ヘミシンクと太極拳の融合 — 体が一つの循環になる感覚。駅のベンチで大周天を体得した。
会社帰り、駅のベンチに座っていた。
夕方でも人はほとんどいない。
電車が出てしまえば、ホームには誰もいなくなる。
私はそこで、
全身にエネルギーを流そうとしていた。
背骨に発生させたエネルギーを、
腕へ、指先へと広げるイメージをする。
すると、
指先がジリジリと振動し始めた。
「来た」
そう思った。
小周天とは明らかに違う。
エネルギーが体全体に広がる感覚だった。
私はこの時、
大周天の入口に立っていた。
小周天により、
背骨を通してエネルギーを循環させる感覚は
すでにつかんでいた。
それによって、
深い変性意識状態に入りやすくなり、
瞑想にも活用し始めていた。
しかし一方で、
ある疑問が生まれていた。
背骨だけでなく、
全身にエネルギーを循環させることができれば、
身体の動きそのものを向上させられるのではないか?
そこで思い出したのが、大周天。

三関から全身にエネルギーを循環させる
小周天が背骨を中心とする一本の循環ループであるのに対し、
大周天では腕や脚を含め、
全身の経絡へと気の循環が広がる。
つまり、
体全体が一つの循環系になる状態
らしい。
実際にどのような感覚が得られるかはわからない。
しかし、無茶苦茶惹かれた。
小周天でも感動だった。
ならば、大周天なら、大感動のはず。
なんて思った。
そして私は、
大周天に取り組み始めた。
そして、
会社帰りの駅で大周天を試し始めた。
電車の中で小周天を行い、
背骨に十分エネルギーを発生させておく。
電車を降り、
静かなホームのベンチに座る。
私の最寄り駅は、
一日平均乗降者数が1000人程度の小さな駅だ。
夕方でも30人ほど降りれば、
次の電車まで誰もいなくなる。
加えて、駅には、妻も息子もいないので、静かな時間を確保できる。
まずは小周天を行い、
丹田(お腹)ー背骨ー頭に気を循環させる。
そして、
指先へと意識を広げる。
ジリジリとした振動が生まれた。
手は成功だ!
次は足先。
残念ながら、その日は感じられなかった。
しかし、
一週間ほど続けるうちに、
足先にも同様の感覚が現れ始めた。
股関節が気の巡りを妨げているような感じ。
脚に気が回る日もあれば、回らない日もある。
そして、結局、大感動したか?
全身に気を巡らせられたことに充実感があった。
しかし、大感動かというとそんなわけでもない。
ただ、全身に気を巡らせることは、
今後、太極拳、気功を進めることに確実に役に立つだろう。
という、なんというか、確信に近い思いがあり。
満足したというところである。
ところで、
技術的にいうと、
大周天を成立させるには、
三関を開く必要があるとされている。
玉枕関(ぎょくちんかん) — 後頭部付近
命門関(めいもんかん) — 腰(第2腰椎周辺)
→夾脊関(きょうせきかん)とも呼ばれる。
尾閭関(びりょかん) — 仙骨付近
まず玉枕関。
これは比較的早く感覚を得ることができた。
小周天で丹田から背骨を通して頭へエネルギーを上げ、
鼻筋から頭頂へ抜けるイメージをすると、
頭の上にエネルギーが抜ける感覚が生じた。
ヘミシンクのフォーカス12や15で、
頭部にエネルギーを起こす感覚には慣れていたことも大きい。
玉枕関は開いた、
と感じた。
次に命門関。
背骨にエネルギーの存在を感じながら、
呼吸で肺を膨らませたり縮めたりすると、
腰のあたりから
魚の背びれのようなエネルギーの突起が出る感覚が生まれた。
命門関も開いた、
と感じた。
問題は尾閭関だった。
一般的には、
仙骨に火をつけて温めるようにイメージすると言われる。
しかし何度試しても、
肛門に力が入るだけで、
仙骨の感覚はまったく変わらない。
正直、少し焦った。
AIによると、
尾閭関を開くことは非常に難しいらしい。
そこで私は、
尾閭関は先送りにすることにした。
尾閭関は開いていない。
それでも、
全身にエネルギーが伝わる感覚は明確だった。
私はこの時、
体は一つのエネルギー循環系になり得る
という確信を得た。
大周天の状態に至ったのだと、
感じた。

背骨を中心に四股にエネルギーを循環させる
そしてこの感覚が、
後に三関突破へとつながっていくことになる。
三関突破とは、玉枕関、命門関、尾閭関を開くこと。
(続く)
このnoteは、
「意識」と「身体」、そして「その先」を探る記録です。
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