えている。
フリーサイト、生垣なし、10m先。
私の夜が壊れたのは、焚き火でも虫でもない。
……幕の向こうの気配だった。
その葛藤に1年。
木霊し続けた「まじか…」に終止符を打つべく、今心に確かにペグを打つ。
あの日私は、設営を終えたテントの前で深呼吸していた。
目の前には牧場があり、よく牛が目の前を通る珍しいキャンプ場。
隣にはファミリー。昼に車で出かけて行った。
そして戻ってきたのは……父親、ひとり。
「ふーん、家族を先に帰して、ひとりで撤収する健気なパパか…」
あるいはこれからソロを楽しむのか…?!
が、夕暮れ——
知らない女性が現れた。
(※そもそも全員知らないけど)
笑顔で車から降り、差し入れらしき紙袋を持って。
「え?え?…え?」
焚き火の煙が目にしみる(言い訳)
その日、私は楽しみにしていた“ラム”の焼肉を食べた。
サムギョプサルのようにしてサンチュにキムチと共に包んで。
ビールで流し込んでも、流れない…
なにかがあった。
そう。
確かに来た時に見たファミリーではないメンバーを確かにこの目で見ていた。
ここからはもうキャンプどころではない…
布1枚、距離10m、と、柵を隔てて牛。
お願い…
牛さん、そばにいて。
その願いも儚く牛さんは牛舎へ。
そんなキャンプ場なんです・・・
「まじか………、…」
牛!!!おいで!!!
モーって鳴いて……
この想いは、この思い出は誰にも話せず1年以上も胸の中に。
そして朝——
彼女はまだいた。
…無事、朝を迎えた。
それだけ。
ただ、分かってほしい。
私はどんな災難が待ち受けてるかわからず眠れない夜だったことを。
どんなに牛が「モー」って鳴いてくれないかと願ったかを。
会話も音も聞こえなかった。
幕の向こうは、終始静かだった。
…ただひとつ。
私の脳内だけが騒がしかったのだ。

📌次の投稿は
ラクして自由は手に入らない。
家族という名の“関所”をくぐり抜けて、ようやく言える——
「母さん、キャンプ行ってきます!」
笑って読んで、ちょっと考えてほしい。
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