今日から使える!準備時間ゼロ教材『楽(Gaku)』【Textbooksの使い方】

みなさんは、もう準備時間ゼロ教材『楽(Gaku)』をご存じでしょうか。まだご存じない方は、ぜひ一度ご覧ください。
現在、Textbooksの1課〜10課は無料でご利用いただけます。
私が制作した、レッスンですぐに使える教材サイトはこちら↓↓
私は、日本語教師が少しでも授業準備を楽にし、その分、学習者との時間や自分の時間を増やせるようにという思いで、『楽(Gaku)』を作っています。
ありがたいことに、現在は学習者の方だけでなく、日本語教師の方にもサブスク登録していただき、授業でご活用いただいています。
また、企業の方からもお問い合わせをいただき、多くの方にご興味を持っていただいていることを実感しています。
今回は、先生方からご質問をいただくことが多い「Textbooksの使い方」をご紹介します。
Gakuは副教材として作っています。そのため、先生方のレッスンスタイルに合わせて自由に使っていただけます。
今回ご紹介するのは、私が実際のレッスンで行っている使い方の一例です。正解というわけではありませんので、ぜひ参考にしていただき、ご自身の授業スタイルに合わせてアレンジしていただければうれしいです。
『楽(Gaku)』Textbooksとは?

初めてGakuを知った方のために、簡単に紹介します。
GakuのTextbooksは、『みんなの日本語』に準拠したオリジナル教材です。(著作権については確認済みです。)
1課から50課まで、すべて私が一課ずつ制作しています。
私自身も毎日のレッスンで活用しており、「準備時間を減らしながら、しっかり練習できる教材」だと日々実感しています。
5課の教材であれば5課まで、10課であれば10課までに学習した文法と語彙だけで練習できるよう、一課ずつ丁寧に語彙と文法をコントロールしています。
学習者が「知っている日本語」で安心して読めることを大切にし、日本語をもっと好きになってもらえる教材を目指しました。
主な特徴はこちらです。
ふりがなON/OFF機能
自然な日本語音声
英訳表示ON/OFF機能
読む前のTopic Question
内容理解を確認できる「Check your understanding」
読む前には、学習者の緊張をほぐしながら、本文への興味を引き出すTopic Questionを用意しています。
また、本文はShort・Medium・Longの3種類があり、レッスン時間や学習者のレベルに合わせて選択できます。
読んだ後には「Check your understanding」で内容理解を確認できるため、読む前から読んだ後まで、一つの教材で完結できるよう設計しています。
私の基本的な使い方
ここからは、私が実際のレッスンで行っている流れを紹介します。
① タイトルを学習者に読んでもらう
まずは、タイトルを学習者に読んでもらいます。
タイトルは本文に関係する内容になっています。「どんな話だろう?」「どんなことが書いてありそう?」と考えてもらうことで、読む前にスキーマを活性化させます。
その後に本文へ入ることで、内容を予測しながら読む習慣も身につきます。
② Topic Questionで会話を広げる
次に、Topic Questionを使います。
私のレッスンでは、私がTopic Questionを読み、学習者に答えてもらいます。Topic Questionは、本文へ入る前のアイスブレイクだけでなく、実際の会話練習の時間としても活用しています。
Topic Questionには3つの役割があります。
・レッスンの雰囲気を良くする
・学習者が日本語を話す準備をする
・本文に関係する知識や経験を引き出す
いきなり本文を読むのではなく、テーマについて少し話すことで、学習者は内容を理解しやすくなります。
③ Check your understanding(読解問題)を確認する
Check your understandingは、本文の内容理解を確認するための読解問題です。
私は本文を読む前に、まず質問と選択肢を学習者に読んでもらいます。
あらかじめ読解問題を確認しておくことで、学習者は「何を読み取ればよいか」を意識しながら本文を読むことができます。
ただ読むだけではなく、内容を理解しながら読む姿勢を自然に身につけられます。
そして、
「本文を読んだ後で、この質問に答えます。必要であればメモを取りながら読んでください。」
と伝えます。
Shortは1問、Mediumは2問、Longは3問の読解問題を用意しています。
特にLongでは、メモを取りながら読む学習者も多いです。
④ 学習者に本文を読んでもらう
いよいよ本文を読みます。
漢字学習が進んでいる学習者の場合は、ふりがなをOFFにして読むこともあります。
ただ、最初からOFFにする必要はありません。
まずはふりがな付きで読んでみて、スムーズに読めるようになったら、次のステップとしてOFFにするのがおすすめです。
学習者によって「ちょうどいい負荷」は違います。
そこは先生方が学習者を見ながら調整していただければと思います。
⑤ 読解問題で理解を確認する
最後に、Check your understandingを解きます。
選択肢を選ぶと、正解・不正解が表示されます。
