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はじめに|生まれ変わりを、三回経験した話

妊娠や出産は、人生の中で何度も経験するものではありません。
けれど私の場合、三度の妊娠と出産は、そのたびに生活の形を大きく変えてきました。

私にとって妊娠と出産は、
新しい命を迎える出来事であると同時に、
一度死んで、生まれ変わるような儀式でした。

体が変わり、
心の優先順位が変わり、
それまで当たり前だった生活が、もう続けられなくなる。

妊娠や出産は、何かを足す出来事ではなく、
これまでの生き方を終わらせ、
選び直すための機会だったように思います。
一人目の妊娠は、人生のギアが切り替わる合図でした。
二人目の妊娠は、社会に戻り、広がり、そして限界を知る経験でした。
三人目の妊娠は、「無理をしない」という選択を、本気で引き受けるための再設計でした。

当時はただ、目の前の生活を回すことに必死で、
それらを特別な出来事として言葉にする余裕はありませんでした。

けれど時間が経ち、生活が少し落ち着いた今、
点だった出来事が、一本の線として見えるようになりました。

この記録は、
理想の母や正しい選択を語るものではありません。
三度の“生まれ変わり”を通して、
私が生活をどう組み替えてきたのかを振り返る、
個人的な記録です。

この文章が、どこかで誰かの
「変わっていい」
「終わらせていい」
という気持ちにつながれば、うれしいです。

※この記録は、連載形式で少しずつ公開していく予定です。


第一子の記事はこれです


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