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『自己責任と書けば大丈夫』は本当?投資情報発信者が見落としやすい“表現リスク”

投資系の情報発信をしていると、

「投資は自己責任です」

という一文を見かけることがあります。

実際に、

・SNS投稿の最後に付ける
・LINE配信に記載する
・教材やレポートに記載する

といった形で利用している方も少なくありません。

しかし、実務上は「自己責任と書いてあるかどうか」だけで判断できるものではありません。

私が投資情報発信者の方からご相談を受ける中でも、

「個人的な意見なので問題ないと思っていました」

「教材販売だから大丈夫だと思っていました」

「免責文言を入れているので安心していました」

という声を聞くことがあります。

ところが、実際には発信内容そのものだけでなく、どのような表現を用いているかも重要なポイントになります。


意外と見落とされる「表現」の問題

例えば次のような表現です。

・この銘柄は上がると思います

・今が買い時です

・利益を狙える銘柄です

・次に来るテーマ株です

投資系コンテンツでは比較的よく見かける表現ですが、読者から見ると単なる情報提供ではなく、投資判断を促しているように受け取られることがあります。

発信者としては、

「感想を言っただけ」

「予想を書いただけ」

という認識でも、受け手側の印象は異なる場合があります。

個別銘柄に触れること自体が問題なのではない

投資情報発信者の中には、

「個別銘柄に触れたら危険」

と考える方もいます。

しかし、実際にはそう単純な話ではありません。

例えば、

・企業分析

・決算解説

・事業内容の紹介

・ニュースの解説

などは、多くのメディアでも行われています。

一方で、

「今買うべきです」

「今後大きく上昇するでしょう」

といった表現になると、読者の投資判断に直接働きかける要素が強くなります。

つまり重要なのは、

「何を扱ったか」だけではなく、「どのように伝えたか」

という点です。

発信者ほど気付きにくいグレーゾーン

特に注意したいのは、一見すると安全そうに見える表現です。

例えば、

「個人的には買いだと思います」

「もし私なら買います」

「投資は自己責任ですが…」

といった表現です。

これらは断定を避けているようにも見えます。

しかし、読者から見れば、

「この発信者は買うべきだと考えている」

というメッセージとして受け取られる可能性があります。

表現を柔らかくしただけで、必ずしも助言的な印象が消えるわけではありません。

コンテンツ制作時に確認したいポイント

投資系コンテンツを公開する前には、次のような点を確認してみるとよいでしょう。

□ おすすめという表現を使っていないか

□ 買うべき・売るべきという表現を使っていないか

□ 売買タイミングを示していないか

□ 利益獲得を期待させていないか

□ 将来予測を断定的に語っていないか

□ 免責文言だけに頼っていないか

公開前に一度見直すだけでも、コンテンツの印象は大きく変わることがあります。

より詳しく知りたい方へ

今回は、投資情報発信者が見落としやすい「表現リスク」について簡単に解説しました。

実際には、

・推奨表現

・売買タイミング表現

・将来予測表現

・利益強調表現

・グレーゾーン表現

など、表現ごとに注意すべきポイントがあります。

ブログでは、それぞれの表現を具体例とともに整理しながら詳しく解説しています。

投資系情報商材や有料レポート、投資コミュニティ運営などを行っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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✍執筆者プロフィール

金融法務コンサルタント。元行政書士として、I投資助言・代理業登録やIFA事業の開業支援を中心に、金融ビジネスの立ち上げ・運営に関する法務支援に携わってきました。
実務の現場では、「どこまでが適法か」「どの対応がリスクになるのか」といった判断に悩むケースが多く見られます。現在は、そうした実務家の疑問に応えることを目的に、ブログ・noteで情報発信を行っています。
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