⑯うつ病になってしまった先生|精神科ナースcocomi
こんにちは。今日も訪問して頂きありがとうございます。猫大好き精神科ナースcocomiです。
今回は学校の先生でうつ病を発症して入院されたサエコさん(仮名)のことを書きます。
サエコさん(30代)は
中学校で体育を担当し、元気いっぱいに生徒を引っ張ってきました。
責任感が強く、頼まれると断れず、休日も部活動や学校行事に全力投球。保護者からの要望にも一人で応えようとし続けました。
「弱いところを見せられない」
その一途な思いが、少しずつ先生を追い詰めてしまったのです。思い通りにならないことからの焦り…
【うつ病の主な症状】
先生にみられた症状は典型的なものでした。
1. 気分の落ち込み:「私は先生失格です」と涙を流していました。
2. 興味や喜びの喪失:大好きだったスポーツにも心が動かなくなる。
3. 睡眠障害:夜眠れず、朝起きられない。
4. 集中力の低下:プリント作成にも時間がかかる。
5. 身体症状:食欲不振、体重減少、倦怠感。
【精神科看護でのサポート】
私たち看護師が大切にしたのは「安心できる居場所」を提供することでした。
「ここでは頑張らなくても大丈夫」と伝えると、先生は少し肩の力を抜いたように見えました。
生活リズムを整え、眠れる夜が増えるにつれ、先生の表情も和らいでいきました。
ある日、食堂で他の患者さんとテレビを見ていたときのこと。スポーツ番組に映った選手を見て、「私も昔はあんなふうに走ってました」と小さく笑ったのです。入院当初には見られなかった笑顔でした。
【回復に向けた小さな一歩】
退院が近づくころ、先生には少しずつできることが増えていきました。
💟朝、決まった時間に起きて食堂に来られるようになりました
💟軽いストレッチや散歩を楽しめるようになりました
💟日記を書いて「今日は気分が少し楽でした」と言葉にできるようになりました
💟 「生徒にまた会いたい」という前向きな気持ちが芽生えてきました🌱
これらは小さな変化ですが、確かな回復の証です。
周囲の人にできること
真面目で責任感の強い人ほど、うつ病になりやすい傾向があります。だからこそ、周囲の理解が大切です。
🟠 「早く元気になって」と焦らせない
🟠「怠けている」と誤解しない
🟠小さな前進を一緒に喜ぶ
🟠休むことも立派な仕事だと認める
🟠無理に話を引き出させず、静かに寄り添う
✨⭐✨⭐✨⭐✨⭐✨⭐
先生はこれまで、周りのために全力で走り続けてきました。
でも、頑張ることと同じくらい「休む勇気」も必要なのです。
退院後すぐに全てが元通りになるわけではありません。けれど、焦らず一歩ずつ進んでいけば、きっとまた生徒と笑い合える日がやって来るでしょう☺️
✨ うつ病は誰にでも起こり得る病気です。
『休むことは逃げることではない』――その言葉を胸に、先生の新しい一歩を応援しています。
✨⭐✨⭐✨⭐✨⭐✨⭐
読んでくれている皆さまへ
もしこの記事を読んで「自分や身近な人も同じかもしれない」と感じたら、どうか一人で抱え込まないでください。
うつ病は特別な人だけがなる病気ではなく、誰にでも起こり得ます。
学校の先生、保護者、会社員、子育て中の方――立場は違っても、私たちは皆「頑張りすぎてしまう瞬間」があります。
そのときに必要なのは「もっと頑張ること」ではなく、一旦立ち止まって「休む勇気」です。
そして休むことは、決して逃げではありません。
また歩き出すための大切な準備期間なのです。
どうか自分や大切な人を責めず、温かく見守ってくださいね。
実は私も鬱になった経験があります。下にリンクを貼っておきましたので読んでくれたら嬉しいです。
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こちらは双極性障害(躁うつ病)の患者さんの話です⬇️
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