【テレビ感想文】そして冒頭のシーンへ『魔法少女山田(3)』※ネタバレ感想
概要
楽しみすぎた3話目。本シリーズはひとまずここで区切り。想像以上に理解できないまま終わってしまったので、『イシナガキクエ』のように4話があったらいいな。
(2話目感想は下記)
本シリーズも『魔法少女山田(TXQ Fiction)』の中で『魔法少女おじさん(作中作)』が展開されるという入れ子構造になっていてすごいなー、という程度の低い感想を2話を見た後に書いたのだが、まさかそこからさらに変化球がくるとは思っていなかった。
どうしてもクライマックスに近づくにつれて、演技が大きくならざるを得ず、モキュメンタリーとしての温度感はコントロールが難しそうだが、本作はそれでも絶妙なレベル感で抑えてくれている。
決定的なシーンがあえてうつさない事で作品に没入したまま見る事ができた。
ネタバレあり感想
まとめに入るべき最終話なのに、本シリーズはこれまでの作品と比べても分からない事が多い。
表面上に浮かび上がってくる被害こそ少ないように見えるが(『飯沼一家』では家が全焼してるし、『イシナガキクエ』に関しては言わずもがな)、不気味さはこれまでの中でも随一。
(見えないところの被害はめちゃくちゃ大きそう)
さっそく浅いながらも思った事をつらつらと。
構成が面白すぎる
まずは驚くべきは構成である。


『魔法少女おじさん』というドキュメンタリーを追った『魔法処少女山田』というドキュメンタリーを見ているのかと思ったら、まさか『魔法少女山田』を追った『魔法少女おじさん ~第2章~』を見せられていたというトリッキーな展開。
『2章』が山田さんのその後を指すのか、飯塚貝塚さんを指すのか(多分後者なんだろうなー、お面も被ってたし)
もうこの時点で満足である。
他の気になる点

三田さんと山田さんの関係性というか温度感はやはり不思議。
ドキュメンタリーの対象としては近いような気もするし、2話の煽りも含めると入れ込みようはただの取材対象という域は超えていそう

ここも二章ではなく二弾なのが気になる。やはり二章は飯塚貝塚さんの事でいいのかな?

おそらく唄と何かがトリガーで何かしらの感染が起こるのかなと思ってる。飯塚貝塚さんも完全に影響を受けてるし、この時の観客もただの奇妙な唄に対してノリが良すぎる。

三田さんは明らかに様子がおかしい。そもそも二章も作っているわけだし。

作品全体の雲行きが不穏になる中、この手のモキュメンタリーとしての作りこみをはさんでくれる事で、『本物なのでは?』という気持ちを持ったまま没入できる。

本作で一番怖かったのはこのシーン。意味ありげに尺も取ってるし。
このタイミングでは飯塚さんは既に魔法少女の影響下にあるのだろう

このシーンも怖い。怖いが、『飯沼一家』と位置(外面右上)も含めて同じである事が面白くて怖がりきれなかった。

終盤にきてまでこの手のシーンがはさんでくるのが本当にすごい。尺も無いのにこのクオリティをはさんでくるか。


リアリティを上げるためのシーンと思いきや、意味深なフレーズを入れ込む事も忘れない。


もはや忘れかけていたが、ここにきて冒頭のシーンが回収される。
殴られた久野さんはかわいそうだが、明らかに何か隠してたし、しょうがない部分もあるのかな?

明らかに飛んでるんだよなー。向きも横だし吊られてるわけではないと祈りたい。


とにかく最後のビデオ映像はわからんが怖い。
示唆している事が起こってたとして、なんで唄から子供側の声が先に消えるのかはわからん。
4話には期待しつつ、これで一区切り。
喪失感が大きい。いろんな人の考察を見て回って寂しさを紛らわそう。

