ヘミシンクと太極拳の融合 – ヘミシンク以前に気功にハマった話
ヘミシンクや太極拳に出会う前、
実は一度「気」を扱う世界にハマっていた時期がある。
効果を感じることができた練功。
大きな快感を得られると聞いて試したが、何も得られなかった小周天。
結局、そのブームは一年ほどで去った。
ヘミシンクを始める5年くらい前の話だ。
子供のころから精神世界には興味があった。
そして、それが現実世界に影響を及ぼすようなことにも興味があった。
超能力といえば簡単だが、私の行動はもう少し具体的だった。
例えば、弘法大師の虚空蔵求聞持法。
弘法大師は100万回虚空蔵真言を唱えて、大変な記憶力を得たらしい。
大学受験前、成績の上がらない私は、
記憶力の向上を目指して虚空蔵真言を唱え続けたことがある。
1000回程度で諦めた。
未だに記憶力は普通レベルである。
そして大人になり、会社生活も安定したころ、
改めて興味が湧いてきたものがあった。
気功である。
当時の私は、気功に関する本を何冊か持っていた。
そこに書かれていた内容は、健康法としての気功から、
より神秘的な内容まで幅広かった。
呼吸や姿勢によって身体を整え、
気の流れを良くすることで健康になるという説明もあれば、
気を発して相手を倒す、
いわゆる「発勁」のような話も書かれていた。
まるで北斗の拳。
できるなら、
もし本当なら体験してみたいとも思っていた。
まずは「気を発して相手を倒す」という発勁を考えたが、
本当にできるとしても素人には数十年の道に思え、諦めた。
そして具体的に試したのは、
站椿(たんとう)
練功
小周天
だった。
大周天については、当時はあまり記憶に残っていない。
■ 站椿
站椿は、両腕で大きな木を抱くような姿勢で立ち続ける訓練だ。

一見するとただ立っているだけだが、
大地から足の裏を通して頭へ気の流れが発生し、
巡るようになると説明されていた。
これが基本らしい。
馬鹿になって、気を感じるまで頑張ろうと思った。
約2週間、仕事が終わって毎日立った。
ある日、1時間立っても何も得られないので、
2時間、3時間と立った。
気は感じられなかった。
しかし身体がカチコチになり、
木になったような感覚だった。
身体が痛くなるだけで何も得られないので、
やめてしまった。
■ 練功
練功は呼吸や意識を使って
身体の感覚を高めていく方法だった。
座禅をして、両手にエネルギーを発生させる。
発生させるために、おにぎりを転がすように手を動かす。

これは上手くいった。
何か抵抗を感じれば成功と書いてあったと思う。
確かに、手の間に何かがある感覚があった。
感動した。
しかし、それ以上何かが起きるわけではなかった。
■ 小周天
そして小周天。
背骨を通って気が上昇し、
身体の前面を通って下降する循環。
これが開通すると、
非常に強い快感が得られると書かれていた。
その本には、極めて簡単なイラストがあった。

修行者が座禅を組んで小周天をして、
よだれを垂らしそうになっている。
そんなに強い快感なのか?
正直に言えば、
精神世界というより「快感」という言葉に惹かれた。
ぜひ試さねば、と思った。
しかし要領を得ない。
何がどう上がって、どう下ろして、
何を感じるのか分からない。
快感どころか、
体中に力を入れて踏ん張ったり、
力を抜いたりを繰り返していた。
当時の私は、
練功で手の上にエネルギーを発生させることはできても、
体の中でそれをどう扱えばいいのかは分かっていなかった。
何かが足りていなかったのだと思う。
ただ、
それが何かは最後まで分からなかった。
そんな感じで、私の気功ブームは
1年程度で終わりを告げた。
当時は、何も得られなかったと思っていた。
ただ――
今になって思い返すと、
あのときの感覚だけは、なぜか残っている。
そして25年後。
私は、もう一度小周天を試すことになる。
今度は、
はっきりと違う形で。
(続く)
このnoteは、
「意識」と「身体」、そして「その先」を探る記録です。
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