私の偏愛ノート、アートスクラップno7 1900年代後半(日本のアングラ美術)~2000年代
画家や名画、アート作品を年代ごとに集めた手描きアートブックです。今回は現代美術を中心に2000年代のページをご紹介します。

実際の見開きページでは、中央に年表・出来事・文学、左側に海外作品、右側に日本作品、また、左の折り込みには前ページから続く1900年代後半の日本の前衛美術(アンダーグラウンド)を掲載しています。
まずは海外の現代アート作品からご覧ください。
2000年代~海外
A/ゲルハルト・リヒター

ドイツの抽象画家
写真と絵画の境界線のない革新的な表現
B/デイヴィッド・ホックニー

(現代アートの世界的巨匠)
C/ナム・ジュン・パイク

ビデオアートの開拓者
D/ジェフ・クーンズ

風船を模したステンレスの「ラビット」は
2019年のオークションで約100億円で落札!
E/ルイーズ・ブルジョワ


自伝的・心理的な作品
フェミニズムの先駆者
F/ダミアン・ハースト

死生観を衝撃的に表現
アートの価値をアイデア(コンセプト)に変えた
G/ジャン・ミシェル・バスキア、バンクシー

ストリートの落書きをアートへと変貌
*バンクシー
社会問題や矛盾をユーモアで表現
H/ブライアン・ドネリー、レフィク・アナドール

ストリート発祥のポップアート
*レフィク・アナドール
360度の没入型デジタルアート
I/オラファー・エリアソン

ウェザー・プロジェクト
巨大な人工太陽を建物内に出現させた
J/アイ・ウェイウェイ

政治的メッセージアート
1900年代後半(エロティシズム・デカダンス・耽美主義)
A/池田満寿夫

1966年ヴェネチア・ビエンナーレで版画部門国際大賞
1977年芥川賞
1980年メディアで活躍
B/米倉斉加年

怪しくエロティック
繊細な線描表現が魅力
C/金子國義

官能的美学のイケメン画家
「不思議の国のアリス」挿絵・絵画
D/四谷シモン

日本における球体関節人形の第一人者
E/横尾忠則・山口晃

寺山修司「天井桟敷」、唐十郎「状況劇場」
アングラ演劇のポスターでも活躍
*山口晃 現代社会をユーモアかつ緻密に表現
F/会田誠・石田徹也

現代社会に鋭く切り込むアート界の異端児
まさに今、国旗損壊罪についての発言が注目!
*石田徹也
シュールで繊細な表現は
31歳の早逝後も高く評価されている
G/村上隆

ポップアーティスト
オタクカルチャーをハイアートへ昇華
H/草間彌生・奈良美智

前衛アートのパイオニア
今なお活躍し続ける最高峰アーティスト
*奈良美智
海外アートシーンで評価、
その後日本のポップアートで大人気
I/塩田千春、名和晃平

生と死など人間の根源的テーマを
糸や日常の品で表現
*名和晃平
京都を拠点に世界的活躍
ガラスビーズや水晶を使って透明球体の作品が有名
J/船越桂

「人間の内面と祈り」を木彫で表現
遠くを見つめる外斜視ぎみの視線が
観る側に深い静寂をもたらす(白大理石の玉眼)
K/ロッカクアヤコ、小松美羽

カラフルな色彩と愛らしい作風が人気
ライブペインティング
*小松美羽
ライブペインティングを「ご神事」として行う
可愛らしい風貌と対照的に
ダイナミックで古風な作品が評価
L/束芋

日常風景をモチーフにコミカルに表現
映像インスタレーション作家
おわりに
デジタル技術の進化により表現の幅が大きく広がった2000年代。
海外では、ゲルハルト・リヒターやデイヴィッド・ホックニーが、新たな手法で絵画の可能性を切り拓き、ジェフ・クーンズやダミアン・ハーストは、作品の背景にあるアイデアやコンセプトを重視して「アートの価値とは何か」を問い直しました。
一方日本では1900年代後半の「アングラ文化」が持っていた熱量や耽美的な感性が独自の進化を遂げています。
会田誠や石田徹也はアングラ精神にも通じる社会への鋭い批評性を持ち、塩田千春や船越桂は生と死、祈りといった人間の根源的なテーマを独自の造形で表現しています。また女性作家の目覚ましい活躍は、新時代の到来をも予感させます。
このような芸術家たちが届けてくれる新しい視点を受け取ることで、私たち自身のアートへの向き合い方も、より豊かで自由なものへとアップデートしていきたいですね。私の拙い手描きノートを通して、多くの方にアートの楽しさが届くことを願っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。スキやフォローを頂けると、今後の励みになります!
