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LAMY 2000|10年愛用し続ける1本のボールペン

気づけば、もう10年くらい、
同じボールペンを使っている。

意識して「これを使い続けよう」と決めたわけじゃない。
ただ、気がついたら、机の上にあり続けた。
それが、LAMY 2000だ。

LAMY2000

まず惚れたのはそのスタイリッシュなデザイン。
細身のボディなのに、赤・青・黒・緑の4色が使える。
振り子ノック式で、細くて、無駄がない。

後から知ったことだけど、
「西暦2000年になっても色褪せないデザイン」
というコンセプトで、1966年に発表されたらしい。
LAMYのデザインプロダクト最初の製品であり、
LAMYデザインの原点を伝える永遠のロングセラーだ。

振り返ってみると、当時の僕は、
細かい判断に少し疲れていた気がする。

どのペンを使うか。
どの色で書くか。
どこにしまったか。

そんな些細なことに、
思った以上に思考を使っていた。

「もう、これ一本でいいかもしれない」

そんな軽い気持ちで、
独立のタイミングで選んだのが、
LAMY 2000だった。

正直、9,000円のボールペンは、最初は高いと思った。
でも10年で割れば、1年900円。
すぐ失くす安いボールペンより、ずっと大事に使える。

あるいは、独立祝い、就職祝い、自分への区切りのご褒美なんかにもいい。

選んだ理由は引き算だった

多機能ペンは、他にもいくらでもあった。

もっと軽いもの。
もっと安いもの。
もっと書き味がいいもの。

でも、
LAMY 2000はどれとも少し違った。

細くて、主張がなくて、
よく言えばシンプルだけど、
見る人によっては地味。

ただ、僕にとっては
使っていて気分が盛り上がる銘品だった。

何より、
「使うかどうか」で迷わない。

4色あるのに、
色を選ぶこと自体が負担にならない。

デザインがシンプルだからこそ、
人前で出すかどうかも考えなくていい。

このペンは、
書く前の判断を、静かに削ってくれた。

使い続けて気づいた「迷いの消失」

握り心地がとてもいい。

ただ、
書き心地については、
最初から完璧だったわけじゃない。

正直、純正のペン先はそこそこ。

だから僕は、
三菱のジェットストリームの替え芯
合わせて使っている。

これでようやく、
「一生これでいいかも」と思える一本になった。

ここで大事なのは、
“最高の書き心地”を
探し続けなくなったこと。

ペンを探す時間。
替えを検討する時間。
文房具売り場で立ち止まる時間。

そういう判断が、
ほぼゼロになった。

10年で、
ペン選びに使う思考は、
確実に減ったと思う。

ボールペン迷子なら

最近、三菱鉛筆がLAMYを買収した。

昔は、
「自己責任」で組み合わせていた替え芯も、
今は少し安心して使えている。

LAMY 2000は、
決して安い買い物ではない。

でも、
10年使えると考えると、
これは派手な出費ではなく、
静かな投資だと思っている。

もし、
「ペン選びにもう疲れた」
「これ以上、比較したくない」
そんな状態にいるなら、
一度、この選択肢を眺めてみてもいいかもしれない。

今も僕は、
これ以外を探していない。

ちなみに、判断を減らす道具は、ペンだけじゃない。
最近は、思考そのものを整理するためにPlotterを使っている。
その話はこちらから。

Less is more

LAMY 2000は、
生活を劇的に変えたわけじゃない。

書く速度が上がったわけでも、
字が上手くなったわけでもない。

ただ、
「どれを使うか」を考えなくてよくなった。

書くたびに、
少し背筋が伸びる。

それだけで、
十分だった。

このモノは、
生活を豊かにしたか?

僕にとっては、
それ以上に、判断を減らしてくれた。

あなたにとっての「これ一本でいい」は、
どんなモノだろうか。


※ 僕が使っている
LAMY 2000(4色ボールペン)はこちら。
僕が10年かけて辿り着いた“迷わない完成形”は、この組み合わせだ。

*現在の価格や仕様は、Amazonの商品ページで確認できます。

書くことと、撮ることは似ている。
判断を減らすことで、表現は澄む。
そんな世界を写真でも残している。

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