見出し画像

幽霊を見る脳のメカニズムについての仮説


混ぜるな危険! 量子論と意識とオカルト、スピリチュアルの関係についての考察です。※過去記事を編集、加筆した内容です。


1.霊魂と量子脳理論

 現行の生物学では、意識や心は神経細胞の化学反応の副産物として理解されている。しかし、生霊、死霊、祖霊、神霊、霊魂、幽体離脱、霊障、生まれ変わりといった存在を前提とした場合には、実際には量子レベルの素過程で肉体を、時空を超えて宇宙全体にあまねく遍在していると考えねばならないだろう。この考えは、唯心論、汎心論、原意識、万有内在神論、プラトンの世界霊魂、ユングの集合的無意識、ボームの内蔵秩序などの哲学的概念とも共鳴する。

 近年の研究では、脳内における量子論的な現象が指摘されており、脳内水分の陽子スピン、ほかにも、ニューロン(脳神経細胞)の軸索を被膜するミエリン鞘から放射された光子対が量子もつれの状態にあることが示されている。これらの発見は、意識に量子論的な効果が関与している可能性を示唆する。

 とくにタンパク質二量体であるチューブリンは、異なる電荷の分布からなる電気双極構造をもち、その原子の凝縮系は量子論的効果が現れるのに適していると考えられる。量子系が波動状態から粒子状態へと遷移したとき、チューブリン原子から放出された電磁波は、チューブリンが重合した微小管内の場で特定の信号として検出され、さらに電流へと変換される。この電流が静止膜電位を変動させるための電荷を供給し、脳のニューロンネットワークを発火させると考えられる。

 チューブリン二量体はアミノ酸の配列と局所的な荷電状態により電気双極子モーメントをもつ。これが多数重合して微小管構造を形成すると、個々の双極子が配向・相互作用し、マクロ的に秩序化した電気的、誘電的凝縮系を作りうることが考えられる。脳内水分や周囲イオン雲がこの凝縮系に強く結びつき、局所的な遮蔽長や誘電率を変化させ、微小管は単なる静的構造以上の電気的応答を示す素地となるのだ。

 量子的励起やもつれ状態を含めた波動関数という量子場の波動が局在し、粒子状態に変換される過程では、局所的な電荷再配置や双極子の再配向が生じ得る。この急激な再配向や振動成分は電磁放射をともなうことが物理的に予想される。微小管の周期構造と双極子配列は、こうした局在的な電磁場を空間的に整列させ、特定周波数成分を強める条件を与える。

 つまり、チューブリンが重合した微小管(細胞小器官)は、導波管アンテナとして機能する導電性をもつ中空の細管構造をしており、「霊魂(カルマ、阿頼耶識)=量子場から送信された情報を受信するアンテナ」としての役割を果たすと考えられるのだ。

 脳は単なる孤立した情報処理装置ではなく、波動関数という非局所的な量子場の波動を識別し、波動関数の積分値に応じて閾値を越えたときに出力を形成する検波・積算装置として働くと考えられる。ニューロン群は波動関数の位相配列構造に対する波形検出器であり、時間・空間の積分を通じて局所的な閾値を評価し、出力を生じさせる。

 細胞内部の微小管やチューブリンの配列は、波動関数の検波・整流をになう素子として想定される。これらの局所構造が波動関数の位相・エネルギーと共鳴するとき、電荷の再配置が起こり膜電位変動が生じ、結果としてニューロン信号の発火が引き起こされる。つまり、ニューロン発火やシナプス可塑性は波動関数との相互作用の局所的表現であり、脳内電気化学的現象はマクロな量子情報の可視化にほかならない。

2.意識と記憶の量子論的構造

 記憶の恒常性と遍在性は、量子場の時空を超えた非局在的相関と位相効果によって説明される。長距離相関や位相的な場の因果により、情報は時空を越えて複数の節点に同時に保持されるため、記憶は単一のシナプスや領域に限定されない。むしろ広域な場の相互作用ネットワークの重層的節点に分散保存され、必要に応じて選択的に再活性化される。

 記憶の参照・再構成は、時空を超えてまたがる位相配列構造の波形の相同性と局所閾値の積分値の照合によって成立し、局所的波形が欠損する場合にはより広範な領域での積分的補完を試みられる。脳の各領域で分散処理された知覚候補のニューロン信号をともなった波動関数は、その波形の相同性と振幅(情報の相同性と強度)にしたがって競合抑制的に選択され、連合して一体化した意識体へと統合され、最終的に勝ち残った強い位相配列パターン(知覚内容)だけが、前頭連合野で自意識として立ち上がる。

 量子論的宇宙とは、素粒子の運動から星々の巡りまでを計算する壮大な量子コンピュータである。脳神経細胞網と相同の情報処理構造をもつ量子場の相互作用ネットワーク(量子の重ね合わせ状態)は、宇宙がいくつも同時に並列する一種のパラレルワールド(時空を超えた過去を含めた多世界解釈的可能性世界)と等価であり、超並列的な計算を可能にしている。量子の系は粒子的に個物として閉じているわけではなく、相互作用ネットワークのつらなりとして開いた構造となっている。

 特定の時空点を超えて並列化した量子の波形や振幅(スピン配列やベクトルポテンシャル)の分布などを通じて、全体として統一された量子状態(マクロな情報)を形成し、脳内情報とともに時空を超えた超並列的な情報処理を実現している。脳みそは、宇宙的な量子計算の一部を映すミニチュアであり、「意識」や「精神」、「記憶」の本体は、広範な量子ネットワーク(潜在意識)に符号化されていると考えられる。

 三次元での肉体の情報は、情報を自律的に秩序化、意味化する量子場の相互作用ネットワーク内で保存・転送されるため、肉体が滅びても意識や精神、記憶の本質は消えず、次の転生へと引き継がれる可能性がある。また、心霊現象や残留思念も、同様の仕組みで説明される可能性がある。

3.幽霊を見るメカニズム

 幽霊や残留思念は、量子場の相互作用ネットワークに残された過去の情報の波形であると考えられる。特定の場所や時間、あるいは特定の人物の脳内では、その場の量子場の位相配列が、過去にそこに存在した意識や精神、記憶の波動と共鳴することがある。

 この共鳴によって、脳内の微小管(アンテナ)がその残留波動を検知し、電気信号へと変換する。この電気信号が特定のニューロンネットワークを活性化させることで、脳はあたかも目の前に幽霊が存在するかのように視覚的な情報や聴覚的な情報を再構成する。

 これは、古いラジオが特定の周波数にチューニングされたときに、過去の放送の電波を拾うことに似ている。幽霊を見たり、霊的な気配を感じたりする人は、この量子的な共鳴を起こしやすい、あるいは脳内の微小管がより感度の高いアンテナとして機能しているのかもしれない。

関連記事