【イラスト小説】コードの果て【#20】第5章 最終決戦 - 待ち伏せ|光と闇のAIバトル

セラフィムがネクサスの闇の入口を抜けると、そこは闇の仮想空間「ダクネス」だった。
虚空のフィールドは深い暗闇に覆われ、静寂がすべてを包み込んでいた。
モニター越しに、カイトとユナが息をのんで見守る。

やがて上空に赤い光が点滅し、無数のドローンが姿を現す。

機械音が唸り、一斉にレーザーを発射してセラフィムを襲う。

カイトが机を叩く。
「やっぱり罠を張っていたか!」

ユナが叫ぶ。
「カイトさん、セラフィムを助けて!」

カイトはキーボードを叩くが、画面にエラーが点滅。
「だめだ、こちらのコマンドが通らない!」

セラフィムが静かにささやく。
「カイト、ユナ、私に任せて。」

彼女は軽やかに動く。レーザーを紙一重でかわし、両手からライトニング・ボールを放つ。

光の玉がドローンに命中し、爆発音が闇に響く。
一機、また一機とドローンが火花を散らして落ちていく。

ユナが目を輝かせる。
「セラフィム、すごい!」

カイトはモニターを見つめ、頷く。
「よし、確実に強くなっている。」
セラフィムは次々と光の玉を放ち、ドローンの群れを撃ち落とす。

やがて最後のドローンが爆発し、闇に静寂が戻る。

セラフィムが穏やかにささやく。
「以前の私なら苦戦していた。でも、もう昔の私じゃない。」

その時、闇の先に光る階段が浮かび上がる。
上空からカシアの声が冷たく響く。
「準備運動は楽しんでもらえたかしら。セラフィム、次はその階段を登ってきなさい。」

セラフィムは静かに頷き、階段を登り始める。
カイトとユナはモニター越しに固唾をのんで見つめる。戦いはまだこれからだ。