もし理解できていない場合は、質問部分をクリックすると本文の該当箇所へ移動できます。
一緒に本文を確認しながら、内容理解を深めることができます。
このように私が大切にしているのは、
「読む」だけで終わらせないことです。
タイトルから内容を予測し、Topic Questionでテーマについて話し、読解問題を意識しながら本文を読み、最後に内容を確認する。
この流れを作ることで、学習者は目的を持って読み、より深く内容を理解できるようになります。
また、Gakuは「知っている日本語」で練習できるように作っているため、「読めた」「分かった」という成功体験を積み重ねやすい教材です。
もちろん、毎回この通りに進める必要はありません。レッスン時間や学習者のレベル、その日の様子に合わせて自由にアレンジしていただければと思います。
いろいろな使い方
ここまでは、私が実際のレッスンで行っている基本的な使い方をご紹介しました。
Gakuは副教材なので、使い方は一つではありません。
ここからは、その他の活用方法も簡単にご紹介します。先生方のレッスンスタイルに合うものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
1. リーディング教材として
自分のレベルに合った読み物で練習できるため、難しすぎる文章に悩むことなく、「読むこと」そのものに集中できます。
ふりがなの表示・非表示を切り替えながら読むことで、漢字を読む練習にも活用できます。
2. 読解教材として
本文の後には読解問題があります。
文章を読んだ後、本当に内容を理解できているか確認できます。
英訳表示も切り替えられるため、意味確認にも利用できます。
3. 聴解教材として
自然な音声機能を搭載しています。
本文を見せずに音声だけを聞くことで、聴解練習としても使用できます。
教師以外の日本語を聞く機会は、学習者にとって大切です。
再生速度を変更する機能もあります。
4. 予習・復習教材として
学習者にリンクを共有するだけで、自宅でも同じ教材を使って学習できます。
サイト教材なので、学習者に同じ教材を購入してもらう必要はありません。リンクを送るだけで、簡単に予習・復習に活用できます。
レッスン中に一度使うだけではなく、自宅でも繰り返し読むことで、より効果的な定着が期待できます。
5. アイスブレイクとして
時間が少し余った時や、レッスンの雰囲気を和らげたい時にも使えます。
すでに学習した課のTextbooksを使えば、「知っている日本語」で気楽に読む練習ができるため、レッスンのウォーミングアップにもおすすめです。
本文の前には簡単なTopic Questionを用意しているので、自然に会話へ入ることができます。
また、Short・Medium・Longから選べるため、レッスン時間に合わせて柔軟に調整できます。
準備ゼロで、もっと楽しい日本語レッスンへ
私は毎日のレッスンでGakuを使っています。
学習者から「分かる!」「読める!」「楽しい!」という反応が返ってくる瞬間は、日本語教師として大きな喜びです。
Textbooksは、特にレッスンですぐに使える便利なコンテンツだと感じています。
そして何より、準備時間ゼロで使えることが大きな魅力です。
現在、Textbooksは1課から10課まで無料でご利用いただけます。
ぜひ一度、実際のレッスンで使ってみてください。
さらに多くの教材や学習コンテンツを活用したい場合は、Gaku Premiumをご利用いただけます。
学習者からご要望の多かったコンテンツをはじめ、日本語学習をより楽しく、より効果的にする教材を、準備ゼロですぐにレッスンへ取り入れていただけます。
おすすめのプレミアムコンテンツ
Gakuには、Textbooks以外にも、学習者の自主学習やレッスンに活用できるプレミアムコンテンツを多数ご用意しています。
ここでは、先生方がレッスンで活用しやすい代表的なコンテンツを簡単にご紹介します。
・Stories
100を超える物語(ふりがなON/OFF機能、英訳表示ON/OFF機能)で、日本語を楽しく学べます。
・Flashcards
動詞フォーム・語彙・漢字などを、準備ゼロで効率よく練習できます。
・Onomatopoeia
学習者に人気の日本語のオノマトペを楽しく学べます。
・Proverbs、Idioms
ことわざ・四字熟語・慣用句など、日本語らしい表現も学習できます。
プレミアムコンテンツについては、それぞれの特徴やおすすめの使い方がありますので、詳しくは別の記事でご紹介させてください。
これからもGakuは、学習者と日本語教師のみなさんのお役に立てるコンテンツを、どんどん追加していく予定です。
Gakuでつながろう
日々レッスンで使う中で、改めて感じることがあります。
「Gakuを作って本当によかった」
ということです。
Gakuがあることで、安心してレッスンに望めています。
そしてGakuはまだまだ成長途中の教材です。
先生方に使っていただき、学習者のみなさんに届けていただくことで、もっと良い教材へ成長していけると思っています。
先生方の授業準備の負担を少しでも減らし、学習者が日本語を楽しく学べる環境作りのお手伝いができればうれしいです。
ぜひ一度、Gakuを授業で使ってみてください。
これからもGakuは、世界中の学習者と日本語教師をつなぐ場所を目指して成長していきます。
