ヘミシンクで、会いたい人に会えるのか ― 20年の実践でたどり着いた方法 ―
「故人にコンタクトしたくて
辿り着いたのがヘミシンクでした。」
このようなコメントをもらいました。
胸が少し締め付けられる思いでした。
大切な人に、もう一度会いたい。
その気持ちは、ごく自然なものだと思います。
私の場合は故人ではありませんが、
ずっと心の中にあったイメージの人物と
ヘミシンク中で会い、会話した経験があります。
だから今回は、
このテーマについて、
20年以上ヘミシンクを続けてきた私の考えを
書いてみたいと思います。
しかし、最初に結論を書きます。
会える可能性はある。
しかし、「できる」とも「できない」とも断言できません。
そして、この記事で紹介する方法は、
モンロー研究所が本来意図していた
ヘミシンクの使い方とは異なる可能性があります。
さらに、私には、
この方法で現れた存在が、
本当にその人だったのか、
自分の無意識が生み出したイメージだったのかを
判断する方法もありません。
私自身が実際に行ってきた、
『会いたい人と心の中で向き合う方法』として
読んでいただければと思います。
また、もしあなたがヘミシンク初心者で、
これからフォーカス27を目指しているのであれば、
まずはGateway Experienceのプログラムに沿って
進めることをおすすめします。
この記事は、F27到達後に一つの可能性として
読んでいただければ幸いです。
私の中にいた、一人の女性
私には、
ずいぶん前から入眠前に
思い浮かぶ光景がありました。

特別美しいわけではない、
ごく普通の風が吹くビーチ。
その真ん中に、
白いワンピースを着た女性が立っています。
その人は、
私を待っているような気がしていました。
男性の妄想と言われれば、
それまでかもしれません。
それでも、私にとっては、
とても大切な光景でした。
「ヘミシンクなら会えるかもしれない」
ヘミシンクを始めて15年近く経ったある日、
ふと思いました。
ヘミシンクで変性意識状態に入れば、
彼女に会えるのではないか?
私は早速フォーカス15へ入りました。
フォーカス15は
時間の感覚を超える状態と言われ、
時間の流れが薄れる静かな空間です。
私はここで静かに過ごすのが好きでした。
そこで、あのビーチを思い浮かべました。
景色が現れます。
まるで、
自分もそのビーチに立っているような感覚になります。
そして、女性へ近づきました。
あるいは、
彼女が近づいてきたのかもしれません。
そこの記憶は、もう曖昧です。
最初から細部まで鮮明だったわけではありません。
ただ、何度か繰り返すうちに、
その存在は少しずつ自然に感じられるようになっていきました。
私は話しかけました。
彼女は答えませんでした。
でも、穏やかに微笑みながら、
一緒に時間を過ごしてくれました。
私は、それだけで十分満たされました。
何度か同じ時間を過ごした後、
私は満足したのか、
彼女に会おうと思わなくなりました。
数年後に起きたこと
それから数年後。
今度は瞑想の中で、
彼女が自然に現れるようになりました。
毎日のように
会話をするようになったのです。
詳しくは「心の中の彼女シリーズ」に
書いていますので、
是非読んでいただければと思います。
彼女が何者なのか、
私は今でも分かりません。
ガイドなのかもしれない。
私の心の中の深い部分なのかもしれない。
あるいは、
全く別の存在なのかもしれない。
答えはありません。
ただ、はっきり言えることは、
私を癒してくれる存在だった
ということです。
私が行っていた流れ
ここからは、
私が実際に行っていた流れを書きます。
他の人が、私と同じ経験をできるかは分からない。
しかし、知らなければ試すこともできません。
(1)身体を十分にリラックスさせる
私はストレッチと頭皮マッサージをしていました。
これだけでも、かなり入りやすくなります。
(2)会いたい人を静かに思い浮かべる
そして、同時に下記を想うことを勧めます。
今日、会えれば幸せです。
会えなくても大丈夫です。
一度で会えなくても構いません。
「絶対会いたい」と力むほど、
変性意識は遠ざかってしまいます。

(3)フォーカス15へ入る
できれば、フォーカス27まで経験し、
イメージを扱うことに慣れてから
行うことをおすすめします。
イメージ力が豊かな方であれば、
フォーカス27を経験していなくても
十分試す価値はあります。

