新曲で彩る一週間【9/1~9/7】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。9/1~9/7リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『君と明かした夜』/ 常闇トワ × 獅白ぼたん
◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:東京真中
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/AAUyjV
週刊少年マガジン連載中 『灰仭巫覡』イメージソング。和の趣を帯びた美しいサウンスケープが広がり、夜の帳に溶け込むようなロマンチックな世界観を描き出す1曲。横揺れグルーヴに導かれ、じんわりと沁み入るメロディが良いですね。トーンの異なる2人の歌声のコントラストもお互いに魅力を引き立たせています。
#2『真夜中遊園地』/ 夢限大みゅーたいぷ
◆所属:ブシロードミュージック
◆作詞:烏屋茶房、作編曲:哥丸雄貴、編曲:堀江晶太
◆デジタル配信:https://bmu.lnk.to/yumemita_3rd_SGid
3rdシングル表題曲。幻のデビュー曲でもあった楽曲で、TVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード Divinez デラックス決勝編』週替わりEDテーマに抜擢された事でリアレンジや歌詞の世界観を取り入れ、遂にリリースされました。サウンドもノリも電波感に溢れたロックナンバーで、真夜中の遊園地を駆け回る様な高揚感を生み出していますね。2サビへの移行が滑らかすぎて、そこからシンガロング必至の一体感も最高。"全てを歌に変えて 駆け上がれ今舞台へと”と、決意を刻んだ歌詞も熱く、ライブでは盛り上がる事間違いなしでしょう。
#3『By Colors!』/ Idios
◆所属:にじさんじ
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00199307
来年1月には3周年を迎える同期ユニットの、1stミニアルバム。D.watt (IOSYS)や、原口沙輔、木下龍平など、豪華クリエイター陣による完全新曲の全5曲を収録。
Tr.1「参戦決定☆メタモリディオス」は、タレントにとってもファンにとっても待望だったであろう自己紹介ソングで、IOSYSらしい電波ソング的ノリも合わさった愉快なオープニング。Tr.2「Iキャラライン」は、小ネタやラップまで取り入れ、心地好いグルーヴを生み出していくオシャレなダンスナンバー。Tr.3「こいのね!」は、晴れやかなブラスサウンドに包まれたアイドル風ラブソングで、キャッチーなサビが耳に残りますね。Tr.4「Hai」は、煌めくランウェイを練り歩く様なスタイリッシュさを魅せ、ライブステージでの化け方も想像させてくれました。Tr.5「あんぶれらシンデレラ」は、ファンシーでポップなサウンドが弾けながらも、身体を揺らさずにはいられないリズム感とテンション感が癖になり、ラスサビは少しエモーショナルなのも嬉しい1曲でした。キュートな一面からクールな一面まで、自在に変わる歌声は7人とも個性的でバランスも良く、そんな個の魅力が最大化されたままグループとして響いた瞬間の説得力も圧巻な1枚でした。11月7日、8日には、1stワンマンライブの開催も決定。当選したら行くぞい!
#4『夢に溺れる。』/ ヨノ
◆所属:RK Music
◆作詞・作編曲:ヨノ
◆デジタル配信:coming soon...
