見出し画像

【“命を守る人”ほど苦しい理由】パンチ君に見る人間心理⑭

このシリーズは、

全世界が注目している
市川市動植物園のサル山に住む
パンチ君という人工哺育を受けて育った子が
サル山に今まさに戻る途中の段階で、

そこから見える人間心理について
私の視点で語っているものです。

前の記事はこちら


**

私は、

「命を守っている人」に、
もっと社会は優しいと思っていました。

でも現実は、
そう単純ではないのかもしれません。

**

世の中、
色々矛盾しているなぁと感じることも多々。

例えば、
動物園や飼育員さんなどは、
動物の命を扱う場で働いている。


人でも、
病院や介護施設なども
人の命を扱う場所がある。


どの仕事も
尊いお仕事だと思うのです。


そして
命と向き合う現場はどこも
一生懸命にお勤めを
されている方がたくさんいるはずです。


でも、
実際は矛盾だらけ。


例えば、
獣医さんは、
獣医師になりますが、


どんなに昼夜働いても、
人間のお医者さんよりも
基本給は低い扱いになることがほとんど。

飼育員さんは、
その園の定めるところ。
それも決して高くはありません。


人間でも、
昼夜問わず、
救急で常に命と隣り合わせで働いている
大病院勤務のお医者さんよりも、

夜勤もなく、
救急もない、
美容整形のお医者さんの勤務医さんの方が
一千万単位でお給料は多いこともあるとか。


介護に携わる人も
収入にはとても見合わない労働が必要です。


**

命と向き合う働きに対して、
社会の評価や報酬が
見合っていないなという感覚が
私の中にずっとあります。


人間と動物が扱いが違うのは
一般的に
動物=モノ扱いの法律があるから。

もちろん、
仕事内容だけで
単純に比べられない部分もありますが。


でも、
命を守る現場は、
心も体もすり減らしながら
働いている人が多いのも事実。



私は時々、
「社会は何に価値を払っているのだろう」
と考えてしまうのです。


**

私たちは、
いつから

“命を守る人”よりも、
“数字を生む人”

の方を

高く評価するように
なったのでしょうか。


そして、

その価値観の中で、
自分自身まで
苦しめてはいないのでしょうか。



本当は人は、

「安心したい」
「優しさに触れたい」
「命を大切にしたい」


そんな感覚を、
心の大元で求めているのだと思います。




人は、
「安心できる場所」がないままでは、
心が少しずつ
擦り減ってしまう生き物だから。




だから、
パンチや、
園の人たちの姿に、

こんなにも多くの人が
心を動かされるのではないでしょうか。


であるならば、

命を守る人たちの存在を、
もっと大切にできる
社会であってほしい

パンチを通して今回も
強く感じてしまいます。




今日という日も
変わらず命を支えてくれているすべての人に
心からの敬意と感謝の気持ちを送ります。

**

記事がいいなと思ったら、
いいね・シェアで応援してください。

いいなと思ったら応援しよう!

アッコ先生|食養生と心のケアで人生を取り戻した開運食養生コーチ よろしければ応援お願い致します!いただいたチップは、クリエーターとしての活動費に使わせていただきます。

この記事が参加している募集