暗いが真っ暗ではない、静かな空間。
私の場合は、
フォーカス15の方が、
自分の意思でイメージをコントロールしやすいと感じています。
一方、フォーカス27では、
自然と存在が向こうから現れることが多く、
こちらからイメージを組み立てる感覚はあまりありません。
もちろん、
フォーカス27の方がやりやすいと感じる方は、
同じ要領で、そこで行っても構いません。
人によって感覚は異なるため、
どちらが正しいというものではありません。
ここでは、
そのフォーカス15でイメージを起こす方法を紹介します。
(4)風景から作る
フォーカス15において、イメージを膨らませます。
最初から人物だけを思い浮かべようとはしません。
まず、ビーチや森、湖など、
自分が落ち着ける風景を思い描きます。
その中の遠くに、その人がいる。

まずは、それだけです。
思い浮かべるのは、
思い出の写真でもいいですが、
場所の記憶が雑念となる可能性もあります。
会いたい相手に関する記憶は過去のものです。
ですから、初めは細部まで作ろうとせず、
ぼんやりした状態から始めます。
すると、記憶が少しずつ引き出され、
徐々にイメージが確かになってきます。
イメージを思い浮かべ始めたばかりの頃は、
頭の中は黒やグレーのような暗い背景の中に、
部分的に風景が見えるだけかもしれません。

その場合は、暗い部分を気にせず、
見えている部分だけに意識を向けてください。
見えている部分が消えそうになるかもしれません。
気にせずそのまま保持します。
力まないように。
力みを感じたら、ゆっくり息を吐きます。
消えてしまえばもう一度起こします。
続けるうちに、イメージが少しずつ広がり、
暗い部分は自然に小さくなっていくと思います。
もし風景すら浮かばないのであれば、
まずは美しい景色を思い浮かべる練習から
始めることをおすすめします。
単純に、美しいビーチ、温泉など
快い風景を思い描きます。

ここで、勘違いしないようにしてください。
初心者がイメージを起こせないことは普通です。
ゆっくりイメージ力を高めていってください。
(5)近づく
ゆっくり近づきます。
相手が近づいてくる場合もあるかもしれません。
(6)話しかける
相手は答えないかもしれない。
それはそれで良しとしてください。
ここから先はコントロールは難しいです。
回を重ねれば、
話すかもしれないし、
話さないかもしれない。
一方で、運よく相手が答えたとしても、
最初は、自分が思っている通りの回答をしてくる
可能性が高いです。
自分が作り出した相手の像なので、
相手が話すことも自分が思っている事が
中心となります。
でも、話をゆっくり続けてください。
すると、ポロっと、思いもよらぬことを話すことがあります。
そこから、話の展開がはじまります。
話が上手くいかないことにいらつくと、
変性意識状態を維持できなくなるかもしれません。
そして、相手の像自体が消えてしまう可能性があります。
あくまで、リラックスしてください。
今回がダメでも、
また次回、同じようにすればよいのですから、
焦らないで。
(7)終わる
不思議と、
「今日はこの辺で終わろう」
と思う瞬間が訪れます。
私は感謝を伝え、静かに意識を戻していました。
一つ問題があります
フォーカス15の音源は、
このような体験をするには少し短いと感じていました。
そのため私は、
LosslessCutというフリーソフトを使い、
フォーカス15の滞在部分だけを
3回切り貼りして、長く編集して使っていました。
最近は、瞑想により、
ヘミシンク音源を使用せずに
F15と同じ変性意識状態に
到達することができるようになりました。
そして、瞑想の中で行動します。
すると、1時間程度は行動出来ます。
1時間も行うと、疲れてきて、自然ともう終わろう、
と思うようになります。
瞑想により、
ヘミシンク音源を使用せずに
F15と同じ変性意識状態に到達する方法は
また別の記事でお話ししたいです。
まとめ
私は、この方法で意図した人に会える可能性があります。
しかし、現れた存在が、本当に意図した相手だったのか、
自分自身の深い心だったのかも分かりません。
そのため、
相手の言葉が本当に
「その人の言葉」であると、
信じ込まないようにしてください。
相手があまりにも
具体的な指示をしてきた場合は、
残念ながら、あなたの主観が
そうさせている可能性が十分あります。
でも、確かなことがあります。
会いたい人を静かに思い、
焦らず、穏やかな時間を過ごすことは、
人の心を癒してくれます。
その相手が誰だったのか。
私は今でも答えを持っていません。
けれど、
その時間は、
私にとってかけがえのないものでした。
もしこの記事が、
誰かが大切な人を想う時間の助けになれば、
とても嬉しく思います。
(おわり)
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