7thシングル。作詞作曲に加え、編曲までも自身で初めて手掛けた意欲作。幻想的な世界観が広がり、きめ細やかで澄み切ったサウンドスケープは、彼女の切なげで神秘的な歌声と完璧に溶け合っていますね。水彩画の様に繊細なグラデーションがありながら、確実に心の奥底まで浸透していくパワーがあると云うか。後悔と焦燥感を一度きりの夏で象った歌詞、浮遊感を纏いながらも緩やかにヒートアップしていくサビが胸を締め付けてきますね。
#5『HOME』/ 明透
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:Sabio/高村風太
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/STMkPmoL
ニューシングル。8月30日に開催された2ndワンマンライブ『BIRTH』のラストで初披露されました。音楽による人との出会いや繋がり、そして自分の音楽が、どんな時もあなたを支える、安心できる心の居場所でありたいと云う、明透の活動に懸ける想いが込められた1曲。雄大に広がるブラスサウンドは祝福の光のように温かく、華やかさと優しさを両立したJ-POPナンバーに仕上がっていますね。そこに重なる明透の歌声も、柔らかく伸びやかで。いつどんな時だって迎え入れてくれる優しさを感じました。
#6『戯れ』/ 琶舞
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:小ノ寺 空 /Δ
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/7zJn5D_c
2ndシングル。愛から生まれる"痛み"をテーマに制作され、情景が浮かび上がる歌詞が印象的なエレクトロナンバー。美意識の高い繊細なサウンドデザインで空間を支配し、切なげなメロディが胸の奥深くへと刺さってきます。浮遊感を演出しつつも、抑えきれない感情によって徐々に熱を帯びていく展開もアツい。そして何より、儚くもどこか神秘的なオーラを放つ歌声が核に据えられていますね。イヤホンorヘッドホンで聴く事を強く推奨。
#7『光』/ 花譜 × Mori Calliope
◆所属:花譜 ⇒ KAMITSUBAKI STUDIO、Mori Calliope ⇒ ホロライブ EN
◆作詞・作曲:たなか、作編曲:椎乃味醂
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/Light
「組曲2」第7弾は、森カリオペとのコラボ。現在開催中の大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオンの一環として行われたバーチャルライブ『ARK或ル世界』で初披露されました。ジャズチックに刻まれるビートの上で、幻想的なサウンドスケープが広がっていく1曲。花譜のウィスパー気味な歌声が空間に揺蕩う一方、Mori Calliopeは切れ味鋭いラップでアクセントを加えていて。声質にはかなり違うからこそ、同じ方向へ突き進んだ時に、この絶妙なコントラストが独特の推進力を生み出しているなと。
#8『Blessed Rain』/ 白玖ウタノ
◆所属:UniVIRTUAL
◆作詞:結城アイラ、作編曲:神田ジョン
◆デジタル配信:https://laglean.lnk.to/BlessedRain
2ndシングルCD『Door→』から先行リリース。切実に滲み出す"歌うこと"への愛情に心を揺さぶられるロックバラード。泣きのギターソロも搭載され、楽曲全体をさらにドラマティックに彩っていますね。そして何より、切なさを抱えながらも力強く響く歌声が圧巻で、彼女の歌唱力の真価を存分に感じられました。一言一言に丁寧に情感を込めて紡いでいき、聴く者の心にも温かな光を広げていく、そんな魅力があります。11月5日の2ndワンマンライブは無事にチケット握れたので今から楽しみです。
#9『花吹雪』/ 百鬼あやめ
◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:Vell
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/GE9hw3
ニューシングル。9月3日の7周年記念ライブで初披露されました。和のサウンドや音階をふんだんに盛り込みながら駆け抜けるロックナンバー。伸びやかで宙を舞うようなメロディは花びらが舞い上がる情景そのもので、随所で覗くメタルのグルーヴによる迫力もグッド。可愛らしく輪郭のはっきりした歌声も、華やかで一輪の花の様に美しく映えていますね。
#10『継炎』/ MEMESIA
◆所属:RK Music
◆作詞・作編曲:篠崎あやと
◆デジタル配信:https://linkco.re/rm3qU9SM
2ndシングル。ピアノやストリングスを携えた荘厳なロックナンバーに仕上がっており、ダークな情緒をドラマティックに描き出していますね。切なくしっとりと響く表層の下には、悲壮感から湧き上がる熱の類が静かに燃え続けていて。ダイナミクスに負けない芯の太い歌声は、揺らぎを持ちながら深く心に沁み入り、確かな余韻を残してくれました。
#11『チューニング』/ 夢限大みゅーたいぷ
◆所属:ブシロードミュージック
◆作詞:仲町あられ・千石ユノ・堀江晶太、作編曲:千石ユノ・堀江晶太
◆デジタル配信:https://bmu.lnk.to/yumemita_Tuningid
今週2曲目のニューシングル。9月7日の4thワンマンライブ『アンロック・ザ・フューチャー』で初披露されました。歌い出し数秒で堀江晶太すぎて神。バンドサウンドの骨格を担いながら、電子音とキーボードが荒々しくも切なくも響き合っているのが、如何にもゆめみたらしい。まるで電波信号を交わしているかの様な近未来的な世界観が広がっていますね。2サビ無し溜めを経てラスサビを迎えるクライマックス展開美も、最近の堀江晶太すぎだし、Vo. 仲町あられの真っ直ぐな歌声も相まって、泣きを誘いますね。アニメ化決定、素顔を公開した新アー写、キャリア最大規模の全国ツアー、1stアルバムリリースなど告知も沢山発表されました。今後の活躍が楽しみですし、またワンマン行かねば!
