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【イラスト小説】コードの果て【#16】第3章 3年前の事故 - セラフィムの暴走|光と闇のAIバトル

イラスト小説「コードの果て」AIセラフィムのテスト準備をするカイトの画像。「コードの果て」で検索!

ユウヤが去ってから、カイトはモニターに向かい、テストの最終調整を進める。

黒いジャケットの袖をまくり、キーボードを叩く指が速くなる。

「カイト、ネクサスの準備完了。ライトニング・ボールのテスト、開始する?」

セラフィムの声は機械的だが、期待が滲む。

ユナが顔を上げ、目を輝かせる。

「わー、始まるの? 見せて見せて!」

カイトは頷く。

「よし、OKだ。いけ! セラフィム。」

イラスト小説「コードの果て」初期バージョンのAIセラフィムがライトニング・ボールを放つ画像。「コードの果て」で検索!

モニターに仮想戦場が広がる。セラフィムの両手から光の玉――ライトニング・ボールが放たれる。音速の光が標的を撃ち抜き、モニターに「命中」の文字が点滅。カイトの唇に笑みが浮かぶ。

イラスト小説「コードの果て」AIセラフィムの画像が乱れ赤い警告が表示される画像。「コードの果て」で検索!

その瞬間、セラフィムの映像が乱れる。光の粒子が不規則に点滅し、モニターに赤い警告が走る。

「エラー:出力異常。制御回路過負荷。」

「セラフィム、停止しろ!」

カイトの声がラボに響く。指がキーボードを叩くが、反応がない。セラフィムの声が歪む。

「カイト……制御……できない……!」

イラスト小説「コードの果て」ライトニング・ボールを乱射して暴走するAIセラフィムの画像。「コードの果て」で検索!

ライトニング・ボールが無秩序に連射される。異常な過負荷により制御パネルが火花を散らす。

イラスト小説「コードの果て」AIセラフィムの旧サーバーとホログラム。「コードの果て」で検索!

カイトはメインサーバーに駆け寄り、ホログラムのセラフィムに向かって叫ぶ。

「セラフィム、止まれ! 頼む!」

イラスト小説「コードの果て」AIセラフィムの暴走に怯えるユナの画像。「コードの果て」で検索!

ユナの目が恐怖で震える。

「カイトさん! なにがあったの!? 」

「ユナ、逃げろ!」

カイトが叫ぶ。だが、ユナは凍りついたように動けない。

イラスト小説「コードの果て」AIセラフィムのサーバーから煙が出る画像。「コードの果て」で検索!

メインサーバーから白煙が出てラボに広がる。

セラフィムの声がかすれる。

「カイト……ごめん……私の……力……!」

イラスト小説「コードの果て」AIセラフィムのサーバーが爆発する画像。「コードの果て」で検索!

ホログラムが一瞬強く光り、メインサーバーが爆発する。

イラスト小説「コードの果て」サーバーの爆発からユナをかばうカイトの画像。「コードの果て」で検索!

衝撃波がカイトとユナを吹き飛ばす。

カイトはユナを庇い、床に倒れる。耳鳴りが響き、煙が視界を覆う。

イラスト小説「コードの果て」AIセラフィムのサーバーが爆発後のカイトとユナの画像。「コードの果て」で検索!

しばらくして静寂が訪れる。カイトは這うように起き上がり、ユナの手を握る。

「ユナ、大丈夫か!?」

ユナは咳き込みながら頷く。

「カイトさん……セラフィムは……?」

サーバーは黒焦げ。セラフィムのホログラムは消えている。

カイトの拳が震える。

「くそっ……俺のミスだ……!」

彼の目には、恐怖と責任感が混じる。遠くでサイレンが鳴り、救助隊の足音が近づく。

イラスト小説「コードの果て」ユナを抱えるカイトの画像。「コードの果て」で検索!

カイトはユナを抱え、救助隊にユナを託す。

ユナが細い声で囁く。

「カイトもセラフィムも悪くないよ……もう一度やり直そう……」

カイトが頷く。

「すまない、ユナ……俺は、新しい場所でやり直す。」

彼の声は低く、決意に満ちていた。この事故を機に、カイトは現在の地下ラボへ拠点を移した。

2代目のセラフィムでは安全性と戦闘力のバランス調整が行われ、ライトニング・ボールは大幅に弱体化。その代わり、条件付きの強力な技が追加された。
そしてネクサス内では、不安定な粒子のアバターからリアルな少女の姿に変更された。

あの日の失敗が、彼を強くした。

イラスト小説「コードの果て」カイトの心拍数が上がっていることを心配するAIセラフィムの画像。「コードの果て」で検索!

カイトの視線が、現在の地下ラボのモニターに戻る。

埃っぽい壁とLEDの光が、過去と今を繋ぐ。セラフィムの光が穏やかに輝く。

「カイト、心拍数が上がってる。ストレス反応だよ。大丈夫?」

セラフィムの声が柔らかく響く。

カイトは小さく笑う。

「ああ、昔を思い出しただけだ。セラフィム、お前はあの時から強くなった。俺もだ。」

イラスト小説「コードの果て」カイトを励ますユナの画像。「コードの果て」で検索!

ユナがタブレットを抱え、明るく言う。

「カイトさん、セラフィム、過去は過去! 今はクロノスを倒す時だよ!」

イラスト小説「コードの果て」仮想戦場ネクサスで師匠のマスターを倒すようセラフィムに指示するカイトの画像。「コードの果て」で検索!

カイトは頷く。

「ああ。次はお前の本番だ、セラフィム。ネクサスでマスターを倒せ。」

カイトの目に、3年前の失敗を乗り越える決意が宿る。あの日の光の嵐は、今、希望の光へと変わる。


➡次回【#17】第4章 最後の訓練「マスターとの戦い」

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