見出し画像

Webライター体験談|「ランサーズ」「クラウドワークス」で40代男性だと思っていたクライアントが、実は若い女性だった話「後編」

まず、前編はこちらです。

早速ですが、後編に入っていきます。

納品した記事の行方を追って

私は、クライアントに納品した記事がWeb上で「どのように利用されているか?」を、必ずツールを使って調べるようにしています。

突然連絡が途絶えてから1ヶ月後。

ふと気になり、当時は男性だと思っていたクライアントに納品した中で「一番出来が良い」直近の記事を検索してみました。

すると、とあるブログで私の記事が「ポートフォリオ」として掲載されているのを発見したのです。

それ自体は業界でよくあることなのですが、問題はその「ブログ運営者名」でした。

ここでは仮に「徳山リイ」としておきましょう。

さらに、他にもタスクで募集していた記事が、掲載されていました。

「名前を変えて、このブログでアフィリエイトでもするのだな」

そう思いました。

受注者の中に「徳山リイ」を発見する

ある日、プラットフォームでプロジェクトを探していると、この「徳山リイ」という人物が案件に提案しているのを見かけました。

通常、受注者からは、他の受注者の提案文を見ることはできません。

しかし、「一般的にはあまり存在しない珍しい名前」だったため、気になってそのアカウントへ飛んでみたのです。

そこで見たプロフィールは、私の想像を完全に裏切るものでした。

年齢は20代前半。そして女性。
さらに、本人確認も済ませていました。

プロフィールで生年月日を公開に設定していたため、「20代前半」という年代と性別が表示されていたのです。

つまり、この「徳山リイ」という若い女性こそが私の元クライアントであり、現在は受注者として活動している本人だと、私の中で確信しました。

丸パクリの呆れた実態

「ああ、クライアント側を辞めてライターになったんだな」

そう納得しかけた私ですが、次に目にしたものには心底呆れ果てました。

そのプラットフォームには、「私はこういう仕事ができます」と、対応できる業務内容や料金などをプロフィール上で公開します。

たとえば、
「2000〜4000文字の記事執筆」
「お客様が望むキーワード選定」
「SEOライティングの場合の文字単価」といった条件を記載するアレです。

なんと、彼女が公開していた内容が、私が公開している内容と「数字を変えただけで、ほぼ同じ本文」だったのです。

大幅なリライトもしていないという......。

あの~……。

そういうのは自分で考えて、自分で出しましょうよ。

と思いましたね。

おそらく、「受注数と完了率」の高い人物の真似をすれば、プロジェクト受注率が上がると思ったのでしょう。

彼女の本当の目的とは

点と点が繋がり、彼女の意図が読めました。
つまり、こういうことです。

まずは「クライアント」として発注側に回り、安価で質の高い記事を集める。

その後、今度は自らが「受注者」として再登録し、集めた他人の記事を自分が執筆した記事として、売りさばくこと。

それが目的だったのでしょう。

また、やり取りの中で「30~40代の男性が懐かしむゲームの話題」で妙に話が合ったのは、彼女が単にターゲット(私)の世代に合わせて会話を合わせるのが上手かっただけなのだと思います。

今振り返ると、非常に巧妙だったと言わざるを得ません。

しかし、当時はまだAIも普及しておらず、記事生成ツールなど全く使い物にならない時代でしたから、彼女なりの処世術だったのかもしれません。

そして、また消えた

しかし、0から1を生み出す「ライティング」という作業は、ごまかしがききません。

自分で書くスキルが伴っていなかったのか、彼女は相当数の案件を受注して一時的に評価を高めていったものの、2ヶ月もしないうちにアカウントごと消え去ってしまいました。

ただ、彼女のプロフィールを隅々まで読むと、かなり苦労されてきた方だということは文面から読み取れました。

具体的な内容は、ここには書けません。

おそらくその背景を知っているのは、彼女から仕事をもらい、さらに彼女が受注者に回った顛末まで追っていた、ごく少数の人間だけでしょうから。

果たして今、彼女はどうしているのか。

もしかしたら、あなたが参加しているメンバーシップの管理者が、あの「徳山リイ」さんかもしれませんね……。

感想、お待ちしています。

※クライアント名は仮名ですが、プライバシーに配慮したノンフィクションです。


Webライターとして、ありのままの記事をnoteで綴っています。

「224日で13万ビューをなぜ突破できたのか」ただの自慢話ではありません。

黙っていて申し訳ありませんでした。


いいなと思ったら応援しよう!

ナオヤ | 足切りの恐怖を知る男| Webライター いつも応援ありがとうございます!温かいお気持ちは、ライターとしての執筆活動や新しいゲームへの挑戦資金として大切に活用させていただきます。これからもよろしくお願いします!