#12『Turquoise』/ 水瀬いのり
◆所属(レーベル):KING AMUSEMENT CREATIVE
◆デジタル配信:https://inoriminase.lnk.to/Turquoise
2ndハーフアルバム。12月には活動10周年を控える中で届けられた1枚となっており、渡部チェル、栁舘周平、白戸佑輔、藤永龍太郎と言った、彼女の音楽活動を支えてきた、信頼しかないクリエイター陣7名によって書き下ろされた全8曲(内Interlude1曲)を収録。
名盤です。彼女の誕生石・ターコイズをテーマに、「旅の安全を守る石を携え、未来に向け歩き出す」と云う想いの元で制作された今作。10年分の足跡と、その先に広がる輝かしい未来へのエネルギーを、楽曲の表情だけでなく、彼女のナチュラルで芯のある歌声からも強く感じられる1枚でした。クラップとシンガロングで高揚感を煽るInterlude「Calling Blue」から表題曲Tr.2「Turquoise」への流れは見事。皆んなで進んでいく力強さ、そこには大自然すらも味方に付けるスケール感もあり、ライブ映え間違い無しだなと。リード曲Tr.3「夢のつづき」は、デビュー曲「夢のつぼみ」と同じ制作陣が再集結。同楽曲をオマージュしたフレーズや、デビュー当時の自分に宛てたメッセージのような歌詞が散りばめられた、今だからこそ歌える1曲。Tr.4「まだ、言わないで。」は、輪郭の美しいスペーシーなサウンドが彩り、非常に心地好いい1曲。Tr.5「アニバーサリー」は、祝福と感謝に満ちたバラードナンバー。Tr.6「NEXT DECADE」は、テクニカルなギターフレーズが鮮烈に走る、ジャズチックでクールなナンバー。Tr.7「My Orchestra」は、温かいオーケストラサウンドに包まれながら、伸びやかで美しい歌声に導かれる1曲でした。そして、ラストは藤永龍太郎によるTr.8「海踏みのスピカ」。いつも期待を超えてくれてありがとう、最高でした。瑞々しいギターを筆頭に広がる開放的な情景、優しく呼びかける様な台詞っぽい歌詞、エモーショナルなメロディライン。ピアノで泣きを誘い、ラスサビで一気に駆け抜けるダイナミズムよ…。これまで自身が手掛けてきた名曲を総括しつつも、未来への確かな意志を感じる傑作でした。どの曲も10周年ツアーで聴けるのが今から楽しみです。
#13『Luv Sux Sessions』/ Survive Said The Prophet
◆ジャンル:ポストハードコア、メタルコア、オルタナティブ・ロック
◆国:日本(東京)
◆レーベル:Sony Music Records
7thアルバム。来年で結成15周年を控える通称"サバプロ"の、約3年ぶりとなるフルアルバム。7月には、長きに渡りバンドを支えてきたGt.Ivanの脱退が発表され、3人体制となってしまいましたが、アルバム自体は4人で制作されたはずです。数々のタイアップを獲得してきた「Paradox」以降のシングル4枚に、新録6曲(内Inst3曲)を加えた全10曲を収録。
名盤。今作のテーマは"愛"。バンドの過去・現在・未来を紡ぎ出したと云う事で、原点回帰まではいかないけれど、確かに懐かしさが頬をかすめる瞬間があり、それと同時に、未来へと新たな出発を切るアグレッシブさも息づいている1枚でした。エモーショナルな美メロを軸に、開放的でキャッチーに仕上げる手腕が見事。そこに活動初期から貫かれている叙情性や、スクリーモ的な衝動を閉じ込めていくサバプロ節も最高で。ピアノを中心としたエレクトロ要素のエレガンスな質感も一級品で、より立体的かつ映画的なサウンドスケープとなっていますね。その中で、Vo.Yoshは様々な感情の滴を一つ一つ丁寧に落としていく様に、アグレッシブに叫び、爽やかに駆け抜け歌い上げていく。先行シングルはどれも良かったですし、リメイクされた2014年の名曲Tr.6「I Guess I Won't Tell」は、このタイミングだからこそ響く過去からの贈り物でしょう。そして新録曲は、Tr.8「Adue」が今年最大の名曲。2016年にリリースされた「Follow」とかに通ずる至極のメロディラインで泣かずにはいられなかったです。Yoshの歌唱力は今でも国内屈指だと思っているし、サバプロは大丈夫だと、そう確信と希望を持つ事ができました。全国ツアーはファイナル東京遊びに行くので楽しみです。
#14『GALLOWS』/ blessthefall
◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ(アリゾナ)
◆レーベル:Rise Records
待望の7thアルバム。2018年に6thアルバムリリース後、Dr. Matt Traynorが脱退し、そのまま実質活動休止状態へ。しかし、2023年には「Wake The Dead」をリリースし、昨年4月には久々の来日も果たしました。そんなベテランバンドの前作からは約7年間ぶりとなる復活作。先攻シングル4枚に、新録6曲を加えた全10曲を収録。
名盤。捨て曲一切なし。聴けばすぐに解る、"あの頃"感が満載。メタリックに荒れ狂うサウンドと抜群のメロディセンス、突き抜けるハイトーンと凶悪なスクリームのコントラスト、そしてグルーヴィーで強烈なブレイクダウン。自分達が築き上げた様式美を貫きつつ、そのトーンをより引き上げ凝縮し、研ぎ澄まされたモダンでクリーンな音像にアップデートする事で、今でも十分に通用すると魅せ付けてくる気概や情熱を感じる1枚でした。新録曲も粒ぞろい。Tr.3「Venom」はスリリングな緊張感を纏い、それを切り裂くのは聴き馴染みしかない伝統リフ。Tr.4「Somebody Else」は、CasketsのVo. Matt Floodを迎え、2人の声が情感を重ね合う。表題曲Tr.6「Gallows」疾走アグレッションとメロウな泣きの交錯具合が最高。Tr.7「Light The Flame」はミドルバラードでありながらピロピロギターが心地好いく、スクリーモへの原点回帰を感じさせた先攻シングルTr.8「Fell So Hard, Felt So Right」との繋がりも良かったです。Tr.9「Y.S.A.B」 は、細かなチャグによるブレイクダウンでタイムスリップできる令和の「Youngbloods」で発狂。そしてラストを飾るTr.10「This Ends With Us」は、スケール感を以てメロディアスに展開し、シンガロングによるクロージングで静かな余韻を残してくれました。特筆すべき革新は無いのだけれど、10年代前半メタルコア/ポスコア全盛期を共に駆け抜けてきたファンにとっては約束された満足感がありました。過去作への想い出補正があるからこそ響く、その確信を共有できた様な喜びもあって本当に良かったです。また来日公演待ってますよ。
#15『what are we now ‽』/ Stain the Canvas
◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:イタリア(ミラノ)
◆レーベル:InVogue Records
ニューシングル。甘美に誘ってくる魅惑的な雰囲気で、トラップメタルの要素を巧みに取り込みつつ、極上のメロウなグルーヴも生み出していく彼等らしい1曲。ボーカルワークも色気を帯び、多彩な表情を魅せてくれます。バックでスクリームを重ねているミックスも良いですね。そしてブレイクダウンでは牙を剥き、破壊力抜群なのも最高。
#16『sakura』/ SheeSawHarm
◆ジャンル:スクリーモ、ピカレスク・ロック
◆国:日本(京都)
◆レーベル:自主
ニューシングル。切なく物哀しい雰囲気が漂う中、儚げながら祈りを捧げる様なサビメロが胸に響く1曲。それが逆に際立つ様な、目まぐるしくアグレッシブな展開が刺激的で、情動を掻き乱してきますね。感情を爆発させる多彩なスクリームもそれを見事に表現していて、風情と激情が互いを削り合ってる感じがとても良い。
#17『Business As Usual』/ DALI
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:フランス
◆レーベル:自主
ニューシングル。どこか奇妙な空気感でありながら、フランスらしい上品さも兼ね備えたメリハリある展開で魅せますね。不協和音じみたシンセが鋭く切り込み、Djentリフもその境界線をなぞる様に絡み合っていて。牽引力あるボーカルと共に生み出される重厚なグルーヴで叩き付けられる感覚も心地好い。改名後からリリースペース安定してるので、アルバム来そうですね。
以上、9/1~9/7はアルバム2枚、EP2枚、シングル13枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
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