見出し画像

⑲鬱(うつ)から看護師へ|私の人生を変えた転機|精神科ナースcocomi



こんにちは。猫好き精神科ナースのcocomiです。

今日も訪問ありがとうございます🐾

今回は、これまで患者さんのお話を書いてきた私が、自分自身のことをお話しします。

ここまで読んでくださる方・応援してくださる方が少しずつですが増えてきたことに感謝を込めて、私が鬱になった時のこと、そして看護師になるまでの道のりです😊

@cocomi


鬱のきっかけ|生活が一変した出来事


あの頃、夫と私のパートの収入で何とか3人の子育てと家のローンを支払って生活していました。

しかし、遠い国のニュースで日本には影響がないだろうと思っていたアメリカで起きたリーマンショックが世界の社会情勢を一気に下落させ、我が家の家計も容赦なく直撃したのです。

夫の仕事は激減し、お給料は3分の1に…。まだ小中高生だった子どもたちと残る家のローン…

頭の中で「これからどうやって生活していくの?」「買ったばかりの家を手放さなきゃいけないの?」「子供たちの将来は?」と様々な不安が渦巻きました😨

テレビを見て子どもたちが笑っていても、私は笑えず、どんなお笑い番組さえ面白くない。笑うことも出来なくなり、食欲もなくなり、どんどん痩せ、胸の奥は苦しくなる一方…死んだ方がらくなのかなと考えることも。その時期いわゆる「うつ状態」に陥っていったのです。


ひとつの声かけが道を開く


夫の収入を少しでも補うためには私がもっと働かなくてはならない。しかし大した資格もなく高時給の仕事は望めない…

そう思っていた矢先、病院に出入りする会社で働いていた私に、病院スタッフの竹中さん(仮名)が声をかけてくれました。

「cocomiさん、何だか痩せたね。どうしたの?話、聴くよ。」

誰にも話せなかった不安を、やっと話せる瞬間でした。事情を話すと、彼女は「病院で看護助手として働いてみたら?今より働く時間を伸ばせばお給料も少し高くなるし。」と提案してくれました。本当に有難い一言でした。


「看護師になりなさいよ」の一言


そこでたまに顔を合わせていた病院経営者に頼んだところ「看護助手は今はいるから募集してないけど看護師は必要だから看護師になりなさいよ」と言われ、思いがけない言葉に、え~!?と驚きました。

「でも私もういい歳ですし無理ですよ」と答える私に「60歳過ぎても資格を取る人もいるよ。やるなら応援するから。」と背中を押してくれたのです。

その瞬間、迷っている場合じゃない、もう後はない、と覚悟しました。

その後、看護学校に問い合わせたら「第一次締切は明日です」と。

たまたまインフルエンザで休んでいた息子の世話をしつつ、急いで願書を取りに行き、次の日の締切時間に間に合うように必死にお題の作文を書き上げ何とか提出することができました。


勉強と仕事、背水の陣…


それから10日後の学科試験・面接を経て、合格発表の日。

その年はそんなご時勢だったので受験者が多く学生時代から時間が経っていた私は落ちても仕方ないと思いました。

張り出されている合格発表。ドキドキしましたが…番号があり「本当によかった」とホッとし、それと同時に

これからがスタートだ!と引き締まる気持ちでした。

こうして2年間、看護助手(患者さんの身の回りの世話や清掃など)として働きながら看護学校に通い准看護師の資格取得に挑戦。

子どもの学資保険、市や県、病院の奨学金を使い、生活も大幅に見直しました。

厳しい実習と記録、山のような提出物、睡眠時間を削る日々。若い学生についていくのも必死で、何度もくじけそうになりました。それでも家族の支えと「絶対に生活を立て直す」という思いで切り抜け2年後に准看護師資格を取得することができました。

正看護師への進学はあまりにも実習が大変過ぎで付いていかれる自信がなく、費用も充分にないため諦めることにしました。

うつ状態を乗り越えて


准看護師として働き始め、正社員になり、少しずつ生活の安定が戻ってくると、気づけばうつ状態も消えていました。鬱と言っても病院で診断を受けた訳ではありませんが、あの時の経験は精神科で働く上で貴重な財産になりました。

母もかつてうつ病を患っていましたが、当時の私はうつ病の辛さが分からずあまり気遣ってあげられませんでした。今なら母の気持ちが痛いほど分かりますが、もう他界してしまったので残念です。でもこの経験が、今の私の看護にも繋がっているは確実なことです。


「苦しみの中から新しい道が開ける」


そして准看護師として経験を積み、お金も貯めた数年後、諦めていた正看護師への道にも挑戦し、資格を取得することができました。

本来、看護師になる予定はなかった私が、あのリーマンショックで鬱になり、痩せてしまったことにより声をかけられたことで、看護師の道へ。

それは私にとって本当に人生の分岐点でした。

人生は本当に不思議で思いがけない展開があるものだと思っています。

家を売らずに子どもたちも大人に成長し、今こうして精神科ナースとしてnoteを書けていることが嬉しいです。苦しい時こそ何をするべきか考え、行動することが大切だと身をもって学びました。

あの時の自分に「頑張ったね!」と言ってあげたい。そして、道をつけてくれた人たちに改めて感謝を伝えたいです。


いま、苦しいあなたへ


あの頃の私のように、不安や苦しみでいっぱいの方もいると思います。
今は先が見えなくても、トンネルを抜け出せる日が来るでしょう。そのために「今、何をするべきか」を少しずつ考え、できることから動いてみてください。必ずいつか光が見えてくると信じて…



今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
フォロー・コメント・スキが励みになります。質問もいいです。

これからも精神科ナースcocomiを宜しくお願いします🤗

✨⭐✨⭐✨⭐✨⭐✨⭐


自己紹介ページです⬇️























いいなと思ったら応援しよう!

nekozuki.ns_cocomi いただいたチップは大切に執筆活動に使わせていただきます!応援宜しくお願いします|猫好きナース cocomi

この記事が参加している募集