助成金を通してつながりを育む~コープいしかわ令和6年能登半島地震支援活動助成金の目録贈呈式を開催~
全国の生協から寄せられた募金は、災害支援や復興への取り組み、企画の実施、他団体等への支援金・義援金として活用されています。
「コープいしかわ 令和6年能登半島支援活動助成金」も、全国からの募金を活用した取り組みのひとつです。
本助成金は2年間(2025年度・2026年度)で延べ20団体(各年度10団体)を対象に、1団体あたり最大30万円を助成しています。
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2026年3月20日には、本助成金の目録贈呈式および交流会を開催しました。当日は、対象20団体のうち14団体の皆様にご出席いただきました。
会場は、被災地である能登・穴水町の「のとふれあい文化センター」。
つながりのきっかけづくりと、交流の深化を目的として、現地での開催としました。

🌸贈呈式当日の様子
選考委員長を務める大谷理事長の開会あいさつに続き、各団体の紹介を行いました。その後、スローガンである「負けとられん!能登を笑顔に」の黄色い大幕の前で、2026年度採択団体の目録贈呈式を執り行いました。
会場では、微笑ましい光景も見られました。団体の副代表を務めるお母様の活躍する姿を子どもたちに見せたいというご家族の想いから、ご主人・年長と年中のお子様が贈呈式を見学。休憩時間には、一緒に記念写真を撮る姿も見られました。


写真は、七尾復興応援團 朱雀 代表の橋場幸雄さんです。
その後、選考委員でもある北陸学院大学教授・田中純一先生より講評をいただきました。ご自身も学生の皆さんとともに精力的な活動をされている中で感じる、「急速に進む忘却」への危惧や、小さくても志を持つ人たちが集まり、互いに補い合うことの可能性、そして「豊かさ」の概念を改めて考えることの大切さなどが語られました。
その言葉は、参加者一人ひとりの心に静かに、そして深く響いていたのではないかと思います。

🌸コープいしかわのキッチンカーを展示
休憩時間には、今後のつながりづくりに役立てていただきたいという想いを込めて、コープいしかわのキッチンカーを展示しました。 正面玄関前に駐車したキッチンカーを、採択団体の皆様や選考委員の方々にも実際にご覧いただき、車内の見学を行いながら、今後の活用や出展について会話が弾む場面も見られました。

🌸交流会の様子
休憩後は助成金採択団体の皆様の交流会を開始しました。今回は対話を深めていただくため、交流の時間を多めに設けました。15分ごとにメンバーを入れ替えながら、計5回の交流を実施。
当初は緊張した面持ちだった皆さんも、回を重ねるごとに表情が和らぎ、中盤からはそれぞれの活動内容や志について熱心に語り合う姿が見られました。

閉会のあいさつは、本助成金の選考委員でもある日本生活協同組合連合会 常務執行役員・多村孝子氏よりいただきました。全国の生協から寄せられた支援の想いに加え、多村氏ご自身の阪神・淡路大震災での経験が語られ、その言葉に、ゆっくりとうなずく参加者の姿も見られました。

🌸採択団体の多岐に渡る活動
採択された各団体の活動は多岐にわたります。
住民による交流拠点運営、世代を超えたまちづくり、他団体と連携した幅広い支援活動、段ボール自作ゲームによる縁日の開催など、地域に笑顔と活力を届ける取り組みが展開されています。
また、技術系ボランティアのスキルアップやネットワーク強化、学生による農地再生、キリコや祭り太鼓などの伝統文化の継承、復興公営住宅の整備支援、さらには地域食堂の運営など、能登の暮らしと未来を支える活動が各地で続けられています。
2026年度は震災から3年目を迎える年にあたりますが、依然としてブロック塀撤去や建物解体に伴う片付け、仮設住宅の期限を見据えた「住まいの再建」など、切実な課題が残されています。あわせて、住民が集える居場所づくりへの支援も引き続き求められています。
🌸交流会を終えて
交流会終了後も、最後まで会場内で熱心に語り合う姿が見られました。連絡先を交換された方もいらっしゃったようです。
また、都合により途中退席された方からも、「ぜひまたこのような交流の機会を設けてほしい」とのお声をいただきました。
こうした声を受け止めながら、コープいしかわができる取り組みを、組合員の皆さん、職員、地域の皆さんとともに進めていけたらと思います。
コープいしかわ 能登復興推進室 なかがわ
2024年3月~12月まで、日本生協連、全国会員生協の皆様と、能登町、穴水町、輪島市のボランティアセンターでの支援活動に入り、現在は、団体・生協の皆様と関わる業務を主にしています。
